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emptybird
やり残し感3(社会人の武装の仕方㊴)
燃え尽きた人たち。
Aは、好きな仕事に就いて、一生懸命がんばっていた。
子育てのために一度休み、再び戻ってきて仕事を続けていた。
結果も出して、これからだ、と周囲が思っていた矢先、この4月から退職するのだと知らされた。
彼女は早上がりするためにがんばりすぎていたし、家庭がどうであったのか、周囲は知りもしないことなのだ。
彼女はみたび、復職することはあるのだろうか。
Bは、大学時代に、大学運営側と、学生側との間にあるような組織で活動していた。
社会的な意味合いも含むサークル活動のようなもので、資金も潤沢だった。
バイト代のようなものももらえたし、知り合いも増えたし、飲み会も多いし、始めの頃はものすごく楽しんでいた。
しかし、学年が上がり、幹部に近づくにつれて、仕事量や責任は増え、大学の外にある社会のしがらみも垣間見え、忙殺されるようになっていった。
卒業に向けて学業のほうの負担も増え、就職も近づいてきた頃には、すっかり疲弊し切ってしまった。
卒業後、田舎に帰ったらしいが、その後のことは知らない。
Cは、体育会系の部活動で、ともかくコーチの言うことをよく聞き、純粋に努力し、邁進し、身体をこき使うことをいとわなかった。
やがて、身体の一部に支障をきたし、手術をしなければならなくなった。
手術後、復帰し、また同じように努力をしてがんばったのだが、今度は逆の身体の一部に支障をきたし、再び手術をしなければならなくなった。
Cは身体的には燃え尽きていたが、精神的には燃え尽きてはいなかった。
やがて卒業し、体力があるので、介護系の職場に就職し、働きながら、その種目にたずさわるようになった。
Cは指導者として、その種目に関わり続けている。
