見出し画像

【雑園芸】ベランダ春シーズンハイライト |良書紹介

うちのベランダは栄枯盛衰、常時おおよそ10種類ほどの植物が日々育っている。生えてるものを収穫したいという野望がモチベーションで、果樹や野菜やハーブ、食べられる植物ばかりの顔ぶれである。

昨年は土を三週間熟成させたり肥料を注入したりと手厚く世話を焼いていたが、今年は水やり以外は結構放置してしまっている。植物たちは心配虚しくのびのび育ち、「置かれた場所で咲く」を体現している模様。

本格的な梅雨になる前に、ベランダ春シーズンのハイライトを振り返っておこう。雰囲気で園芸をやっているので理論も何も、という感じではあるが、興味を持った人がベランダ菜園をはじめる際におすすめの本も紹介する。

春シーズンハイライト 4種

イチゴ

冬にホームセンターで苗を購入し、植え替えを忘れて放置してしまったイチゴ。冬の間は枯葉然としており半ばあきらめていたところ、春になるとスンと白い花が咲いた。いつのまにか緑色のツルも伸びていた。

白い

そして、さっさと赤い実をつけた。

ホームセンターから購入したそのままの姿である

食べごろを逃しそうなほど、ぎりぎりまで熟すのを待った。プランター置き場が網棚になっていることでイチゴの底が傷まずラッキー。

途中からこのサイズ以上成長しなかった

満を持して、ひとつぶのイチゴを収穫。
顔を近づけると砂糖を煮詰めたような甘ったるい香りがする。冷蔵庫から出してくるイチゴからはあまりしない種類の香りだ。
食べてみると、野生的な酸っぱさが美味しかった。甘い香りに引っ張られるようにして味にも甘みを感じる。コーヒーで言うところの「ボディ」がちょっと足りないかも。土の厚みが関係してたらどうしよう。

イチゴひとつぶの大事さを噛み締めたところで、『せかいいちのいちご』という絵本を思い出した。

絵本 せかいいちのいちご

作 林木林 絵 庄野ナホコ

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=9784907474065

ある日シロクマのもとにひとつぶのいちごが届き、その後届くいちごの数が年々増えていく話。上品な、慎ましくも綺麗に手入れされた素敵な暮らしを送っているシロクマ(哀愁もある)のキャラクター像が結構ツボである。大人が読んでたのしめる絵本なので読んでみてほしい。


レモン

昨年ついに実をつけたレモン。

今年は爆発的にたくさんの花が咲いた。

紫がかっていて綺麗

レモンの花は香りが強く、咲いている時期はベランダがお花屋さんのような香りに包まれる。虫にアピールする花たちの受粉をお手伝い。おしべを100均の筆でくるくるして黄色い粉を受け取り、めしべにちょんちょんと付けた。花はもろいので、人間の重みを載せないように慎重に。

花びらが落ちてからは、徐々にレモンの赤ちゃんが顔を出し始めた。
ここから梅雨と厳しい夏を耐え切って、立派なレモンになってもらいたい。

栄養のため、いずれ一つに絞るか悩む

ヒメリンゴ

はじめ盆栽サイズから育て始めたヒメリンゴ。今年はヒメリンゴも狂い咲きといったレベルに白い花に覆われた。

つぼみはピンクでかわいいよ

春は白い花をつける植物が多いのか、うちのベランダの白い花率が高いのか。いくつか結実したのだけど、大雨風ですべて落ちてしまい残念。樹形を整えてからまたリベンジしてもらいたい。


スイートマルベリー(桑)

マルベリーだったか、ブラックベリーだったか。ベリー系を育てすぎてどれか分からなくなったが、たぶんマルベリーで合ってると思う。

こちらも今年から急にたくさん実をつけ始めた。

黒くなるまで熟れさせる

これまでほぼ実をつけたことが無かったので、アブラゼミが大量発生する年と同じように、植物たちにも周期があるらしい。
この調子でいけばかなりの収穫量になるので、はやく摘んで食べたい。


勝手に咲く植物たちに任せているだけなので、正直園芸理論は分からない。アクションゲームで技もわからずガチャガチャ操作していたらいつのまにか敵を倒していたような、そんな感覚で園芸をやっている。

