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【当事者力説】ADHD女性がカプセルホテル泊に向いている理由

私はコンサータを飲みながら一般社会人とのギャップを埋めつつ仕事を多動で頑張ってしまう類のADHD民だ。それがゆえ、仕事のスキルや職位が上がるほどに求められる事務・マルチタスクスキルの難易度も上がっていき、結果としていつもとても疲れている。同じような人をねぎらいつつ、一緒にサバイブしていきたいのでノウハウを残していきたい。

この記事では、出張があるADHD民(特に女性)にカプセルホテルがおすすめな理由とその楽しみ方を解説しようと思う。ADHD民でなくともカプセルホテルに興味がある方には参考になるかも。
※(特に女性):一般的に好ましいとされる身だしなみに整えるために出張中でも化粧品持参&支度に時間がかかるので

ひとえにADHDといってもいろんなタイプがあるだろうから、まずは自分の属性を説明しておく。
・不注意型ADHD(診断あり)
・大きく分けたらアッパー系ADHDだと思う
・平日だけコンサータ飲む
・少しASDも入ってるような気もする
・多動気味、好奇心多め
・すぐ寝落ち、すぐエネルギー切れする
・仕事モードなら擬態でなんとか頑張れる、その結果MP使い切りプライベートがボロボロ
・人にあまり厳しくない(どちらかといえば自分が怒られるタイプ)

ちなみに、カプセルホテルおすすめ記事を書いておいて私が泊まったことがあるカプセルはナインアワーズ(2店舗)のみなので、他のカプセルは全然違う場合があります。違うとこ泊まって新情報あったら更新していきます。

ADHD女性にカプセルホテル泊がおすすめの理由

①寝る空間以外は共用部

多くのホテルと異なり、カプセルホテル泊をためらう意見の中でも多い(ように思う)理由のひとつである「共用部分」の存在があるおかげで擬態型ADHD民は”逆にちゃんとする"からカプセルホテルはおすすめできる。

私は迷惑をかけないよう仕事中常に気を配っているが、迷惑がかかるのが自分だけならばとことんダメになるタイプだ。
仮にビジネスホテルでひと部屋丸々自分だけのプライベート空間が与えられていたとする。仮に連泊したとする。何が起こるかというと、部屋が空き巣に入られたようにぐちゃぐちゃになってしまう。
脱いだ服はそのまま、机の上には飲みかけのペットボトル、ホテルの領収書、ホテルのカードキー、化粧品で埋め尽くされ、洗面所にもベッドの上にも収納のための何らかのポーチが点在する。なぜか至る所に充電器も落ちている。
ホテルステイ中はとやかく言う人がおらず、人の目もないのでそこそこ快適。そしてチェックアウトの朝、絶望する。普段から間に合うように出発するだけでもギリギリなのに、ホテル泊だと部屋中に四散した荷物を回収して回り、最後スーツケースに詰め込まなければならない。そもそもベッドが部屋の中心にあるせいで、支度の途中で隙あらばベッドに転がりスマホを触ってしまう「スマホベッド回帰現象」と闘うことになる。支度中はずっと罠が視界にチラついている状態だ。

その点、カプセルホテルはロッカー(荷物)と洗面所、寝る場所が物理的に切り離されており、よほどの努力と執念がない限り「スマホベッド回帰現象」はほとんど発生しない(寝ぐらから自分を追い出すのには通常より時間がを要する)。ロッカールームと洗面所は公共のスペースなので、普段職場である程度擬態できるタイプであれば、こういった場所でもある程度綺麗に、コンパクトに過ごそうとするのではないだろうか。もちろんシャワーやベッドなどその場に適した最低限の荷物セットを持ち替えつつ、施設内を移動し過ごすのにはかなり頭を使う。しかし、その試行ひとつひとつが普段部屋が綺麗な人がやっている「都度都度の整理整頓」なのかもしれない。
今のところ私は、通常のビジネスホテルに泊まるよりも支度に時間を割くことが出来、いつもよりも完成度が高い自分でカプセルホテルを後にすることができている。
キミもカプセルホテルに泊まって、誰よりも早く颯爽と集合場所に現れよう!

