ワイドなカメラたち
今回は、広角(35mm)レンズを持った「〇〇ワイド」というカメラをご紹介します。当時のレンズシャッターカメラでは、40mm~45mm程度のレンズが標準的で、広角(35mm)レンズを持つカメラは数少ない状況でした。
OLYMPUS WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/olwide.htm

発売年:1955年
レンズ:D.ZUIKO 35mm/F3.5
サイズ:122×75×56mm
シャッター速度:B・1~1/300秒
重量:約540g
電池:なし
当時価格:16900円
小型軽量、軽快な操作性、さらにはZUIKOの描写の良さもあり、その後の広角ワイドカメラブームの火付け役となったカメラです。当時の広告には、広角レンズの魅力が詳しく掲載されています。

レストア情報 Restoring tips OLYMPUS WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/olwide_t.htm
OLYMPUS ACE-E
https://fukucame.fan.coocan.jp/olyacee.htm

発売年:1959年
レンズ:交換式 E.ZUIKO-W 35mm/F2.8
サイズ:130×79×46mm
シャッター速度:B・1~1/500秒
重量:約585g
電池:セレン光電池
当時価格:21500円(標準レンズ付)
レンズ交換式の連動距離計付きカメラです。広角E.ZUIKO-W 35mm/F2.8(3群5枚構成)、標準E.ZUIKO 45mm/F2.8(4群5枚構成)、望遠E.ZUIKO-T 80mm/F5.6(5群5枚構成)が用意されていました。

MAMIYA WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/mamiw.htm

発売年:1957年
レンズ:MAMIYA SEKOR 35mm/F2.8
サイズ:129×76×58mm
シャッター速度:B・1~1/500秒
重量:約670g
電池:なし
当時価格:21800円
マミヤ光機製作所製。35mm広角カメラでありながら二重像合致式連動距離計を搭載していました。

レストア情報 Restoring tips MAMIYA WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/mamiw_t.htm
WALZ WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/walzwide.htm

発売年:1958年
レンズ:WALZER 35mm/F2.8
サイズ:135×81×57mm
シャッター速度:B・1~1/300秒
重量:約635g
電池:なし
当時価格:10800円
株式会社ワルツ商会製。当時の広告には「傑作にかける橋・生活の中のカメラ」「性能、価格、実用の三要素を合理的にマッチさせて、あらゆる人々の巾広い生活に密着した新しいカメラ」とあります。

レストア情報 Restoring tips WALZ WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/walzwide_t.htm
WELMY WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/welmywd.htm

発売年:1958年
レンズ:TAIKOR 35mm/F3.5
サイズ:130×75×55mm
シャッター速度:B・1/25~1/200秒
重量:約620g
電池:なし
当時価格:6000円
大成光機株式会社製。ボディー前面にあるスライドスイッチで、シャッター速度を設定するのがユニークです。当時の広告には、「一枚の無駄もなく、どんな初歩の方でも、傑作を生むワイドカメラ」とあります。

レストア情報 Restoring tips WELMY WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/welmywd_t.htm
KOWA KALLO WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/kalowide.htm

発売年:1955年
レンズ:PROMINAR 35mm/F2.8
サイズ:126×75×52mm
シャッター速度:B・1~1/500秒
重量:約580g
電池:なし
当時価格:19800円
興服産業株式会社(現:興和株式会社)光学部が製造し、興和光器製品株式会社が販売したカメラ。当時の広告には「最も進化した35ミリカメラ、スナップに最適」とあります。

レストア情報 Restoring tips KOWA KALLO WIDE
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/kalowide_t.htm
「コーワ」というメーカ
興服産業株式会社、現在の興和株式会社は、名古屋市に本社を置く大手総合商社です。「コルゲンコーワ」や「キャベジンコーワ」などで有名な企業です。

現在、興和株式会社といえば、大型双眼望遠鏡のPROMINARブランドでお馴染みかもしれません。
詳しくはこちらのページに沿革が載っています。
会社情報 沿革 | 興和株式会社
https://www.kowa.co.jp/company/corporate_history/index.html
今回はワイドカメラをご紹介しました。今では35mmレンズは珍しくはありませんが、当時は大きな話題になったようです。メーカーとしては多くのご苦労があって、発売に漕ぎつけたのではないでしょうか。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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