「若くていいね」がしっくりこなかったあの頃と、今
参加しているマガジン「自分棚卸し&自分発見:共同運営マガジン【アラフィフからのnote部】」には、オマケ企画があります。
「自分発見・棚卸し」という視点から、毎月テーマを二つ提案してくれる、書くかどうかは自由な、ゆるやかな企画です。
5月のテーマ1は、
「人生の5月の記憶」
新緑がまぶしくて、風が心地よい5月。
季節としての5月がそうであるように、「人生の5月」という言葉にも、どこか軽やかで、前向きな響きがあります。
けれど、自分の若い頃を思い返すと、「若くていいね」と言われるたびに、なんだか居心地の悪さを感じていました。
あの頃、わたしは本当に「若かった」のかな? と、ふと考えてしまうのです。
そんな記憶をたどってみると、今の自分との違いが、少しずつ見えてきました。
「若さ」に感じていた、うまく言えない違和感
10代後半から20代の頃、まわりから「若い」と言われることに、どこか違和感がありました。
「若くていいわね!」
「若いんだから、なんでもできるよ!」
「若いうちに、いろんな経験をしなさい」
——そんな言葉をかけられるたびに、心の中は「若い?」とクエスチョンマークでいっぱいだったのです。
元々わたしは、キャピキャピしていたわけでもなく、どちらかといえば落ち着いていたと思います。
「こんなことをしてみたいっ!」というようなキラキラした情熱も特になく、何かにのめり込んだり、一途に楽しんだりする“推し”のような存在もいませんでした。
流行にもあまり敏感ではなかったので、「若者だから新しいこと知っているでしょ?」という相手の期待に応えられないのが、少し苦しかったです。
全体的に、いわゆる“若者らしさ”がなかったのだと思います。
でも、そんな自分でも「若いっていいね!」「羨ましい!」と周りから言われるので、どこかで無理をして、元気はつらつに振る舞おうとしていた気がします。
「若者らしく、キラキラした夢を抱かなきゃ」と思い込んでいたのかもしれません。
当時の私は、まわりの評価がすべてでした。
まわりが「幸せそうだね」と言ってくれることが、自分にとっての幸せ——そんな、すごく“他人軸”な価値観で生きていたのです。
だからこそ、「若い」と言われることに合わせようとしていたし、その違和感にも気づかないふりをしていたのだと思います。
でも今、こうして振り返ってみると——
「あれはやっぱり、違和感だったなぁ」と、はっきり思うのです。
「若さ」ではなく、自分らしさが心地いい今
あの頃、「若い」と言われることに違和感を覚えていたわたしですが、今はその言葉を穏やかに受け取れるようになりました。
「若くていいわねー」
「若いんだから、まだまだ!」
——そんなふうに言われても、心の中にざらつきは残りません。
職場ではすっかりベテランの立場ですが、地域の集まりやプール教室などに参加すると、周りは親世代以上の方ばかり。
そんな場で「若い若い!」と声をかけられても、今の私は、「はいはい、確かに皆さんよりは若いですから、がんばりますー」と明るく笑って返せるようになりました。
昔のように、その言葉に自分を合わせようとしたり、モヤモヤしたりすることもなくなりました。
今の私は、若い頃よりもずっと心が自由です。
周りの期待に応えることよりも、自分の気持ちを大切にすること。
それが自然にできるようになってきました。
年齢や立場、まわりの声に振り回されすぎることなく、「やりたい」「こうしていたい」という自分の声を、ちゃんと聞いてあげられるようになった気がします。
若さという“外側の価値”にこだわっていた頃より、今の方がずっと、自分の“内側”とつながっていられる——
そんな今こそ、私にとっての「人生の5月」なのかもしれません。
おわりに
若さに違和感を抱いていたあの頃。
そして今、年齢を重ねたことでむしろ自由になったと感じられる自分。
人生の時間はまっすぐな一本道ではなく、季節のようにグルグルと巡っているのかもしれません。
「春」は一度きりじゃないし、「5月」は何度でも訪れるのだと思います。
今このとき、自分の気持ちに素直にいられるこの瞬間こそが、わたしにとっての「人生の5月」。
そう思える今が、なんだかちょっと嬉しかったりします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
読んでくださることや、スキ・コメントなどで気持ちを寄せていただけることが、いつも励みになっています。
これからも、自分のペースで書いていきたいと思います。
✳︎ はじめましての方へ
▶︎「2回目の自己紹介|noteを始めて4か月」
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!いただいたチップは、素敵な言葉を届けてくれる他の書き手さんへのチップとして、そっと循環させていけたらと思っています。
また、ときにはnoteを書き続けるためのちょっとしたごほうびにして、日々の小さな幸せにそっと使わせてもらいます。