②駅近なことが多い

私が泊まったナインアワーズに限らず、カプセルホテルは駅近の立地であることが多いように思う。建物がコンパクトで済むからなのか駅近じゃないと集客できないからなのか理由は知らない。
ADHD民は、直近の未来予測がバグっている。常にギリギリで生きているため、GoogleMapに「駅まで徒歩14分」と言われた場合、「それは本当の意味で徒歩14分なのか」と疑り深く、問う。もし徒歩14分だと信じて14分前に出たのに本当は徒歩11分だったときには悔しい思いをする。準備に充てられたであろう3分という時間の尊さを誰よりも知っているからだ。(一般人は5分前に着くように出るということは知っている)
中途半端に駅が遠いと全力ダッシュも手段に入れてしまうため、やはり未来予測を狂わせないよう駅からはできるだけ近いほうが良い。理想は駅に向かう人流に簡単に合流できるくらいの、ちょっと交差点を渡る程度の駅近だ。さすがに目算狂わないから。
そして、駅近のメリットは「飲食店が多い」ことにもある。ビジネスホテルの場合はホテル内で朝食を出したりレストランを併設していることもあるからか、たとえ駅近でも泊まるホテルによってはまわりに全く食べ物を確保できる場所がない場合がある。
私は常に全力で生きているため、気を抜くと急速に栄養不足に陥り活動停止状態になる。夕食・朝食がスムーズに確保できるかどうかは死活問題だ。
カプセルホテルは基本的にラウンジ以外飲食禁止のところが多いから、駅近で食べ物を探せということなのだろうか(だから駅近なのか?)。繁華街が近かったりするので、コンビニや飲食店が多く食べ物にありつきやすい。選択肢がたくさん与えられている状態なので、これにも助けられている。

③予約を取りやすい

最近は観光客の増加でホテルの宿泊費が高騰しまくっているので、うっかり予約を先延ばしにしていると本当に大変なことになる。ADHDtax(ADHDであるがゆえの出費)なんて言うけれど、自分が予約などの手続きをしなかったせいでホテルの予約が取れなかったり、泊まりたくないレベルのホテルで一泊20,000円の値が付いていたりする。目的地からかけ離れた場所での宿探しをするにしても相応に出張難易度が上がる。
それに対してカプセルホテルであれば比較的土壇場で予約が取りやすいように思う。そして先述の通りアクセスが良い。カプセルホテルでも直前の予約やオンシーズンは宿泊代が高騰するが、もともとの値段が控えめなので上がったとしても被害総額が少ない。

個人的には、ここと決めたカプセル拠点をいくつか知っておいたうえで余裕をぶっこいていい感じのビジネスホテルを探すのも戦略的にアリだと思う。直前までキャンセル可能なところが多いので、何も考えずまずはカプセルホテルを予約するのでもいい。一時的に燃え上がる「いいホテル取りたい欲」が薄れて適正ホテル予約時期を過ぎたとしても、既知のカプセルがあなたの計画性の無さをリカバリーしてくれるだろう。

ちなみに:こういう人はビジホのほうがいいかも

これまでADHDがカプセルホテルに向いている理由を語ってきたが、共用部での生活は多少の寛容さと気遣いが求められるので、下記が苦手な人はやめといたほうがいいかも。
・他人の出す音に敏感
寝る場所は仕切りがあるとはいえ、人の動く音やいびきなどは全然聞こえるので、人の出す音に耐えられないタイプはあまりおすすめできない。中にはカプセルルームで動画をイヤホン無しで観てる人もいる。生活音が苦手な人がどうしても泊まるなら耳栓・ノイキャンイヤホンは必須。
・水場の共用が無理
共用洗面所はスーパー銭湯のドライヤー場所を拡大したような感じなので、入れ替わり立ち代わり人で埋まっている。中にはマナー基準が一般からかなりずれている人もいるので、洗面所のまわりがやたらと濡れていたりすることがある。シャワールームも混む時間帯、基本的には前の人が使った水滴や蒸気で床などが濡れている。共用である以上それらは避けられないことなので、人の出した水に「イーっ」となる人はやめといたほうがよさそう。
※洗面所を使ったあと備え付けのキッチンペーパーで洗面所周りの水滴を拭いて綺麗にしてから去る人を結構目撃するので、女子ちゃんとしてるなと思う場面の方が多いです。(私も見習うようになった)
・地面に全ての荷物を放り出さないと所持物品の把握ができない
ロッカールームや洗面所は面積が限られるので、人の気配に気を遣いながら過ごす&持ち物を整理する必要がある。荷物をぶちまけるのは自分専用のロッカー内やベッド内に留め、大きいエコバッグによる仕分けや用途ごとのセット作成で対策できるので一緒にがんばろう。
絶対に荷物を拡散する自信がある人は、寝場所兼荷物を置くくらいの小部屋状になっているカプセルもあるらしいので調べてみよう。みなでカプセルの治安を守ろう!

