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35歳までに結婚したかった私の、半年間の婚活記録|#08 映画の時間に遅れた日

結婚を決める前、私たちは大きな喧嘩をした。

きっかけは、映画の開始時間だった。

映画を観に行く日。

私は、開始時間に遅れてしまった。

出かける前に、電話がかかってきたからだ。

私は、「この電話には、必ず出なければ」と思っていた。
電話を切ったときには、もう気持ちが急いていた。

遅れることを気にしながらも、私はどこかで、

「事情を話せば分かってくれるはず」

と思っていた。

私には理由がある。

その気持ちがあったから、時間を守れなかったことを、すぐには素直に受け止められなかった。

でも今考えれば、電話の時間を少しずらしてもらえばよかっただけなのだ(笑)。

彼は、私が時間を守らなかったことに腹を立てた。

私にも言い分があった。

彼にも言いたいことがあった。

楽しいはずだった時間に、重い空気が流れた。
私は、事情があったことを分かってほしかった。

彼は、約束した時間を大切にしてほしかった。

どちらか一方だけが完全に悪いと決めれば、話は簡単だったのかもしれない。

でも、私たちが一緒にいるなら、似たような違いはこの先も起きる。

そのことが、楽しいデートのときよりも現実的に感じられた。

このまま終わってしまうのかな。

そんな気持ちもよぎった。

それでも私たちは、その場から逃げずに話した。

何に腹が立ったのか。

私は、なぜ遅れたのか。

これから、どうしたいのか。
言葉に詰まる時間もあった。

相手の言葉を、すぐには受け入れられない瞬間もあった。

それでも、話を終わらせずに、お互いの考えを聞いた。

私は、喧嘩をしたことよりも、喧嘩のあとも二人で今後を考えられたことを覚えている。

すぐにきれいな言葉でまとまったわけではない。

でも、その日の話し合いを経て、私たちは二人で結婚することを決めた。

彼と出会ってから、結婚を決めるまでは半年。

文字にすると、あっという間に見える。

けれど、その半年は、出会ってすぐに結婚を決めた時間ではなかった。

LINEが来ない数日があった。

雨の日に、差し出された傘があった。

友人たちの中へ来てくれた日があった。

そして、分かり合えないまま終わるかもしれないと思った喧嘩があった。

楽しいときだけではなく、不安なとき、予定どおりにいかないとき、意見がぶつかったときの彼を見た。

彼もまた、うまくできる私だけではなく、不安になる私、遅刻してしまう私、すぐには素直になれない私を見ていた。

それでも二人は、関係を終わらせず、話し合うことを選んだ。

半年という時間の中で、小さな出来事が一つずつ積み重なっていた。

私は35歳の誕生日を迎える前に結婚した。

結婚後も、夫は派手なサプライズや甘い言葉をたくさんくれる人ではない。

疲れている日には、「今日は早く休もう」と言ってくれる。

一緒に笑って、ご飯を食べて、「おかえり」「ただいま」と言う。

何か特別なことができない日にも、二人の暮らしは続いている。

婚活中の私は、何かをしてあげる私でなければ、関係は終わってしまうのではないかと怖がっていた。

でも私が最後に選んだのは、頑張り続ける私だけではなく、そのままの私とも一緒にいられる人だった。


前回の記事

#07 雨の日に見えた、その人らしさ


半年間の出来事を、自分の判断軸へ変えたいあなたへ

LINEが来なかった日。傘を差し出してくれた日。友人の輪へ入ってくれた日。そして、大きな喧嘩をした日。

私が結婚を決めたのは、一つの出来事が完璧だったからではありません。

有料記事 では、婚活における判断軸を、出会う場所、LINE、行動、喧嘩後の修復へどう使ったのかを解説しています。

私の物語を読むだけで終わらせず、あなた自身の婚活へ置き換えるワークも用意しました。


最後まで読んでくれて、本当にありがとう。

メルル

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