なぜ僕はFP2級を取ろうと思ったのか
金融ジャンルの記事を書き始めて、しばらく経った頃のこと。
クライアントから届いた修正依頼を見て、手が止まった。
「この部分、もう少し正確な表現でお願いします」
書いた内容が間違っていたわけじゃない。でも、浅かった。ネットで調べた情報をまとめただけの、どこにでもある文章。自分でもわかってた。
「このままじゃ、いつか切られるな」
フリーランスで生きていくって決めたのに、武器が何もない。実務経験もない、人脈もない、スキルも中途半端。そんな自分に焦りを感じていた。
「資格なんて意味ない」と思ってた頃の話
正直に言うと、最初は資格に興味なんてなかった。
「資格より実績でしょ」
「取っても使わなきゃ意味ない」
ネットでよく見かける言葉をそのまま信じてた。だから金融ジャンルに絞ってからも、ひたすら案件をこなすことだけに集中していた。
でも、案件を続けるうちに気づいたことがある。
僕が書いている内容、本当に理解して書いてるんやろうか?
「iDeCo」「NISA」「所得控除」
言葉は知ってる。でも、なぜその制度があるのか、どういう仕組みで動いているのか、ちゃんと説明できる自信がなかった。
「お金の知識、全部入ってるやん」
そこで「金融系の資格って何があるんやろ」と調べてみた。
証券アナリスト、簿記、証券外務員……いろいろ出てきた中で、FP(ファイナンシャルプランナー)が目に留まった。
理由は単純で、試験範囲が「お金全般」だったから。
税金、保険、投資、不動産、相続。僕が記事で扱うテーマが全部入ってる。しかも3級なら独学でも受かるらしい。
「とりあえず3級から始めてみるか」
2025年2月、勉強をスタートした。
面接官の一言で確信に変わった
3級に受かって、勢いで2級も受けた。2025年4月、合格。

勉強して一番驚いたのは、今まで自分がいかに「言葉だけ」で理解した気になっていたかってこと。
たとえば「減価償却」。
記事では何度も書いた言葉やけど、実際の計算方法とか、定額法と定率法の違いとか、ちゃんとわかってなかった。
FPの勉強で初めて「あ、そういうことか」と腑に落ちた。
そしてもう一つ、思わぬ効果があった。
FP2級を取った後、税理士法人のライター案件に応募したときのこと。面接で担当者の方がこう言ってくれた。
「FP2級取得されてるの凄いですね。住まいが近かったら弊社で働いてもらいたいくらい」
資格が、信頼の証明になった瞬間やった。
「資格より実績」は半分だけ正解
「資格より実績」
これは半分正解で、半分間違いやと思う。
確かに資格だけあっても仕事は来ない。でも、実績を積むための土台として、資格はめちゃくちゃ使える。
特にフリーランスは、自分を証明するものが少ない。会社の看板もなければ、肩書きもない。そんな中で「FP2級持ってます」の一言が、相手の安心材料になることがある。
あと、これは完全に副産物やけど、資格の勉強が仕事に直結するのはかなりおいしい。
税理士法人の案件で書いた内容が、FP1級の試験勉強でそのまま出てきたりする。お金になるし、知識にもなる。一石二鳥ってこういうことかと思った。
その資格、あなたの武器になりますか?
もし今、何か資格を取ろうか迷ってる人がいたら聞いてみたい。
その資格、自分の仕事に繋がりそうですか?
「とりあえず取る」でもいいと思う。僕もそうやった。でも、どうせ時間を使うなら、今やってることと少しでも重なる資格を選んだほうが、後から効いてくる。
僕の場合はFPやったけど、人によっては簿記かもしれんし、ITパスポートとか宅建かもしれん。
正解はない。でも、「何もない自分」に一つ武器を持たせるって意味では、資格は悪くない選択やと思ってる。
