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ワクチン接種後のコロナ感染 医師による判断の違い

厚労省のサイトで、5歳から11歳への新型コロナワクチン接種後に起きた副反応疑いの報告が公開されています。6月10日に、新たな報告が公開されました。

接種後の感染は有害事象なのか?

新たに公開された報告から、気になる事例を取り上げます。

ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)> 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 6月10日資料

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html


資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~ 11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)(全134ページ) より

1回目接種後にコロナに感染した子が、2回目接種に来たけれど、その場合の情報がないので接種しなかったという事例です。

事例:22427 6歳男性 コミナティ筋注1回接種 ロット番号:不明

本報告は、製品情報センターより連絡可能な報告者(看護師)から入手した自発報告である。

当院で BNT162b2(コミナティ筋注)1回目接種。
薬効欠如(医学的に重要)、転帰「不明」;COVID-19(医学的に重要)、転帰「不明」。

1回目接種をして、直後にコロナにかかっちゃってという子が今日2回目接種をしにきたが、どこにも1回目後に(接種後にコロナに)かかった子はどうするのかって情報が無くて、結局今日は予診だけでお断りした。元々のかかりつけ医が当院ではない。住んでいる(住所)見て、次は当院に来ないと思う

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000948926.pdf

この事例には、非常に重要なことが書かれていると思います。

・1回目接種の直後にコロナに感染した事例があった。
・1回目接種の直後にコロナに感染した人に対して、2回目を接種するのかしないのか、医療機関に情報が提供されていない。
・この医療機関は「わからない」ので接種せずに、予診だけで帰した。
・もうこの医療機関には来ないかもしれないけれど、「わからない」ので「わからない」と言った。

同じようなケースで、他の事例では別の対応をしています。

事例:22417 11歳女性 コミナティ筋注2回接種 ロット番号:不明

本報告はファイザー医薬情報担当者を介して連絡可能な報告者(看護師)から入手した自発報告である。

2022/03/24(初回接種後)、発熱を発現し、CMT(※コミナティ筋注)の有害事象と思われた。
SARS-CoV2 検査:(2022/04/01)陽性。
2022/04/01  PCR 検査を受け、コロナウイルス陽性と判明。
2022/04/15 明らかな発熱もなかったため、2 回目の CMT ワクチン接種を完了した。

有害事象は発生していないかもしれないが、判断がつかなかったため、念のため報告した。事象の転帰は提供されなかった。

COVID-19(医学的に重要)、薬効欠如(医学的に重要)、転帰は「不明」、すべて「1 回目ワクチン接種後コロナウイルス感染が判明された」と記載された。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000948926.pdf

・コロナ感染が1回目接種後の有害事象かは判断がつかない。
・判断がつかないのに、2回目接種をした。
・2回目の接種はしたけれど、1回目の薬効欠如について念のため報告した。

このケースは、有害事象か「わからない」のに接種しています。これは、とても無責任な行為ではないでしょうか。

下記の事例では、接種後の感染を「有害事象」として報告しています。

事例:22422 小6男子 コミナティ筋注2回接種 ロット番号:不明
本報告は、医薬情報担当の連絡可能な報告者(消費者もしくは非医療従事者)から入手した自発報告である。

2022/04/07、 BNT162b2(コミナティ筋注)2 回目を接種。
SARS-CoV-2検査:(2022/04/13)陽性。

有害事象は以下の通り
2022/04/07、BNT162b2(コミナティ筋注)2回目接種。
2022/04/13、体調不良を発現し、病院を受診したところ、 新型コロナ陽性であった。ブレイクスルー感染疑い(報告のとおり)。重篤性は、提供されなかった。有害事象は、製品の使用後に発現した。

以下の情報が報告された:薬効欠如(医学的に重要)、COVID-19(医学的に重要)どちらも2022/04/13 発現、転帰「不明」、「新型コロナ陽性/ブレイクスルー感染疑い」と記載。事象「新型コロナ陽性/ブレイクスルー感染疑い」は、医師受診を必要とした。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000948926.pdf

これらの事例を見ると、接種後の感染が有害事象かどうか医療機関によって判断が異なり、1回目の接種後に感染した場合、2回目を接種するべきかどうかの情報も共有されていません。

人の命を扱う現場が、このような状況でよいのでしょうか。

薬効欠如の報告

薬効欠如に関する報告は、5歳から11歳でも複数出ています。

資料1-2-2-4  薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~11歳用・集計対象期間における報告症例一覧)(PDF:163KB)全7ページ より

子どもは感染しても、ほとんど重症化していません。


https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000948690.pdf


医師たちもよくわかっていない状況で、接種しても感染するなら、子どもたちが接種するベネフィットはリスクを上回るといえるのでしょうか。