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第121回:【人を大切にする経営】社員の家族まで幸せにする「未来計画」|スポーツビジネスで安心して生きていくための覚悟

こんにちは、ブラーボデザインの藤村です。

「今週末、彼女のご両親へ挨拶に行ってきます」

メンバーから、そう報告を受けました。

また一人、私たちのチームから結婚する社員が増える。
心から嬉しい出来事です。同時に、背筋が伸びるような感覚もありました。

社員が結婚するということは、その人の人生だけでなく、その先にいる大切な家族の人生にも、会社が関わっていくということです。

その報告を聞いて、喜びと同時に、私の頭の中には、今でも忘れられない悔しさが蘇っていました。


1. 忘れられない、悔しかった別れ

これまで4社、スポーツビジネスの世界を渡り歩いてきましたが、その時々で共に働く仲間から退職の相談を受けることがありました。

もちろん、すべてが後ろ向きな退職だったわけではありません。
やりたいことを見つけて、新しい道へ進むための前向きな転職相談もありました。本人の成長を思い、背中を押すように送り出した転職もありました。

しかし、実際には、悔しい転職の相談の方が多かったように感じています。

その多くの退職理由が、結婚でした。

将来を期待し、共に夢を追いかけていたメンバーから、退職の相談を受けたときのことです。

「彼女のご両親から、スポーツビジネスの会社では将来が不安だと反対されてしまって……」

「転職します」

その言葉を聞いたとき、私は何も言い返すことができませんでした。

彼が悪いわけではありません。ご両親が悪いわけでもありません。
大切な娘を送り出す親として、安定した将来を願うのは当然のことです。

悔しかったのは、私たちの会社が、そしてスポーツビジネスという仕事が、まだそこまでの安心を示せていなかったことでした。

「この会社なら大丈夫です」

「この仕事なら、安心して家庭を持てます」

胸を張ってそう言い切れるだけの会社にできていなかった。

申し訳なさそうに、でもどこか諦めたように話す彼の表情。
そして、何もできなかった自分への怒り。

あの悔しさは、今でも私の経営の原点として深く残っています。

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