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taiki_yumoto
脚本(文学とは何か⑮)
脚本について。
脚本も文学である。
脚本には、いろいろな言い方がある。
台本、脚本、戯曲、シナリオ。
戯曲は、「シェークスピアの戯曲」のように、劇の形式を使って書かれた文学作品として用いられる。
シナリオは、映画やテレビの脚本として用いられる。
台本は、セリフなどが書かれた脚本の本のような感じか。
脚本をもとに、監督や演出家、そしてそれを読み取った俳優たちが演技をして、演劇や映像作品は作られていく。
小説のテキストは、読者が脳内で場面を再現するための脚本であると言えるかもしれない。
映画などのリメイクの際には、まず脚本が書き直される。
映画の根本たる脚本部分に、心臓部、最重要部分を見ることができるかもしれない。
その部分は、文章表現で書かれた、文学である。
このように見ると、文学は、映画の心臓部である。
いやしかし、映画などの物語の設計図には、絵コンテもある。
文章で補ってはいるが、アニメーターや美術関係の人々の間では、絵による会話がそこにはあるのかもしれない。
文章は記号である。
なんらか、意味を含有した記号をやりとりする。
そういう意味で、映画や演劇や小説の根幹部分にある、物語や魂の部分、そこを、文学と呼んでも、差し支えないのではあるまいか。
文学的でありたい。
