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全部逆張りにしたらいいんじゃないか(社会人の武装の仕方㊷)

経験が大事だ、と言われる。
だから、他の人と、別のことを経験したらいいんじゃないか。
そうしたら、他の人と差別化もできるかもしれない。

みんながいいぞと思ってやっていることと、別のことをやるっていうこと。
そういう経験のトンネルを抜けた後にある、他とは違った自分っていうのを探していく。
あえてマイノリティーを目指すこと。
それこそが文学的だと思ってきた?

AIが回答を持っているような、一般的で退屈な人生は、どうなんだろう?
全部逆張りにしたらいいんじゃないか?
世間一般がいいと言っていることの、逆張りを。

つまり、AIに全部聞けよ、という時代には、AIにあえて聞かないということをやって、人生がどうなるのか。

ハックスのような、すばらしい方法論が出てきたら、それにあえて逆張りして、それを選ばない、という生き方。(社会人の武装を、あえてしない、ということ。)

教育が、学校が、しようとしていることを、受け取らないということ。(それでは、人類の継承はどうなるのだ?)

親の言うことを聞かない、ということ。(放蕩息子よ、帰っておいでなよ。)

村上春樹さんは、それぞれの生き方そのものが実験である、というようなことを言っていた。
長距離を走ることをやって、注文を受けずにものを書いて、文体を磨き、インタビューをし・・・
何をしていくのか、その先に何があるのか、人生は壮大な実験である。
アーティストの人生って、そういうところがある。

そうであれば、みんなが読む本は、あなたは読まないだろう。
売れてしまったが最後、その小説は、逆張りのあたなには読まれない。

でもそうして、他と違うあなたを、どこか期待している私がいる。
みんな同じリクルートスーツを着て、同じような色で、同じような髪型で、みんな何になろうとしてるんだい?


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