「ナショナル・チャンス」というカメラがありました
Range Finderサイトに掲載しているカメラはメーカー順に並んでいます。ほとんどのメーカーでは複数機種を掲載していますが、中には1メーカー1〜2機種を掲載している場合があります。
今後、このようなレアで目立たないカメラをご紹介していきたいと思っています。
今回は「松下電器産業」の「ナショナル・チャンス」です。
現在のPanasonicといえば、有名なデジタルカメラを各種製造販売していますが、当時の松下電器産業は、ナショナルブランドのフィルムカメラを作っていました。
NATIONAL C-700AF
https://fukucame.fan.coocan.jp/c700.htm

発売年:1983年
レンズ:NATIONAL 35mm/F2.8
サイズ:133×77×52mm
シャッター速度:1/2秒~1/500秒
重量:約355g
電池:単3乾電池 2個
当時価格:43800円
松下電器産業(現 Panasonic)のオートフォーカス、プログラムオートカメラ、愛称は「ナショナル・チャンス」です。
フィルム自動装填、オート巻き上げ、巻き戻し機能があります。底部スイッチによりフィルム途中での巻き戻しも可能です。シャッター半押しでフォーカスロックとなり、ファインダー内には、距離ピクトグラムが表示されます。軍艦部にはフィルムカウンタなどが液晶表示されます。


レンズは3群4枚構成で、前面にスカイライトフィルターが付いています。暗い場所ではストロボが自動的にアップし、1分間使用しないと自動的に格納されます。フィルム感度設定ボタンやブザー音の切/入スイッチなど、操作性や機能性を重視した設計、日本語による文字がボディー各所に見られるなど、家電メーカーらしい親切設計になっています。


ラジカメ(ラジオ+カメラ)
松下電器産業は、トランジスタラジオ付き110フィルムカメラを作っていました。110フィルムカメラ付きトランジスタラジオと行った方がよいかもしれません。その名も「ラジカメ」です。
1978年から1980年にかけて、NATIONAL C-R1、C-R2、C-R3 というラジカメを発売しています。
私は持っていないので画像は掲載できませんが、ネットで検索してみてください。
ラメラ(ナショナル以前に、ラジオ付きカメラがあった)
ラジオ付きカメラはナショナルが最初ではありませんでした。1959年に発売になった、その名も「RAMERA(ラメラ)」というカメラがありました。
発売元は、興和産業株式会社(現:興和株式会社)です。あのコルゲンコーワのKOWAです。直方体のボディーにスピーカーが付いた見た目はラジオですが、16mmフィルムを使った小さなカメラが内蔵されています。
レンズはPROMINAR 23mm/F3.5です。
コーワについてはこちらをご覧ください。
もうひとつの「ナショナルカメラ」
1936年から1939年にかけて発売された「ナショナル」という蛇腹カメラがありました。これらは、東京神田にあった榮(栄)光堂が販売していたもので、松下電器産業のものではありません。
今回は「松下電器産業」の「ナショナル・チャンス」をご紹介しました。あのナショナルがこんなカメラを作っていたのかと興味が湧いてきます。このようなレアで目立たないカメラの沼も興味深いものです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました
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