それでも、知識を先に入れないと始めることさえ難しかった記憶があるので、私がベランダ菜園をやる上でとても参考になった本を紹介する。

ベランダ菜園 おすすめ本 4冊

知識ゼロからの コンテナ野菜栽培

吉田健一 著
大きなコンテナが失敗の原因!? 園芸の世界では大は小を兼ねません!野菜栽培の基本から、実践に役立つさまざまな知識を、イラストを用いてわかりやすく紹介します。

https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344903517/
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344903517/

マグァンプなどの肥料で知られるハイポネックス社の園芸研究家・吉田さんの著書。肥料や土、鉢選びなど知りたいことが一通り分かりやすく書いてある。理由付きでしっかり解説してくれるため、基礎知識としてよく染み込む。「何から買えばいいの」状態から身動きが取りやすくなる一冊。


ベランダ寄せ植え菜園

たなかやすこ著
1つの鉢に1種類の野菜を植えて育てていませんか?自然の力をうまく使えば、ベランダでも少ない肥料、農薬不要で野菜づくりが楽しめる!

https://www.seibundo-shinkosha.net/book/flower/20633/
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/flower/20633/

ベランダ系の園芸書を多数出版するたなかやすこさんの本。寄せ植えに向く組み合わせやベランダ内での配置・植え替えなど実例が掲載されていて分かりやすい。あれもこれも育てたい狭ベランダ民の希望の光となりうる本だ。

1冊目に紹介した『コンテナ野菜栽培』は「大きなコンテナが失敗の原因⁉︎」と書くのに対し、2冊目のこちらは「1つの鉢に1種類の野菜を植えて育てていませんか?」と言い、並べると勝手にバチバチである。
どちらも読んでフィーリングに合いそうな方法を試したらいいと思う。私はそれぞれを少しずつ取り入れている。結局はマイベランダの環境で全然思うように行ってくれないので、最終的には博打だ……


食べられる庭図鑑

吉原リエ 著
広い庭がなくても大丈夫! 小さな庭やベランダで始められる、家庭菜園や庭作りのアイデアをたっぷり紹介。「野菜」「ハーブ」「果樹」「雑草・野草」など、育てて楽しい、食べて美味しい植物88種と簡単なレシピを掲載。

https://www.anonima-studio.com/books/craft/niwa-zukan/
https://www.anonima-studio.com/books/craft/niwa-zukan/

音楽家の良原リエさんが紹介する、無数の食べられる植物が育つ豊かな庭。4年前、この本を読んだことをきっかけに私の園芸ブームは到来した。各種の育てやすさやエピソード、活用法や味に至るまでエッセイ形式で紹介がされている、読むだけでも楽しいロマン溢れる園芸本。野生の実を狙いながら生きてきた人生だったので、ベリーだけで10種も紹介してくれている章があり、本当によく刺さる本だ。

もういちど育てる庭図鑑

良原リエ 著
育ててたのしい 食べておいしい 88品種のリボベジ(再生栽培)図鑑です。豊富な実践例と、育てることが楽しくなるエピソードを交えながら、狭いスペースでも育てる方法や、おいしい食べ方を載せています。

https://www.anonima-studio.com/books/craft/ribo-vege-zukan/
https://www.anonima-studio.com/books/craft/ribo-vege-zukan/

3冊目と同じく良原リエさん著の姉妹本だ。こちらは野菜のヘタや、果物の種をポットやトレーで再生させる「再生栽培」に焦点を当てている。本格的に園芸を始めずとも、食べるほどいかなくとも、植物の成長を見るのは楽しい。生ごみになるはずだった野菜のヘタから出た葉っぱが一晩経つごとに伸びていたり、進捗が目に見えるのはメンタルに良い。

こちらに『食べられる庭図鑑』の一部コンテンツも載っているのでぜひ読んでみて!
▼食べられる庭図鑑


ちょっと遅いくらいかもしれないが、そろそろホームセンターに行って夏野菜の苗を買ってこようと思う。トマトやナス、オクラなどベランダにあったらうれしいな。昨年は暑すぎて夏野菜がほぼ全滅した。室外機の温風が直撃しているのだから、そりゃそうだ。なんとかやり方を調整する予定だ。

おわり

おすすめ記事


いいなと思ったら応援しよう!