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[書評] サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質 ー 才能が開花する環境のつくり方 ー

みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。

私は生来 反射神経とか瞬発力とか、
速い応答性を求められるのが苦手である。

したがって基本的にスポーツの類は
どれをとっても苦手だったし、
他人のプレーを見ていても
状況の理解が追い付かない。

まさに サッカーなどは その典型で、
なんとなく攻めてる・守ってるといった
非常に荒い解像度でしか認識できない。

そういう理由から生まれてから長らく
サッカーには興味を示さずにきたのだが、
最近は マンガ「アオアシ」の影響で
いくらか関心を持つようになった。

相変わらずプレーや技術論には
ついていけないが、
今回のテーマは「育成」

職場のリーダーとしても、
得るところが多そうな期待溢れる本である。


Kindle で書評集を出しました!!


大人も子どもも難しい

専門性の高い仕事柄、
そのチームのマネジメントというのは
常に頭を悩ませている。

知識や技能といったことも
身につけてもらわなければならないが、
教えれば理解してくれる
というわけじゃない。

もちろん物覚えにも個人差はあるから
理解が遅いことを責め立てる気はないが、
明らかに「コイツ覚える気ないやろ…」と
思えることが少なくないのも また事実。

ふた昔前くらいなら
「プロ意識を持とうよ」とでも
言えたのかもしれないけれど、
現代では 必ずしも
通用する理屈ではなさそうだ。

ここまでは全て私個人の体験だが、
この本を読んでみると
必ずしも大人だけの問題でも
なさそうである。

人を育てる

この本は表題のとおり
サッカーの育成 とりわけ
少年世代の育成における話題が
多く出てくるのだが、
サッカー少年の中でも
伸びる子と そうでない子は
指導者から見ていると
如実に分かるらしい。

こうして考えてみると、
何も(私がもどかしさを感じている)
大人たちだけの問題ではなく、
その根源は子どものうちから
持っている「人間の性質」なのだと
考えさせられる。

それ自体の善悪とは全く別の話として
「本気で学ぶ」という意識は、
性善説や性悪説の議論のような
「人間本来の性質」としては
備わっているものではないのだろう。

だが性悪説だって 教育の力で
善を身につけられるように、
学ぶ姿勢も 周りの大人や
指導者の言動によって
身につけさせることができるのだ。

いくら指導者とはいっても、
それは人生の一時の関係に過ぎない。

自分の人生は、
自らの学ぶ姿勢によって
上へ上へと昇っていかなければ
ならないのだ。

その意味において、
「人を育てる」ということは
その「学ぶ姿勢」や「学び方」を
身につけさせてあげることに
なるのだろう。

自分を育てる

さて かくいう私は 相変わらず
職場での育成には難儀しているが、
この手の育成論を学ぶときに
考えることがある。

「人を育てる」と言われたときに、
いったい 誰を育てるのか。

私は常に
「自分自身を育てる」
というように読み替える。

前述のとおり、所詮 他人は他人。
いくら学ぶことの意味や意義を
説いたところで、
皆が皆 分かってくれるわけではない。

もちろん 私が信じている
「学ぶことは善である」
という命題自体が、
万人において善だと
受け入れられるとも限らない。

あるいは 学ぶ姿勢が
見えないと思っている人間が、
本当に学ぶ意思がないとも
学ぶ姿勢を否定しているとも限らない。

これを突き詰めていくと
デカルトの「Cogito ergo sum我思う、故に我あり」に
行き着くのだが、
ともかく確実なものは
自分の意思のみなのだ。

私は
「学ぶことは善である」
と信じている。

そして私は 学ぶことで
成長したいと考える。

だから育成論を自分に当てはめて、
自分で自分を育てていく。

学ぶことは育てること。

まだまだ私には
伸びしろがあるはずと信じて。

こんな人にオススメ!
・サッカーを題材にした話で
 成長をしていきたい人
・子どもや部下の育成に悩んでいる人
・アオアシが好きな人

お読みいただき、
ありがとうございました。

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