「サモカ」というカメラがありました
Range Finderサイトに掲載しているカメラはメーカー順に並んでいます。ほとんどのメーカーでは複数機種を掲載していますが、中には1メーカー1〜2機種を掲載している場合があります。
今後、このようなレアで目立たないカメラをご紹介していきたいと思っています。
今回は「三栄産業株式会社」の「サモカ」です。
SAMOCA 35III
https://fukucame.fan.coocan.jp/samoca353.htm

発売年:1955年
レンズ:C.EZUMAR ANASTIGMAT 50mm/F3.5
サイズ:105×70×67
シャッター速度:B・1/25・1/50・1/100秒
重量:約440g
電池:なし
当時価格:6800円
「A」の文字が3つ並んだロゴの三栄産業株式会社製のフルマニュアルカメラ。 距離計はなく、直進ヘリコイド式の目測。シャッターはバルブを含めて4速で、前面のダイヤルで設定します。

フィルムを巻き上げ、写真右のボタンでシャッターをチャージさせます。その際、このボタンに接しているカムが押し込まれ、フィルムカウンタを1枚進めるという仕組み。写真左のボタンがシャッターレリーズボタン。裏蓋は脱着式で、フィルムスプールが1個付属しています。


レストア情報 SAMOCA 35III 編
https://fukucame.fan.coocan.jp/daisaku/d57.htm

SAMOCA EE28
https://fukucame.fan.coocan.jp/samocaee28.htm

発売年:1962年
レンズ:SAMOCA 45mm/F2.8
サイズ:126×80×67mm
シャッター速度:B・1/25~1/200秒
重量:約580g
電池:セレン光電池
当時価格:--
三栄産業株式会社製のマニュアル操作可能プログラムEE(絞り制御)カメラ。1961年に発売になったSAMOCA EEに、F2.8の明るいレンズを搭載した機種。


距離計はなく、前玉回転式の目測式。絞りは任意に設定でき、絞りをA(オート)にすると、セレン光電池による露出計により、絞りが制御される仕組み。ただし、シャッター速度優先EEではなく、シャッター速度は、フィルム感度に対応して固定されます。ASA12で1/25秒・ASA25で1/50秒・ASA50で1/100秒・ASA100で1/200秒となります。鏡胴上部にはASA感度目盛り、下部にはシャッター速度目盛りが付いています。



レストア情報 Restoring tips SAMOCA EE28
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/samocaee28_t.htm

三栄産業株式会社(現:キヤノン化成株式会社)
三栄産業株式会社については、「キヤノン化成株式会社」沿革のページから抜粋すると次のとおりです。
1950年 「三栄産業株式会社」として操業開始(東京都日本橋)
1952年 サモカ35mmI型を開発、販売
1961年 キヤノン系列会社となる
1980年 「キヤノン精工株式会社」に社名変更
1992年 キヤノン精工株式会社とキヤノンケミカル株式会社が合併し
「キヤノン化成株式会社」に社名変更
今回は「三栄産業株式会社」の「サモカ」をご紹介しました。SAMOCA 35III以外にも複数の型が存在します。独特のかわいい形状のカメラたちです。このようなレアで目立たないカメラの沼も興味深いものです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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