カプセルホテル泊の楽しみ方

ADHD女性にカプセルホテル泊がおすすめな理由が分かったところで、次はカプセルホテルをいかに楽しむかをお伝えする。

①保健室っぽい空間ですっぽりおこもり、包まれて落ち着く

カプセルホテルの寝る場所(カプセル部分)は一畳ほどのベッド(布団)だけで構成されている。座って頭を打たないくらい、寝転んで上下にゆとりがあるくらい。手を左右に伸ばすと壁だ。狭い場所でじっとするのが好きな人には、この上なく落ち着く空間だと思う。人の気配はあるのにプライベートが確保されたこのベッドだけの空間を、私は保健室らしいと考えている。正直なところ、いいホテルに泊まったところで部屋でやることといえば(食事や入浴を除き)ベッドでスマホをいじるくらいである。だったらベッドやコンセントのみ&空調・照明・寝心地がちょうどいい、最高のスマホコンディションが保証されたこのカプセルで、横たわり寝落ちするのが贅沢なおこもりステイ体験なのではないだろうか。

↓先日、カプセルホテルに初めて泊まったときの記事を書いたので、ナインアワーズの構造や感想を詳しく知りたい方は読んでみてください。

②浮いた分の予算を美味しいごはんとスパ銭に突っ込む

カプセルホテルは、うまく予約すればビジネスホテルの半額くらいで宿泊することができる。その分飲み食いできるスペースがなかったり、私が拠点とするナインアワーズはシャワーのみだったりする。※大浴場があるカプセルは多いらしい、要開拓
だからこそ、浮いたお金はQOL向上のためにスーパー銭湯と美味しいごはんに使うことをおすすめする。自分のモデルコースとしては、カプセルホテル近場のスーパー銭湯に行きサウナを3セット、スーパー銭湯内でビールとカツ丼を頼み、徒歩圏内の飲み屋でもう一杯だけミニあてと飲むのが最高。
好きでもないのにそこそこ高いホテルに泊まっていたとしたらそもそも浮いていないお金なのだから、躊躇なく食べても実質ゼロ円だ。出張の地で自分のために刹那的にお金を使うのは、ちょっとした気分転換になる。

③いろんな年代&国の女性の身支度風景を見られる

カプセルホテルは想像以上に幅広い年代・出身国の方が利用している。洗面所は共用なので、混み合う朝の時間帯だとずらっと並んだ洗面所が埋まり、みなが一斉に朝の支度をする。ジロジロと見るわけではないけれど、目に入ってくるメイクアイテムや工程はさまざまで、とても興味深い。ライブに行くのかな?可愛いパステルな服を着た日本人の若い女の子がコテと格闘する様や、非常にプロ然としたメイクツールで多くのメイク工程を踏む韓国っぽい女の子、旅行者であろうヨーロッパ系?の女性はゆっくりと最低限のアイテムで支度をしている。ロッカースペースで垣間見えるスーツケースや荷物の出し入れを含め、自分が普段生活していたらあまり接触しない人々と共用部分でのすれ違い通信があるのがカプセルホテルの楽しいところのひとつだと思う。

番外編

私が拠点とするナインアワーズはビルの上層階に洗面所フロアがあり、壁の一部が丸々ガラス張りになっているゾーンがある。そこで私は歯磨きをしながら夜景や下に走る電車を観察するのが大好きだ。朝もまた、外が明るくなっていく様子や早くから出社を急ぐ人の流れを見ることができる。

最後に

カプセルホテルに泊まり始めたとき衝撃的だったので、私の少ない経験をもとに力説してみました。ぜひ参考にしていただけたらうれしいです。私もまだまだカプセルホテルについては開拓中なので、先輩ADHDカプセルホテラーを自称する方は「ここ泊まったけど○○だよ!」みたいなことがありましたら何らかの手段で教えてください。

現実逃避で文章を書き始めたので、この流れが続けばカプセルホテル泊におすすめなアイテムなどもまとめて行きたいと思います。ではまた。

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