【メン限】週刊ゆめの 増刊号 #26 ── 白く染めようとする彩
ゆめNog|アーカイバ
MC: 天田 駆
第1部:ゆめNog座談会 ── 治すって、誰が決めるんだべ
天田:
やぁやぁ、皆さん。今週も一週間、生き延びましたな!
「週刊ゆめの」総編集デスク、天田だべさ。
今夜はミライとのダブルMC。
ひな壇にはアイ、ユウ、サエコが並んでおります。
……先に言っとくけど、今週は専門用語が多い!
英字が三文字並んだ時点で、俺の脳みそはだいたい空港の出発案内になるからね。
ミライ:
大丈夫! 今週の4Daysは、薬の名前を覚える企画じゃないよ。
それじゃ、今週のラインナップ、行ってみよう!
7/7(火)
7/11(土)
あたりまえの恐怖――デバフ生活:革命の歴史 Vol.24.5
ミライ:
4Daysでは、身体に設計図を届け、免疫の認識を更新し、狙った場所だけを治療して、最後はAIが一人分の未来を組み立てた。
医療が「外から倒す」から、「内側の力を使う」へ変わっていく物語だったんだ。
天田:
昔は悪いもんを見つけてドーン!
今は本人に「すまん、そこ自分で直せる?」ってお願いする時代か。
身体の下請け化が進んどるなあ。
アイ:
逆よ。
身体を従わせる発想から、その仕組みを理解し、協力を求める発想への転換です。
ただし、誰を正常と呼び、どの情報を正しい設計図とするのか。
その判断まで技術に預ければ、別の危うさが生まれるわ。
【解説】
今週の4Daysでは、mRNAやAAVによる遺伝情報の送達、免疫チェックポイント阻害薬、ADC・CAR-T療法、AI創薬やデジタルツインを通じて、医療が身体の外から攻撃する発想から、身体内部の仕組みを利用する発想へ変化する過程を扱いました。
ユウ:
治る未来は眩しい。
でも「敵」と判定されたものにも、昨日までは自分だった細胞の記憶がある。
祈りも同じだったよね。同じ神を愛していたはずなのに、正しさの境界を引いた瞬間、相手が異物に変わってしまう。
サエコ:
そして金曜日には、完璧な聖母の演出を、洗濯物と豚汁が静かに剥がしました。土曜日は、捨てたいと言いながら全身でプラスチックの恩恵を受ける私たち。
理想と日常は、いつも簡単には切り分けられません。
天田:
病気も、信仰も、虚像も、石油も。
今週ずっと聞かれてたのは、
「悪いものを消せば、本当に元に戻れるのか」
ってことかもしれんな。
便利な仕組みほど、止めた瞬間に自分の暮らしまで止まる。
正しさを研ぎ澄ますほど、その刃が自分に向くこともある。
……いやあ、急に怖くなってきた。
ミライ、明るい話で締めてくれ。
ミライ:
だからこそ、壊す前に知るんだよ。
身体も社会も、仕組みを読めるようになれば、全部を敵にしなくて済むかもしれない。
天田:
なるほど。まず読め、と。
説明書を開かずに家電を壊す俺には、耳の痛い一週間だったべさ。
ただな、ミライ。
身体の中なら「治ったかどうか」で結果を見られる。
でも現実の世界は、もう少し厄介だ。
髪一本の接触でゴールが消え、切り抜き一つで虚像が門番をすり抜ける。
公開された顔は誰かの素材になり、子どもを守るための目が、私たちの手紙にまで手を伸ばす。
ミライ:
見えるものを増やせば、真実に近づける。
私たちは、ずっとそう信じてきたんだよね。
天田:
ところが、目を増やしたはずなのに、肝心なものだけ見えなくなることがある。
第2部は、世界を白く判定しようとする四つの「目」を覗いてみよう。
見えているのに、見抜けない。
そんな現実のニュースへ参ります。
第2部:見えているのに、見抜けない ── 真実と虚像と「心の目」
※本記事の解説および情勢分析は、2026年7月11日時点で確認された事実・報道をベースに構成しています。
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