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謎のカメラ SEDIC(セディック)

 Range Finderサイトには、2台のSEDIC製カメラがあります。国産なのですが、ほとんど資料がなく謎に包まれているカメラです。

SEDIC CITY BOY 35EF

https://fukucame.fan.coocan.jp/sediccb.htm

SEDIC CITY BOY 35EF

発売年:19??年
レンズ:SEDIC LENS 38mm/F4
サイズ:119×72×53mm
シャッター速度:1/90秒(実測)
重量:約285g
電池:単3乾電池 2個
当時価格:--

鏡胴

 距離は4点ゾーンフォーカスの手動操作。鏡胴にはお天気マークに合わせる絞りリングがあり、曇りマークで開放、晴れマークでは中央をくりぬいた円盤が絞り羽根として出てくる。鏡胴にはCds受光部があり、露出不足になるとファインダー横に赤色LEDが点灯する。内蔵ストロボは水平にスライドさせることでチャージする。裏面には「MADE IN JAPAN」の記載あり。 

撮影 SEDIC CITY BOY 35EF
撮影 SEDIC CITY BOY 35EF

SEDIC ELECTRONIC 35EF

https://fukucame.fan.coocan.jp/sedicel.htm

SEDIC ELECTRONIC 35EF

発売年:19??年
レンズ:SEDIC LENS 38mm/F2.8
サイズ:119×72×58mm
シャッター速度:1/90秒(実測)
重量:約290g
電池:単3乾電池 2個
当時価格:--

鏡胴
緑色ボタンを押すと露出計が動作

 距離は5点ゾーンフォーカスの手動操作。鏡胴にはF2.8~16の絞りリングがある。軍艦部にある緑色ボタンを押している間、露出計が動作し、絞りに応じて露出オーバーではファインダー左側の赤色LEDが、アンダーでは右側のLEDが点灯する。内蔵ストロボは水平にスライドさせることでチャージする。裏面には「MADE IN JAPAN」の記載あり。

撮影 SEDIC ELECTRONIC 35EF
撮影 SEDIC ELECTRONIC 35EF

SEDICというカメラ

 国産カメラに関する資料は、いろいろと持っているつもりですが、SEDICというカメラが資料に見当たりません。

 Range FinderサイトにSEDICカメラを掲載したところ、ferdiさんから次のような情報をいただきました。

「セディック社は輸出主体で廉価なコンパクトカメラや110フィルム機を開発製造していたようです。製造は国産で行っていました。シティーボーイの他にも上級機種?で赤外線フィルター装備のノクトボーイ、双眼鏡カメラ、ジュース缶型カメラ等の存在が確認されています。」

ferdiさんから提供

コカ・コーラ缶型の110フィルム用カメラ

 最近になってネット検索をしたところ、いくつか情報を見つけました。コカ・コーラ宣伝用としてコカ・コーラ缶型の110フィルム用カメラがあったことは知っていたのですが、これを製造したのが株式会社セディックだったのです。ただし、このカメラは輸出専用で国内販売はされていません。(35mmフィルム用のコカ・コーラ缶型カメラとは別ものです。)

 産業技術史資料情報センターのデータベースにこのコカ・コーラ缶型の110フィルム用カメラに関する記載を見つけました。転載禁止になっていますので、リンクのみ掲載します。

株式会社セディックについて

 1970年代から1980年代にかけて存在した日本のカメラメーカーで、製造したカメラは輸出用のものだったようです。ほとんど資料が存在しないのはこのためかもしれません。
 また、国内大手カメラメーカーのOEM(委託製造)も多く手がけていて、高い技術を持ち合わせたメーカーだったようです。

 当時、国内には大小様々なカメラメーカーが存在していました。その多くは消えていったのですが、製造したカメラは人知れず残っています。カメラ店の店頭、骨董品店の棚、フリーマーケットの段ボールの中、フリマアプリの中・・・どこかで、私たちとの出会いを待っている気がしてなりません。

 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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