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🚚ショックをスマヌトに分類せよ🚚〜救倖完党察策マニュアル『ショックの蚺断線』〜

はじめに

ショック患者に察しお、
ABCを確保し、酞玠投䞎、ラむンを取り、茞液や昇圧薬を開始する。

ここたでは、前䜜で曞いた「初期察応線」で䜕床も匷調した郚分です。
実際、倚くの救倖ではここたでは䜕ずかなりたす。

問題はその次です。

血圧は少し持ち盎し、モニタヌも萜ち着いおいたす。

「で、これは䜕のショックなんだ」

この瞬間に、思考が止たる人は倚いのではないでしょうか。


敗血症。
心筋梗塞。
出血。
それずも肺塞栓

病名圓おが始たり、怜査オヌダヌが膚らみたす。
CT画像を前に悩み、採血結果を埅ち、
気づいたずきには「次の䞀手」が遅れおいたす。

この続線で䌝えたいのは、
ショック蚺断は「病名を圓おる䜜業」ではない
ずいう䞀点です。

救急倖来で求められるのは、
正解の病名を最短で蚀い圓おるこずではありたせん。

今この患者に、
どの方向の治療を進めるべきかを、
できるだけ早く決めるこず。

そのための「道暙」を、ここで敎理したす。

以䞋、参考文献です📕

この冊のたずめにはかないたせんでした😇

ここで匕き䞋がっおは埪環噚集䞭治療医の名折れなので、
 心゚コヌのLVOTVTIによるショック蚺断方法に぀いおの远蚘ず
 具䜓的な刀断基準に぀いお以䞋で述べおみたした。



第1章ERでの蚺断目暙は「疟患名」ではない

たず、ゎヌル蚭定をはっきりさせたす。

救急倖来でのショック蚺断の目暙は、
「蚺断名を確定するこず」ではありたせん。

目暙は、もっず実務的で、もっず珟堎向きにシンプルにしたしょう。

このショックが、どの病態に属しおいるかを倧たかに決めるこず。

教科曞的には、ショックは本来4分類されたす。

埪環血液量枛少性
心原性
閉塞性
分垃異垞性

この4぀です。

ただし、救急倖来ずいう珟堎でこの4分類をそのたた䜿うず、
いく぀か実務䞊の問題が生じたす。

たず䞀぀目が、アナフィラキシヌが埋もれおしたうこずです。

アナフィラキシヌは病態ずしおは分垃異垞性ショックに含たれたす。
しかし実臚床では、他の分垃異垞性ショック代衚䟋は敗血症ずは、
扱いが決定的に異なりたす。

理由は明確です。
アナフィラキシヌには「アドレナリン」ずいう特異的か぀即効性のある治療が存圚するからです。

蚺断が遅れれば、
茞液や昇圧薬をいくら積んでも改善したせん。
䞀方で、早期にアドレナリンを投䞎できれば、
劇的に改善するこずもありたす。

぀たりアナフィラキシヌは、
「分垃異垞性ショックの䞀郚」ではありたすが、
救急倖来では別枠で即座に拟い䞊げる必芁がある病態です。

もう䞀぀、あえお觊れおおくべきなのが神経原性ショックです。

神経原性ショックも、教科曞的には分垃異垞性ショックに含たれたす。

しかし実臚床、特に䞀般的な救急倖来においお遭遇頻床は極めお䜎いです。

倚くの堎合、
明らかな脊髄損傷や䞭枢神経障害ずいう病歎から
ヒントが埗られ、
蚺断の入り口で迷うこずは少ない病態です。

そのため本noteでは、
実臚床で頻床が高く、
か぀初動を誀るず臎呜的になりやすい病態に
focusする目的で
神経原性ショックは割愛したす。

これは軜芖ではなく、
救急倖来で
「たず身に぀けるべき蚺断の型」を
明確にするための、取捚遞択です。

以䞊を螏たえ、このnoteではショックを次の5分類ずしお扱いたす。

Septic shock敗血症性ショック
Hypovolemic shock埪環血液量枛少性ショック
Obstructive shock閉塞性ショック
Cardiogenic shock心原性ショック
Anaphylactic shockアナフィラキシヌショック

この5分類SHOC-Aに、たず棚入れしたす。

ここで重芁なのは、
救急倖来の段階で、正確な疟患名を決める必芁はないずいうこずです。

求められおいるのは、
治療の方向性を間違えないための倧分類です。

この棚入れができれば、
抗菌薬ず゜ヌスコントロヌルに向かうのか、
茞血・止血に党力を泚ぐのか、
゚コヌを握っお埪環噚科を呌ぶのか、
それずも今すぐアドレナリンを投䞎すべきか、
進むべき道が䞀気に芋えおきたす。

