自社開発に失敗するのはなぜ?よくある失敗例を紹介
「外注コストを下げたい」
「もっと開発スピードを上げたい」
このような理由からシステム開発の内製化に取り組む企業が増えています。
ただ、現場ではこんな声も少なくありません。
思ったより開発が進まない
特定の社員に負担がかかっている
外注時より非効率になっている気がする
内製化はやり方を間違えると、かえって生産性を落とす施策になります。
自社リソースを活用した開発でよくある失敗
内製化の失敗で多い傾向として、目的、人材、進め方の3点がズレているケースがほとんどです。
よくある失敗①目的が曖昧
内製化の失敗で一番多い原因は、目的が曖昧なことです。
「コスト削減したい」
「スピードを上げたい」
方向性としては間違っていませんが、このままだと意思決定の軸になりません。
例えば、下記の粒度まで具体化されていないと現場に迷いが生じてしまいます。
どこまで内製化するのか
どれくらいコストを下げるのか
リードタイムをどれだけ短縮するのか
結果、部門ごとに優先順位がズレてプロジェクトが進まなくなります。
よくある失敗②人材前提で体制を組んでいる
内製化は、役割設計がすべてです。
テックリード
PM
実装担当
本来は役割から逆算して体制を作るべきですが、多くの現場では逆になっています。
その結果、責任範囲が曖昧になる、判断が遅れる、品質にばらつきが出るなどの問題が発生します。
よくある失敗③属人化が加速する
内製化の初期段階では、対応できる人材に仕事が集中します。
この状態は避けられませんが、問題はそのまま放置することです。
設計意図が共有されていない
ドキュメントがない
レビュー体制が弱い
このような状態になると何も進まない状態になります。
現場のエースにタスクが集中した結果、エースが疲弊し最悪の場合には退職するリスクも高まるでしょう。エース依存の状態が危険な理由や改善策について詳しくは、以下の記事で解説しています。
自社リソースを活用した開発に切り替えるべきか?
内製化はすべての企業に向いているわけではありません。下記のケースを参考に、自社に適した開発手段を検討しましょう。
自社リソースを活用した開発が向いているケース
仕様変更が頻発する
サービスの改良が継続的に発生する
スピードが競争力になる
外注を活用した開発が向いているケース
要件が固まっている
短期間で完結する
社内にリソースがない
変更が多い場合や長期的に取り組むサービスなどは、自社リソースの活用が最適な場合があります。反対に、単発のプロジェクトや人材不足に悩む企業などは外注の活用を検討しましょう。
ここまで、システム内製化でよくある失敗と判断のポイントを整理しました。
ただ実際には、どこまで内製化すべきか、何から手をつけるべきかといった具体的な進め方でつまずくケースもあります。
下記の記事では内製化に失敗する原因だけでなく、
内製化すべきかの具体的な判断基準
失敗を避けるための進め方
内製と外注を組み合わせる現実的な選択肢
まで詳しく解説しています。
内製化を検討している場合やすでに課題を感じている事業者様は、ぜひ参考にしてみてください。
