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人間は考える葦である。←棄却

人間は考える葦である

パスカル「パンセ」

AI時代においてこの前提を見直す必要があるかもしれません。

とあるインタビューで、OpenAIのCEO サム・アルトマンは以下のように述べています。

インタビュアー:
ちょっと思考実験的な質問をしたいんですが…
もし、今の1000倍の計算資源があったらどうしますか?——もともとの問いは“無限の計算資源があったら”だったんですけど、それはさすがに現実味がないので、1000倍にしてみました。

サム・アルトマン:
私が思う“超メタ”な答えは、まあ後でちゃんとした答えも言いますけど、たぶん本音としては、“AI研究をすごく頑張らせる”ということですね。つまり、“もっとずっと良いモデルの作り方を見つけさせて”、そして“そのもっと優れたモデルに、私たちがその計算資源で何をすべきか聞く”っていう(笑)。

インタビュアー:
つまり、自分たちが一番難しいと思っている問題を、その計算資源で真っ先に解かせるというわけですね。

サム・アルトマン:
そう、それが多分一番正しい答えだと思う。

Sam Altman Talks AGI Timeline & Next-Gen AI Capabilities | Snowflake Summit 2025 Fireside Chat

さらに別のイベントでは、サム・アルトマンはモデルをデータベースとしてではなく、推論エンジンとして使うべきだと語っています。

考えるのは人間の仕事ではないのです。人間の思考の深度が逆にボトルネックになります。

抵抗は大きいですが、このパラダイムシフトの影響力は計り知れないものになるでしょう。

では、何が重要になるのでしょうか。

燃料です。それは、データです。コンテキストです。ブログを書いたり、メモを残したりして、知を蓄積することが、将来に向けた生存戦略になるでしょう。

問いを立てる力は依然として重要ですが、十分な質と量のコンテキストがあれば、AIが問いを立てることは可能になるでしょう。(私たちが問いを作るのに使うのと同じコンテキストを与えれば、それも当然のことです)

「答える」のではなく、「問いを立てる」フェーズで、コンテキストの充実度による格差が、特に大きくなるのではないかと思います。


最近気になった「データ・コンテキスト」に関するニュース


追記: 7月8日
コンテキストが重要な仮説は正しそうです。

プロンプトエンジニアリングからコンテキストエンジニアリングへ
Google DeepMind フィリップ・シュミット(Philipp Schmid)氏より


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