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🚚救倖で迷うあなたぞ、これが道暙だ🚚〜救倖完党察策マニュアル『ショックの初期察応線』〜

割匕あり

はじめに

救急倖来でショックに遭遇した瞬間、
頭の䞭が䞀瞬だけ“真っ癜”になるあの感芚。
あなたも、䞀床は経隓しおいるはずです。

血圧は萜ちおいる。
乳酞は高い。
皮膚は冷たい。
でも原因がわからない。
䜕から始めるか決めきれない。

「この患者、たず䜕からやればいい」

誰もが抱くその問いに、ここで答えたす。

このnoteは、
救倖で“迷わず動くための型”を、
最短距離で頭に入れるためのマニュアルです。

・䜕を優先するべきか
・どの順番で評䟡するか
・どこで間違えやすいのか
・どの指暙を芋お決断するか

研修医はもちろん、若手救急医、内科医、ICUスタッフにも読んでほしい内容です。

芁するに

ショックっお、どう察応すればいいの

その答えが党く思い぀かない方に、おすすめしたす。

逆に『ある皋床は察応できる』医療者は、このnoteを読む必芁はありたせん。

「ショックは怖い」

その気持ちをなくす必芁はありたせん。
ただ、“正しく怖がり、正しく動けるようになるこず”が、
救倖の医療者にずっおの最倧の歊噚です。

では、ショックの初期察応を“型”ずしお理解しおいきたしょう。



ちなみに、気道管理や酞玠の問題に関しおはどうするのっお
ご意芋を頂くこずがあるんですが

珟実問題、救急倖来で芋る成人のショック患者においお、airway,breathingよりも圧倒的にcircilationの異垞が目立぀堎合が倚いんです。

内科蚺断リファレンスより抜粋したすが

救急倖来におけるショックの原因疟患

  1. 埪環血挿量枛少性(31%)

  2. 敗血症以倖の血液分垃異垞性(27%)

  3. 敗血症(23%)

䞊蚘疟患矀だけで80%ですし、䞊蚘の疟患であれば気道管理よりも珟病に察する補液、カテコラミン投䞎の方が優先されたす。挿管は原疟患の治療にはなりえたせんからね。

なので、このnoteではあえお気道確保、管理に぀いおは觊れたせん。
呌吞管理系は以䞋のnoteで確認を👇

明らかな呌吞䞍党が先立぀堎合は、圓然ですが気道管理が優先されたす😇
その堎合はショック、ずいうより重症呌吞䞍党ずしお察応するべき



【患者蚺察の基本的な流れ】


①䞻蚎を聞いお鑑別疟患を思い浮かべる

②䞊蚘疟患の手がかりを思い浮かべながら病歎聎取&身䜓蚺察

③鑑別疟患に察する怜査

④蚺断確定したら治療

ずいう流れになりたすが、ショックの堎合はちんたら病歎聎取しおたら患者が心停止する可胜性があるのでたずバむタルを安定させるこずから始めなければいけたせん。

収瞮期血圧(sBP)が80以䞋の症䟋でショックを芋逃すこずはないず思うのですが、実臚床で問題ずなるのがsBPが90以䞊あっお、芋た目は意倖ず元気な人がショックだったりする堎合。

個人的な意芋ですが、若幎者ほどこの傟向が匷いように思えたす。

自隓䟋の20才のToxic Shock Syndromeなんかはwalk inで来院したものの、芋た目が元気なせいでショックであるこずを圓盎医が認識せずに䞀般病棟に入れおたした。


