【バレエ】フランスの作曲家 レオ・ドリーブ(Léo Delibes) の バレエ音楽《コッペリア》から、スワニルダとフランツの結婚を祝うグラン・パ・ド・ドゥ💕
先日、レオ・ドリーブのオペラ 《ラクメ》の「花の二重唱」を紹介する記事を書きましたが、レオ・ドリーブといえば、やはりバレエ音楽、なかでも有名なのが《コッペリア》です。
その中で私がとりわけ好きなのが、第3幕の「La Paix(平和)」という曲。
この音楽にのせて、ヒロインのスワニルダとフランツが愛を確かめ合い、結婚を祝うグラン・パ・ド・ドゥが繰り広げられます。
レオ・ドリーブ《コッペリア》のグランド・アダージョ Grand Adagio 「La Paix(平和)」
バレエ《コッペリア》の結婚を祝うグラン・パ・ド・ドゥ
バレエ《コッペリア》のグラン・パ・ド・ドゥは、他の有名なバレエ作品に見られる「おとぎ話の王子と姫によるハッピーエンドのロマンティックで重厚なパ・ド・ドゥ」とは、雰囲気が大きく異なります。
《コッペリア》は、いわば普通の女の子と男の子の恋物語です。ヒロインのスワニルダは村娘で、相手のフランツも同じ村の青年。そのため、ふたりが踊るパ・ド・ドゥには、日常的な幸せやユーモア、人間らしさがあふれています。ロマンティックでありながら、コミカルで可愛らしく、観客を思わず笑顔にしてくれる、優雅で軽やかな魅力に満ちていて、ドリーブの「La Paix(平和)」という曲にピッタリだと、私は思います。
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《コッペリア》の振付には大きく2つの系統があり、1870年に初演を手がけたアルチュール・サン=レオン版と、後1894年に、マリウス・プティパとエンリコ・チェケッティによって発展・再構成された、版に分けられます。
ここからは、さまざまなダンサーが踊る《コッペリア》の結婚のグラン・パ・ド・ドゥをご紹介します。それぞれの個性の違いにも注目してみてください。
<アルチュール・サン=レオン版>
まずは、16〜20代前半の若手ダンサーで編成されている、 American Ballet Theatre(ABT) のジュニアカンパニー
元英国ロイヤルバレエのプリンシパル、カップル、アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボーグ(私生活でもおしどり夫婦)
そして、1970年代、バレエ界に革命を起こしたと言われる、奇跡的ペア、ミハイル・バリシニコフとゲルシー・カークランド
<マリウス・プティパとエンリコ・チェケッティ版>
英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、マリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフ
ナタリア・オシポワとヴィャチェスラフ・ロパチン(ボリショイ・バレエ(2011年)
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最後に、マリインスキーバレエの『コッペリア』、2024年に初演されたAlexander Sergeev振付のモダンバージョンをご紹介します。
マリインスキーバレエ『コッペリア』2024年アレクサンドル・セルゲーエフの振り付け
こちらの映像では、スワニルダ役はナジェジュダ・バトエワ、フランツ役はキミン・キム
こちらは、永久メイさんが第一幕で演じる、「麦の穂のパ・ドゥ・ドゥ」のリハーサルビデオです。
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ドリーブの音楽の魅力とバレエの美しさを、たっぷりと楽しんでいただけたのではないでしょうか。
今後も、心に残る素敵なバレエ作品をお届けしていきたいと思います。
