【5人家族都心ヴィンテージマンションリノベ記】A社の初回プランニング提案&見積もり
この記事は、2023年10月契約〜12月最終打合せ。24年1月着工、5月から住み始めた築50年越えマンションをフルリノベした記事です。
記事の情報は当時のものであることをご了承の上お読みください。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧ください。
前回の記事では、B社の初回プランニングのことを書いた。
人生で初めてうける建築家による間取り提案。素人では全く想像もつかなかった斬新な間取りに感激し、「もう、そちらで工事をお願いします!」と言ってしまいそうなほどにプロならではの切り口に感動。昂った気持ちのまま10日ほど経て、今度はA社のプレゼン兼見積もり提出の日がやってきた。
今回見積もり作成をお願いするにあたって、この本に習い、見積もり金額の差をざっくり500万円ほどつけた2パタンの見積もり作成を依頼した。というのが、C社へ訪問した際、「設定している●●●●万円では弊社では水回りは既存利用、一切新しくできないと思ってもらったほうがいいですよ。リフォーム予算の組み替えをしたほうがいい」と言われたことがずっと気になっていたから。
プラン提出前に・・・まさかの事実発覚
A社の打ち合わせ店舗に夫婦で訪問。
出迎えてくれたのは初回のヒアリングをしてくれた建築士の女性、そして営業担当の男性2名。
「今回のご提案なのですが、事前に竣工図や管理会社への確認を経て、「トイレ(PS)の位置変更は極力避けてください。」という、規約ではありませんが、推奨事項がありました。万一変更するとなると、管理会社が把握する限りでもかなりの確率で配管詰まりが発生するそうです。このマンション内の過去事例でも、トイレの位置変更により、何度も配管が詰まって、工事をやり直した(トイレの場所を当初の位置に戻す)」という事例まで生じているそうで。ですので当社としましても管理会社からの推奨に則り、トイレの位置は既存のままとしました。それにより残念ながら、大幅な間取り変更が難しく、残念ですがご了承ください。」
という衝撃の前提条件を提示される。
先日初回プランニングを受けたB社では、トイレの場所を大幅に変えることによって、ノイズのない画期的な生活導線が成立していた。B社から受けたあの提案では、果たしてトイレの位置変更についてどのように考えていたのだろう・・・。
制約を踏まえても尚、丁寧に意向を汲んだ間取り
リノベーションするにあたって、衝撃の制約を伝えられることからはじまったA社の提案。
ただでさえヴィンテージマンションで余分な梁などもあり、また閉米数も73平米と5人で住むには決して広くない。そして更にここに来て現れた、トイレの位置変更不可という制約。
それでも担当デザイナーさんは私の意向を溢すことなく丁寧に汲み取って、試行錯誤しながらの3パタンの間取りに落とし込んでくれていた。
●うちの間取りBefore

●A社の初回打ち合わせを踏まえた案のうちの1つ

先日提案を受けたB社の案に比べると、どうしても既存の生活導線と変わらず、見慣れた間取りなのでワクワク感に劣ってしまう、というのが正直なところ。
痒いところに手が届く設計案はデザイナーの性格そのもの
ただ、こちらの図面をみても分かる通り、A社が提案してくれた案では、私が伝えた「既存の家具を活かしたい」という点はきちんと間取り内でリプレイスされている。そして、R壁やR開口なども計画案に反映しれくれていた。
そして何より一番驚いたのが、うっかり伝えていなかった既存の生活用品(洋服、靴、シーズンオフもの等保管しなければならないもの)の収納スペースに関して、こちらについては事前に伝えていなかったにもかかわらず、細かなスペースをたくさんつくって収納計画もしてくれていたのだ。
率直に思ったのが、「目新しさや斬新さには欠けるかもしれないけれど、なんて気が利くんだろう」。その一言だ。
いざ見積もりは?
そして肝心の見積もり。
これに関しては、すでに組んでいる銀行ローンの金額に近しいもの、それから予算を追加したらどのくらい「できること」の幅が広げられるか。2パタン出してもらった。
「意外とかかるな」というのが率直な意見だったが、拘らなければ色々と削減できるということもわかった。逆に、追加することでオーダーキッチンの可能性や、壁や床材に予算をまわせるということも。
そして安堵したのが、C社の言っていたように、追加で600万円用意しないと水回りの工事ができないというわけでもないようだ。
2社のプレゼンを受けて感じたこと
ここまでA社とB社、2社のプレゼンを受けた(B社は見積もりはこれから)。関わる組織や人が違えば、事前調査の進め方からプレゼンの方向性までまるで変わるということがよくわかった。
しかしこの日夫婦でA社のプレゼンを受けてもっとも気がかりだったのが、「トイレの位置変更」について。築52年のヴィンテージマンション。上階の音が聞こえやすかったり、老朽化した配管で水のトラブルが起こりやすいと聞いていたり(幸い14年住んできて我が家にトラブルが降りかかったことは皆無だったが)、長く住み続けていろいろな経験があるマンション、そして共同住宅だからこそ、余計なリスクは背負いたくない。そう強く思った。
フラットに考えて、水漏れトラブルって絶対避けたい。トイレが詰まって使えなくなるというのも、いくらお洒落な部屋に住んでいても、そもそも何かが間違っているでしょ、と。
各社に現地調査に来てもらったときの記事にも書いたが、会社によって調査の仕方はまるで異なるな、との印象をもった。今回A社は管理組合に事前に色々なリサーチをして設計案を提案してくれたが、果たしてB社は管理組合へ事前確認はしていないのだろうか・・・?
B社のプレゼンは1週間後。
提案してくれた設計案はとっても気に入っていたが、トイレのつまりや水漏れリスクは背負いたくない。そんな訳でB社に、A社からきいたとは言わずに、「管理組合で聞いたのですが」ということにし、「トイレの位置は変えずに設計案を考えて欲しい」という連絡を入れることにしたのだった。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートいただけると嬉しいです。
いただいたサポートは、今後より充実した記事発信のための、取材や調査費に使わせていただきます! 