見出し画像

「安原一式」というカメラがありました

 「安原一式」はフォーカルプレーンシャッターを搭載したレンジファインダーカメラです。レンズ交換式でレンズマウントはライカLマウントです。

https://fukucame.fan.coocan.jp/issiki.htm

安原一式

 1997年に(故)安原伸氏が個人で創業したカメラメーカ「安原製作所」が発売したカメラのひとつです。当時、販売は安原製作所のウェブサイトによる直販のみで、生産は中国の鳳凰光学に委託していました。

カメラとの出会いはライカM3

 私がRange Finderを開設したのは1999年でした。それ以前はカメラとは無縁の生活をしていました。当時、ライカM3を大切に使っている同僚がいまして、その魅力を楽しそうにお話されていました。元々、メカニカルなものが好きだった私は、ファインダーの透明感、二重像が合致する気持ちの良さ、カメラの質感などを肌で感じ、カメラに対する視点が変容していきました。その後、日本にも多くの金属カメラがあったことを知ったことで、気付いたら(ライカではなく)国産ファミリーカメラの沼にハマっていました。

安原一式を知る

 そんな同僚が、「安原一式を注文した」とワクワクしながら伝えてくれました。安原一式が到着して早速、触らせていただきました。同僚は、ライカに比べるとそのチープな質感は否めない。と少し残念そうにつぶやいていたのを今でも覚えています。

 私が安原一式を手に入れたのは、その数年後でした。安原製作所は2004年に業務を終了したため、一式の修理等のサポートもなくなってしまいました。

 安原一式の不具合で困っている方が全国にいらして、私のサイトに相談を寄せてくださることも珍しくありませんでした。そこで、安原一式を分解して内部の仕組みをウェブに掲載して情報発信しようと考え、いくつかのページをアップしたのです。それが、以下のページです。

安原一式の内部を見る
https://fukucame.fan.coocan.jp/daisaku/issiki00.htm

安原一式の内部を見る

安原一式の作例

 安原一式はレンズ交換式のカメラですので、作例は交換レンズごとになっています。

RUSSAR 20mm/F5.6

KONICA HEXANON 50mm/F2.4
https://fukucame.fan.coocan.jp/issiki_he.htm

作例

RICOH GR 28mm/F2.8
https://fukucame.fan.coocan.jp/issiki_ri.htm

作例

RUSSAR 20mm/F5.6
https://fukucame.fan.coocan.jp/issiki_ru.htm

作例

MC YASUHARA 50mm/F2.8
https://fukucame.fan.coocan.jp/issiki_ya.htm

作例

鳳凰光学

 安原一式の生産を委託された中国の鳳凰光学(ブランド:Phenix、鳳凰)は、自社製のカメラも販売していました。Renge Finderサイトには、3機種掲載していますが、ここでは、「鳳凰JG50」をご紹介します。
 レンズ(MC.PHENIX 50mm/F2.8)付きで、中華人民共和国建国50周年を記念して限定生産されたものです。 ご覧のとおり、安原一式と同一機種(OEM)です。

鳳凰JG50
https://fukucame.fan.coocan.jp/jg50.htm

鳳凰JG50
MC.PHENIX 50mm/F2.8(沈胴式)

 今回は、「安原製作所」という短期間ではありましたが、意欲的なカメラを世に送り出し、私たちを楽しませてくれた小さなカメラメーカの創設者(故)安原伸氏に敬意を評して、この記事を書かせていただきました。

いいなと思ったら応援しよう!

bucker 応援ありがとうございます。いただいたチップはクリエイター活動に大切に活用させていただきます!

この記事が参加している募集