奥行きが薄いカメラという変な視点
「こんな形のカメラが好き!」の記事でご紹介したとおり、私は、こんな形のカメラが好きなのです。例えば、こんな形のカメラです。

特に、カメラの奥行き(厚さ)が小さい、つまり、薄いカメラが好きなようです。そこで今回は、薄いカメラという変な視点でお話しします。
奥行きが薄いカメラ
奥行きが薄いカメラとして最初に思い浮かぶのは、MINOLTA MINOLTINA-P、ミノルタのミノルチナPです。ミノルチナなんていうカメラ、聞いたことがないという方が多いと思います。
かなり個性的な外観で、私も最初に出会ったとき、これ何ていうカメラ?と思いました。

MINOLTA MINOLTINA-P
https://fukucame.fan.coocan.jp/minoltina.htm
MINOLTINA-Pは1964年発売で、スナップ撮影を目的に、プログラムシャッターを搭載し小型化を実現したカメラです。
サイズは、120mm(長さ)×72mm(高さ)×47mm(奥行き)です。この奥行きはカメラ背面から、レンズ鏡胴の先端までの長さのことです。なお、Range Finderサイトに掲載している各カメラのサイズは、私が測定した実測値になっています。
奥行きが47mmしかないのです。「ちょっと待った!オリンパスペンはもっと薄いはず」とおっしゃる方がいらっしゃいますよね。確かに、OLYMPUS PEN EEのサイズは、106×65×42mmで、奥行きはミノルチナより短いです。
でも、お待ちください。PEN EEはハーフサイズカメラで、カメラ全体が小さいのです。奥行きだけではなく、長さも、高さも小さいため、見た目で、薄っぺらい感じにはならないです。
この薄っぺらい感じがあるのが、ミノルチナPなんです。
太陽電池を移植した最初のカメラ

レストア情報 ソーラー電卓カメラMINOLTA MINOLTINA-P 編
https://fukucame.fan.coocan.jp/daisaku/d7.htm
露出計が動かないジャンク品のミノルチナPを入手(救出)し、分解してみると、不具合の原因がセレン光電池の経年劣化であることが分かりました。ダメ元で、ソーラー電卓から取り出した太陽電池がうまく移植できたことで、このカメラは復活しました。私にとって初めての太陽電池移植だったこともあり、思い入れの強いカメラとなったのです。
軍艦部には距離指針があり、鏡胴の距離リングを回すと、左の緑色の指針がピクトグラムの上を心地よく動いていきます。


右に見えるのは、露出計指針です。カメラを被写体へ向けると、赤色の指針がスーッと動きます。後は、鏡胴を回して緑色の太い指針を、赤色の指針に合わせれば、適性露出となるのです。何ともアナログですが、この操作感で沼にはまってしまいます。
写りは、ご覧のとおり、ROKKOR 38mm/F2.8なかなかのものです。

その他の奥行きが薄いカメラたち
ミノルチナPのように、相対的に奥行きが薄いカメラたちをいくつかご紹介します。
MINOLTA MINOLTINA-S 1964年発売、サイズ:124×73×60mm
https://fukucame.fan.coocan.jp/minoltinas.htm


MINOLTA AL-F 1967年発売、サイズ:123×76×58mm
https://fukucame.fan.coocan.jp/minoalf.htm


MINOLTA AL-E 1968年発売、サイズ:123×76×60mm
https://fukucame.fan.coocan.jp/minoale.htm


最後にもう1台ありました。ミノルタといえば、HI-MATIC(ハイマチック)シリーズが有名ですが、その中の特殊な1台であるハイマチックCを忘れていました。シリーズの中でも異色の外観です。
MINOLTA HI-MATIC C 1969年発売、サイズ:118×70×46(54)mm
https://fukucame.fan.coocan.jp/hi_c.htm

なんとこのカメラ、レンズ鏡胴が沈胴式なのです。鏡胴が飛び出した状態(撮影時)でも、奥行きが54mmしかありません。



今回は、「奥行きが薄いカメラ」という変な視点でお届けしました。
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