来院時BP 96/74, HR 115, BT 40.6°. 翌日状態が悪化しお高床救呜センタヌに転院搬送になりたした。

぀栌蚀ずしお

ショックを血圧だけで刀断しない

血圧が䞋がっおいる時点で前兆を芋逃しおいるず猛省するべき

血圧が䞋がるのはショックの最終段階で、か぀埌がない状況です。

できれば血圧が䞋がる前にショックを認識しお察応できるようになっおください。

珟堎で芋逃しがちなショック

✅sBPが100以䞊ある堎合
→meanBP、頻脈、頻呌吞で異垞に気づく
→ショックを疑う症状、皮疹、意識障害はないか

✅血液ガスで代謝性アシドヌシスがない堎合
→本圓に lac>1.5なら異垞、HCO3-は䞋がっおない
→pHだけ芋おいるず芋逃したすよ

ショックのtime courseは

Ⅰ病気になる

Ⅱ頻脈や頻呌吞などで
䜎血圧やアシドヌシスを代償する

Ⅲ耐えきれずに埐々に乳酞倀(Lac) が䞊昇する

Ⅳさらに進行するず䜎血圧、乳酞アシドヌシス、臓噚障害が出珟

ずいう流れで、Ⅱのショックの前段階(preshock)を認識しお介入できればⅢ、Ⅳたで進行しないはずなんです。


ショックをどんな時に疑う

たず、個人的にはどんな患者でも『ショックではなかろうか』ず疑う癖を぀けおいたす。

なぜならショックはあらゆる病態の最終進化系であり、芋逃すず死ぬからです。

第䞀に芋た目、だるそうな人がいたら䞀床はショックを疑い、vitalを確認しお䞋蚘の異垞がないか確認するこずずなりたす。

䜎血圧がわかりやすい指暙ではあるものの、『血圧がさがっおいないショック』の状態で介入できるず予埌が非垞に良いため、『血圧がさがらないショックでは、どんな項目が狂っおいるのか』を知っおおくずいいでしょう。

特にHRず呌吞回数です。

☆「収瞮期血圧が90以䞋 or 普段の血圧から30以䞊の䜎䞋」
(必ず普段の血圧もセットで聞くこず

☆「HRが掞性頻脈で90を超えおいる堎合」
(HR>sBPの堎合もショックを想起)
(いわゆるshock index<1の堎合)

☆「呌吞回数(RR)が24回以䞊」
(15秒で回以䞊の呌吞)
※看護垫の報告を受けるのでなく
必ず医者が枬定

以䞊のどれかに圓おはたる堎合は血圧が保たれおいおも「ショックかも」ず思えるように。

動脈血液ガスの乳酞倀はショックにおける必須評䟡項目で、2mmoL/L以䞊なら埪環䞍党の蚌拠ずなりうるのでショックず確定できたす(本圓はScvO2やSvO2の方が感床が高いですが、救急倖来だず枬定がほが䞍可胜)。

僕はショックず刀断した段階乳酞倀が高い、もしくは病歎や身䜓所芋からショックを疑った堎合で、すぐにノルアドレナリンの持続(10倍垌釈)やショット甚(100倍垌釈)の準備をしおいいず思いたす。


コラム〜血液ガスの取り方〜

なんですけど「わざわざ錠埄からAガスずるのも手間だな〜〜」っおいう患者がいるこずももちろんわかりたすし、忙しい救急倖来だずわざわざ寝かせおズボンおろしおもらっお、、、っおいう手間があっお嫌ですよね特にwalkin。

私のお勧めは手銖の橈骚動脈からの採取です。倱敗しおも圧迫が錠埄より容易だし、䜕より手間がかからないのが良いです。Alineずるずきず䞀緒ですしね。

自分で刺すのが䞍安な堎合は、仲がいい埪環噚内科や救急の先生に教わりたしょう。たくさん穿刺しおいるので手慣れおたす。


ショック自䜓はどんな䞻蚎でくるでしょう

ショックを想起しやすい患者の䞻蚎ずしお「胞痛、発熱」などはわかりやすいですが

・倊怠感、身の眮き所がない感じ

・意識障害、䞍穏、傟眠傟向、せん劄、けいれんなど

・嘔吐、嘔気、䞋痢などの消化噚症状

などの神経症状や消化噚症状が䞻蚎にもなりうるこずを知っおおきたしょう。


身䜓蚺察

さお、ショックを疑ったら身䜓所芋で裏を取りたしょう。

以䞋の぀の芳察所芋で耇数異垞があればショックを瀺唆したす。

尿量はバルヌンを入れお確認。

けどすぐにはわからないので、初期察応でショックを認識する堎合、䞭枢神経ず皮膚の所芋が泚目ポむントです。

ショックを疑う぀の窓

✅䞭枢神経→意識障害、䞍穏など
✅腎臓→乏尿、無尿
✅皮膚→網状皮斑、冷感、CRTなど

CRTCapillary Refill Timeは、末梢埪環の評䟡に甚いられる簡䟿な臚床指暙です。

通垞、患者の指先や前額郚などを数秒間圧迫し、離した埌に皮膚の色が元に戻るたでの時間を枬定したす。䞀般的に2秒以内が正垞範囲ずされ、それ以䞊の遷延は埪環䞍党(ショック)を瀺唆したす。


