第160回:【全員経営への一歩】数字の裏側にある、現場の挑戦に光を当てる。
こんにちは、ブラーボデザインの藤村です。
昨日、第1回となる業績報告会を開催しました。
これまでも、売上や利益などの業績については、毎月確認をしてきました。しかし今回、業績報告会という新しい形をつくったのには、明確な理由があります。
数字を見るだけの会議から、数字が生まれるまでの現場を知る会議へ変えていきたい。
そして、経営を一部の役職者だけのものにせず、全員で会社の現在地と未来を考える「全員経営」へ、一歩踏み出したいと考えたからです。
1.数字の裏側には、必ず人がいる
この業績報告会を始めるきっかけになったのは、今年5月に参加した宮田運輸さんの「みらい会議」でした。
そこで行われていたのは、単なる数字の報告ではありませんでした。
各事業所が、この1か月、何に挑戦したのか。何に悩んだのか。誰と助け合い、どのように前へ進んできたのか。数字の裏側にある、一人ひとりの物語が語られていました。
特に印象に残ったのは、表面には見えにくい努力に、丁寧に光を当てていたことです。
本人が口にしなかった行動。誰かを陰で支えていた姿。うまくいかない中でも踏み出した小さな一歩。
数字には表れないかもしれない。しかし、その積み重ねが、やがて数字をつくっていきます。
経営とは、数字を管理することだけではない。数字が生まれるまでの背景を知り、人を育て、人を育むことなのだと、改めて感じました。
2.成功よりも、成長を共有する
もちろん、売上や利益は大切です。数字は、私たちの現在地を教えてくれます。
しかし、結果だけを見ていては、次の成長にはつながりません。
なぜ、その数字になったのか。どんな工夫をしたのか。何に悩み、何を学んだのか。うまくいかなかった時に、どう立て直そうとしたのか。
その過程にこそ、組織が強くなるためのヒントがあります。
良かったことだけを話す必要はありません。わからないことは、わからないと言う。失敗したことも正直に共有する。
誰かの成功を、みんなの学びにする。
誰かの失敗を、みんなの知恵に変える。
誰かの挑戦を、みんなで応援する。
この業績報告会で大切にしたいのは、成功よりも成長です。
3.現場にスポットライトを当てる
お客様への声かけ。仲間への支援。現場で生まれた改善。失敗から得た気づき。
一つひとつは、小さな行動かもしれません。しかし、その行動の積み重ねが、店舗をつくり、会社をつくり、未来をつくっています。
だからこそ、現場で起きていることを、その店舗だけ、その部門だけの出来事で終わらせたくありません。
各現場の挑戦を、ブラーボデザイン全体の学びに変えていく。努力した人が認められ、正直に話した人が応援され、次の一歩を踏み出す力を持ち帰る。
賞賛がある。感謝がある。応援がある。拍手がある。
そんな場をつくることが、業績報告会の目的です。
そして、スポットライトを当てるためには、まず私自身が現場を見なければなりません。
皆さんの見えない努力を見る。数字の裏側にある背景を知る。一人ひとりの挑戦を、理念と未来につなげる。
4.虫の目、魚の目、鳥の目を持つ
全員経営に向けて、私たちが持ちたい視点があります。
虫の目で、現場の細部を見る。お客様の声、一人ひとりの行動、小さな変化を丁寧に捉える。
魚の目で、流れを見る。当月だけではなく、これまでの推移や傾向、前年、前々年との比較から、変化の兆しを捉える。
鳥の目で、全体を見る。自分の店舗や部門だけではなく、全店舗、全社、そして未来という高い視点から考える。
目の前を見る。流れを見る。全体を見る。
この三つの視点を全員で持ち寄ることで、一人では気づけなかったことに気づき、より良い判断と行動につなげることができます。
PLは、一定期間の売上、費用、利益を見る会社の成績表です。BSは、ある時点の資産、負債、純資産を見る会社の健康状態です。
難しく考える必要はありません。まずは数字に触れ、疑問を持ち、数字と現場を結びつけることから始めていきます。
業績報告会も、最初から完璧にはなりません。やってみて、振り返り、改良改善を繰り返していきます。
経営を、誰かに任せるのではなく、自分たちの仕事として考える。
現場の一歩に光を当て、数字の背景を知り、全員で会社の未来をつくっていく。
昨日の第1回業績報告会は、ブラーボデザインが全員経営へ踏み出す、新しい一歩になりました。
参加者全員の声を受け止め、次回につなげていきます。
2026年7月28日
株式会社ブラーボデザイン
藤村 武
今日も、自分との約束を守り、自分史上最高の一日にしていきましょう。
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