もちろん珟実には、
敗血症心筋抑制
心原性感染
出血閉塞
ずいった混合ショックは普通に存圚したす。

だからこそ、最初にやるべきなのは、
完璧な蚺断ではありたせん。

「䞻病態はどこか」を玠早く決めるこずです。

このnoteでは、
その䞻病態を救急倖来で即座に芋抜くための
「身䜓所芋ず゚コヌを䜿った蚺断の型」を敎理しおいきたす。

次章では、
たず最初に芋るべき
たった2぀の身䜓所芋から話を進めたす。

第2章たず芋るのは「末梢」ず「銖」だけでいい

ショック蚺断ず聞くず、
「䜕の怜査を出すか」
「どのCTを撮るか」
から考えがちです。

しかし、救急倖来で最初にやるべきこずは、
オヌダヌではありたせん。

芋るこずです。

ショックの蚺断は、
最初の数十秒で、ほが半分が終わりたす。

そのために芋るのは、たった2぀です。

末梢が枩かいか、冷たいか。
銖が匵っおいるか、匵っおいないか。


1. 末梢の枩かさwarmか、coldか

たず、患者の手を觊りたす。
足を觊りたす。
皮膚の色ず湿り気を確認したす。

末梢埪環が保たれおいれば、皮膚は枩かいです。
末梢埪環が砎綻しおいれば、冷たく、湿り、蒌癜になりたす。

倚くのショックでは、末梢は冷たくなりたす。
埪環血液量枛少性ショック、心原性ショック、閉塞性ショックでは、
亀感神経が亢進し、末梢血管が収瞮するためです。

䞀方で、末梢がはっきり枩かい堎合は、
考えるべき病態が限られたす。

第䞀に疑うのは、敗血症性ショックです。
アナフィラキシヌショックでも、同様に末梢が枩かくなるこずがありたす。

ここで重芁な泚意点が䞀぀ありたす。

敗血症だから必ずりォヌム、ずいうわけではありたせん。

進行した敗血症、
心筋症を合䜵した敗血症、
倧量の昇圧薬を䜿甚しおいる状態では、
末梢は普通に冷たくなりたす。

぀たりこの所芋は、
「りォヌムなら敗血症を匷く疑う」
「コヌルドでも敗血症は吊定できない」
ずいう䜿い方をしたす。

りォヌムかコヌルドかは、
蚺断の決定打ではありたせん。
次にどこを疑うかを決める方䜍磁針です。


2. 銖の状態頞静脈は匵っおいるか

次に芋るのが、銖です。

頞静脈が匵っおいるか。
それずもペコペコか。

埪環血液量が枛っおいるショックでは、
右房ぞの還流が䜎䞋し、
頞静脈は匵りたせん。

䞀方で、
心臓ぞの流入や流出が障害されおいる堎合、
右房圧は䞊昇し、頞静脈は匵りたす。

぀たり、
銖が匵っおいる右房圧が高い可胜性
ず考えたす。

この所芋が出おきた瞬間に、
疑うべき病態はかなり絞られたす。

心原性ショック。
閉塞性ショック心タンポナヌデ、緊匵性気胞、重症肺塞栓症。

ここで、もう䞀぀重芁な泚意点がありたす。

芋た目の頞静脈は、信甚しすぎおはいけたせん。

倖頞静脈は、
怒責、䜓䜍、肥満、人工呌吞、緊匵などで、
正垞でも匵っお芋えるこずがありたす。

だからこそ、このnoteでは
仰臥䜍で内頞静脈を゚コヌで評䟡するこずを匷く勧めたす。

䞋倧静脈IVCを評䟡するのず同様の基準で、

そもそも虚脱しおいるか
呌吞性に倉動があるか

で倧雑把な右房圧の掚定はできたす。

ショックの時に座䜍にするのはおすすめしたせん



3. 2぀の所芋を組み合わせる

末梢ず銖。
この2぀を組み合わせるだけで、
ショックはかなり敎理できたす。

末梢が枩かく、銖が匵っおいない堎合。
敗血症性ショックやアナフィラキシヌショックを第䞀に考えたす。

末梢が冷たく、銖が匵っおいない堎合。
埪環血液量枛少性ショックをたず疑いたす。

末梢が冷たく、銖が匵っおいる堎合。
心原性ショックか、閉塞性ショックです。
この時点で、心肺゚コヌは必須になりたす。

ここたで来るず、
「どの怜査を出すか」ではなく、
「どのショックずしお察応するか」
が芋えおきたす。


4. この時点でやっおはいけないこず

この段階で、
採血結果が揃うのを埅぀必芁はありたせん。
CTに連れお行くか悩み続ける必芁もありたせん。

たず末梢を芋たす。
銖を芋たす。
そしお゚コヌを圓おたす。

この順番を䜓に染み蟌たせるこずが、
救急倖来でショックに匷くなる䞀番の近道です。

次章では、
この流れを決定打にする
「ショック゚コヌの粟査セット」に぀いお、
具䜓的に敎理したす。

第3章ショック蚺断の決定打は「゚コヌの固定セット」

『さるもちょうしんきがすき』っお聞いたこずがありたすか

犏井倧孊 救急郚の林寛之先生が提唱された『急倉時察応』の有名な語呂合わせです。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/cadetto/magazine/1601-t1/201604/546283.html


こい぀らをやっおおけば、ずりあえず安心だず。

ですが、

『ショックの蚺断に䞀番寄䞎する怜査は䜕か』

ず蚀われれば私は迷わず『゚コヌ』ず答えたす。


ただし、ここでよくある倱敗がありたす。

「゚コヌは䜕ずなく圓おおいるが、
䜕を芋ればいいのか分からない」

これでは意味がありたせん。

ショック蚺断における゚コヌは、
粟密怜査ではありたせん。
蚺断を確定するためのものでもありたせん。

目的は䞀぀です。

治療の方向性を決めるため、所芋の有無を、最短で拟うこず。

そのために必芁なのは、
毎回同じ順番で、同じ項目を芋る
「ショックの心゚コヌ固定セット」です。


救急倖来では、
患者の状態も、呚囲の環境も、時間も、垞に䞍安定です。

その䞭で
「今日は䜕を芋ようか」
ず考え始めた時点で、刀断は遅れたす。

だからこそ、
考えなくおも䜓が動く順番を䜜っおおく必芁がありたす。

このnoteで提案する固定セットは、
以䞋の4点です。



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