CRTは、初期茞液療法や昇圧薬投䞎の効果を評䟡する指暙ずしおも有甚です。治療介入埌にCRTの短瞮がみられる堎合は、組織灌流の改善が期埅できたす。

逆にCRTの遷延が持続する堎合、さらなる茞液管理や昇圧薬の調敎を怜蚎する必芁がありたす。

CRTは乳酞や採血デヌタよりも先に改善する内科蚺断リファレンスより抜粋ので、そういう意味でも重芁な指暙。CRTの倀はカルテにも蚘茉しおおきたしょう。

ショックの鑑別はどう行う

どうもショックっぜいな、ず思ったら次は鑑別のための蚺察、怜査に入りたす。

ずいっおも、身䜓蚺察では単独で原疟患を特定するほどの情報はないです。

なので倧たかなショックの分類さえ鑑別できれば初期察応の方針が決たるので十分です。


鑑別のための泚目ポむントは぀。

①末梢の皮膚の蚺察
冷や汗、冷感、網状皮斑など

②頞静脈怒匵の有無
⭐゚コヌで確認するず芋やすい

①末梢の皮膚の蚺察

末梢皮膚を觊っお暖かいなら
敗血症やアナフィラキシヌの可胜性があがりたす。
他のショックは基本冷たいです。

(ショックの終末期はどんなショックでも冷たくなるので、あくたでも原則ですが)

②頞静脈怒匵の有無

頚静脈怒匵があれば
閉塞性か心原性の可胜性が高いず蚺断したす。

ここでお勧めしたいのが、仰臥䜍で゚コヌで内頞静脈を芳察するこずです。

内頞静脈は『゚コヌ』で芋るず 非垞にわかりやすい。

䜓内volumeで有名な評䟡指暙ずしお、IVCが有名です。

が、 『゚コヌで芋えない』 シチュ゚ヌションっお 倚々あるんですよね。

そんな時に内頞なら 『簡単に』『確実に』 描出できたす。

呌吞性倉動も IVCず同様の芳察でよし。

超簡単にいうず静脈が

『匵っおいる、呌吞性倉動なし』→心原性、閉塞性ショック

『虚脱、倉動あり』→埪環血液量枛少、血液分垃異垞

ずみなせたす。ぜひやっお芋おください。

もう少し詳しい蚺断は以䞋です👇


ショックの初期察応

さお、同時䞊行しおショックの察応を考えたしょう。

んで、ショックの察応は

ショックでの初期察応

①现胞倖液党開
※明らかな心原性ショックの堎合は陀く

②同時䞊行しおノルアドレナリンを䜿甚
※shot甚 NOA 1A+溶媒99mL
※持続甚 NOA 5A+溶媒45mL

圓たり前ですが点滎、カテコラミンはあくたで察症療法であり、ショックの治療の倧前提は疟患自䜓の治療です。

ACSならカテヌテル治療(PCI)だし、緊匵性気胞なら胞腔脱気など。あくたで原疟患ぞの介入がメむン。

が、その凊眮を開始するたでに血圧が䞋がっお心停止しおは元も子もありたせん。ある皋床点滎で状態を保っおおく必芁がありたす。

補液に関しおは明らかな心原性ショック以倖は现胞倖液党開の察応で倧䞈倫です。

初期茞液、䜕を遞ぶ

BP 88/54、HR 118、䜓枩39.0℃、乳酞3.8。敗血症性ショック疑い。ずにかく茞液を始めたい。でも手が止たる。

生食か。リンゲルか。アルブミンも足す HESは䜿っおいいんだっけ。

誰もが䞀床は固たる堎面。
初期補剀の遞び方を、ここで敎理しおおきたす。

その前にどのショックの話か

補剀の各論に入る前に、ひず぀確認しおおくこずがありたす。

ここで「现胞倖液で攻める」のは、補液で前負荷を足したいタむプのショック。
埪環血挿量枛少性ず、敗血症などの血液分垃異垞性です。この蚘事でいう「明らかな心原性ショック以倖」がここに圓たりたす。

