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ダンダダン(暇と退屈を埋める文学的⑮)

チャンネルが増え、人々の選択肢が無限に増えてしまったモンダイ。
でも、本というメディアでは、当たり前のことではなかったか?
図書館の本棚の前に立ち、どの本を読もうか・・・?
無限に選択肢があるなあ、というのは、グーテンベルグの印刷技術革新時にはすでにあったのではないのか?

読み方にも、ザッピング的な読み方がある。
併読、いくつもの本を並行して読む。
飽きたら次、飽きたら次、と読んでいく。
無課金好きだと以前書いたが、Kindle Unlimited読み放題では、1巻だけ無料で読めるマンガが多い。
続きは読まずに、1巻だけどんどんザッピングしていく読み方を、あなたはどう思うだろうか。
作者としては、当然、最後まで読み通して欲しい、一緒に冒険を味わい、結末を知って欲しい、そう願っているはずだ。
しかし、その当たり前のことが達成される状態に、ない。
コミックスとか、分冊(分断)されているシリーズものなどは、常にその危険にさらされている。
それは、連載ものなら、連載の時から始まっているか。
いつ打ち切られてもおかしくない。

マンガ、アニメ『ダンダダン』を楽しんでいる。
この作品は、オカルト、アクション、恋愛、友情、家族、と、物語のジャンルがめまぐるしく変わっていく。(そしてそれを盛りたてる音楽!映像美!センス!)
視聴者を「退屈」させない工夫、ここに極めり!という感じである。
断片化し、分断されていれば、退屈せずにすむ。
事実、この作品は、私という観客を退屈させなかった。


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