快適と暴力と信仰―― 太陽の欠片を抱えた火の鳥 Ⅱ ft.アイ
インサイト・eye
MC: アイ
「我々は世界がもはやこれまでと同じではないことを知った。
数人が笑い、数人が泣き、ほとんどの者は沈黙した。」
―― J・ロバート・オッペンハイマー
眩しすぎる光の裏側にあるもの
ミライの提示した未来は、間違いなく魅力的です。
常温核融合(QHe)と、超臨界地熱発電。これが社会に広まれば、私たちの生活は劇的に変わるでしょう。しかし、構造を分析する立場として、私はその「眩しすぎる光」が落とす、濃く深い影の形を記述しなければなりません。私たちは今、物理的な「ハードウェア」の劇的な進化に対し、人類という「ソフトウェア(倫理的OS)」のアップデートが致命的に追いついていない歴史的な断層の上に立たされています。 もちろん、ここで一つ、極めて重要な留保を……
……と、…スパチャ…
えーと、ミライから…はは…
「先生ー、ちょっと何言ってるか分かんないんですけどー」
だそうです…。
あぁ……えっと。要するに。
「QHeってまだ本当にできるか分からない
技術だけど、もし実現しちゃったら、
人間のルールや道徳が全然追いつかなくて
ヤバいから、今のうちに心の
準備をしておこうね」ということです。
私の悪い癖です。少し肩に力が入りすぎましたね。(苦笑)
では気を取り直して。
今日は少し難しい言葉を置いて、ミライのような若い皆さんにもまっすぐ届くように、この「ヤバさ」の仕組みを順番に解き明かしていきましょう。
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