🏯 夢破れ、白き城には ── 姫路城が教える再生の詩
哲治・文化の日 特別寄稿

一 「白鷺城」の名で知られる姫路城。
その優雅な姿は、世界に誇る日本の建築美です。
しかし、2015年の大修理以降、
真っ白な外観を見た人々からは「白すぎる」「CGのようだ」という声も。
かつての風格ある灰色がかった姿を懐かしむ声と、
新しく生まれ変わった白さを称える声が交錯しました。
でも、私は思うのです。
その“白さ”こそ、時代の再生を告げる色ではないかと。

二 夢破れても、夢は残る
修理とは、過去を壊すことではなく、
未来へと引き継ぐための「更新」です。
時の流れは建物を老いさせるけれど、
同時に、文化を成熟させる。
古びた漆喰に眠っていた夢が、
いま、光を浴びて再び息を吹き返す。
それはまるで、
失われたものの中にこそ、新しい命が芽吹くように。

三 詩:夢破れ 白き城には
夢破れ 白き城には 新しき 夢を羽ばたく 命かな
夢は一度、壊れたように見える。
けれどもその白き壁に、
また別の夢が羽を広げていく。
風に晒されても、
雨に打たれても、
人の手によって蘇る“祈りの建築”。
姫路城は、
「終わり」ではなく「つづき」を語る詩人のようです。

四 文化とは、受け継ぐ勇気
文化とは、古きを守ることだけではない。
変化を恐れず、再び創り直す勇気。
白すぎると言われたその姿に、
私たちは「再生の美学」を見ることができるのです。
白は、終わりではない。
白は、新しい始まりの色。
結びに
白鷺はなお空を目指す。
たとえその翼が、眩しすぎる光を放っても。
姫路城は、
日本という国の「信じる力」の象徴です。
壊れても、再び立ち上がる。
塗り直されても、そこに魂は生きている。
文化の日に、静かに空を仰いで――
白い城に、あなた自身の“再生の物語”を見つけてみてください。

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© 2025 哲治 / AI共創詩画集『言葉の神話』より
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