スクエアフォーマットのカメラたち
スクエアフォーマット、つまり正方形の写真は、今では目にする機会も多くなり、違和感のない存在だと思います。
フィルムカメラの時代、スクエアフォーマットといえば、66(ロクロク)判と言われる中判カメラ用の120フィルムが有名でした。35mmフィルムよりも高画質な撮影が可能でした。
今回はこの中判カメラではなく、35mmフィルムを使うカメラで正方形の写真が撮れる機種をご紹介します。
巻き戻さないラピッドシステム
通常の35mmフィルムは、パトローネ(遮光された円筒形容器)にフィルムが入っていて、撮影するごとにパトローネからフィルムが引き出されます。撮影が終わるとフィルムを巻き戻して、元のパトローネにフィルムを収納してからカメラからパトローネを取り出すという操作をします。
一方、「ラピッドシステム」では、画像にある専用カードリッジに通常の35mmフィルムが収納されています。フィルムが入っていない空のカートリッジを用意して、ぞれぞれ対になるようにカメラに装填してから、撮影を始めます。


写真を撮るごとに、フィルムが入っていたカートリッジから、空のカートリッジにフィルムが送られていきます。写真を撮り終えると、フィルムは元々入っていたカートリッジから、空だったカートリッジにすべて送り込まれるという仕組みです。
このように、ラピッドシステムとは、フィルムの「巻き戻し」という操作を不要にすることで、巻き戻すときの失敗のリスクを軽減させようとしたしたシステムでした。
「ラピッドシステム=スクエアフォーマット」ではありません
ラピッドシステムを持ったカメラが必ずしもスクエアフォーマットの写真が撮れるというわけではないのですが、何機種かご紹介します。
FUJICA RAPID S
https://fukucame.fan.coocan.jp/fujis.htm


レストア情報 Restoring tips FUJICA RAPID S
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/fujis_t.htm
FUJICA RAPID SF
https://fukucame.fan.coocan.jp/fujisf.htm


レストア情報 Restoring tips FUJICA RAPID SF
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/fujisf_t.htm
FUJICA RAPID S2
https://fukucame.fan.coocan.jp/fujis2.htm


レストア情報 Restoring tips FUJICA RAPID S2
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/fujis2_t.htm
MAMIYA SKETCH
https://fukucame.fan.coocan.jp/mamisketch.htm
この「マミヤスケッチ」はラピッドシステムではなく、通常の35mmフィルムで正方形の写真が撮れる珍しい機種です。


正方形と長方形で思考が変化する?
みなさんは、正方形の写真と長方形の写真を撮るときに、何か思考の変化をお感じになるでしょうか。
そもそも、人間の肉眼(脳)は、景色をどのように見ているのでしょうか、上下左右対象の正方形でしょうか、それとも横に長い長方形でしょうか。また、肉眼に近いのは50mmレンズでしょうか、35mm、20mm・・・でしょうか。調べてみると諸説あり、深い問題のようです。
「コンピュータのディスプレイ」と「スマホの画面」で、感覚や思考が変化するでしょうか。プレゼンテーションのスライドを作るときに、「4:3」で作るときと「16:9」で作るときでは何か違いを感じるでしょうか。私は、何か違っているように感じます。
私は、事務的な記録を取るときと、創造的な思考をするときでは、使うノートの大きさが違っています。これはノートというフォーマットと自分の思考との間に何らかの関係性があるからではないでしょうか。写真のフォーマットも同様に、私たちの思考との間に何等かの相互作用がありそうです。今回、そんなことを考えてしまいました。
みなさんはどのようにお感じでしょうか。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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