逆に、初手から晶質液を党開にしない泚意するショックもありたす。

  • 心原性ショックwet and coldが倚く、補液で無理に抌すずうっ血が悪化する。攻めるのは茞液ではなく昇圧・匷心、補助埪環

  • 出血性ショック晶質液は茞血たでの぀なぎ。本呜はRBC・FFP・血小板など茞血。晶質液で抌し切らない

  • 閉塞性ショック緊匵性気胞なら脱気、タンポナヌデならドレナヌゞ。補液は時間皌ぎで、本䞞は閉塞の解陀

このタむプ分けを螏たえお、「现胞倖液で攻めるショック」の補剀遞びに進みたす。

初手リンゲル液などの平衡晶質液

现胞倖液で攻めるショックの初期蘇生は、
平衡晶質液いわゆるリンゲル液を第䞀候補に眮きたす。

理由は3぀。

たず、補いたいのが现胞倖液党䜓だから。晶質液は现胞内には移動せず、现胞倖血管内間質に分垃したす。補いたい堎所ず、薬が向かう堎所が䞀臎したす。

次に、0.9%食塩氎よりCl負荷が少ないから。バランス茞液乳酞・酢酞・重炭酞加リンゲル液はNa・Cl濃床が血挿に近く、生食ほどClを入れずに枈みたす。過剰なCl負荷は高Clアシドヌシスの原因になりたす。

そしお、平衡晶質液は比范的安䟡。茞血補剀のアルブミンやHESは高い。安䟡な乳酞加リンゲル液をたず暙準的な蘇生茞液ず考えるのが劥圓ずされおいたす。

迷ったらリンゲル。これが基準点です。

0.9%食塩氎が奜たれる堎面

䞊蚘の通り、生食0.9%食塩氎は䞇胜ではありたせん。Clが154mEq/Lず倚く、倧量に入れるず高クロヌル性代謝性アシドヌシスを起こしえたす。

「ずりあえず生食党開」から卒業したしょう。

それでも、生食を遞ぶ理由が出おくる堎面がありたす。

  • 頭蓋内圧亢進生食は血挿より浞透圧が高めで、脳浮腫を悪化させにくい。逆にバランス茞液は浞透圧がやや䜎く脳浮腫を悪化させうる

  • 䜎Na血症

  • Cl反応性代謝性アルカロヌシスの補正利尿薬䜿甚埌など

  • 無尿・高K血症が気になるずきリンゲルは

アルブミンを怜蚎する堎面

アルブミンは血管内に残りやすい茞液です。
テキスト䞊は投䞎埌数時間、投䞎量の玄70%が血管内にずどたるずされ、血管内をねらった䞀時的なボリュヌム維持に向いおいたす。

ただし、初手で䜕ずなく入れるものではありたせん。ここが肝心。

怜蚎するのは、こんなずきです。

  • 晶質液をかなりの量入れる必芁がありそうなずき

  • 䜎アルブミンが匷いずき

  • 血管内ボリュヌムを䞀時的に保ちたいずき
    止血凊眮・茞血たでの぀なぎなど

  • 浮腫が匷く、間質から血管内ぞ氎を戻したい背景があるずき

なお、晶質液ずくに生食・リンゲル茞液以䞊にアルブミンが生存率を改善するずいう結果は瀺されおいたせん。

晶質液での反応が悪い時、か぀背景を螏たえお適応を怜蚎です。

HESを避ける理由

HESは血管内に残りそうで、䞀芋よさそうに芋えたす。
でも、ショックの初期蘇生では遞びたせん。

理由は3぀。

  • 腎障害。ずくに重症敗血症や埪環䞍党のケヌスで、HESによる急性腎障害AKIの合䜵リスク䞊昇が瀺されおいたす

  • 凝固異垞・出血傟向。眮換床の高い補剀では第Ⅷ因子・von Willebrand因子の阻害、血小板凝集阻害が起こりえたす

  • 重症敗血症での安党性の懞念

囜内では添付文曞䞊、重症の敗血症の患者は犁忌、それ以倖の敗血症の患者も慎重投䞎に䜍眮づけられおいたす。ほかのタむプのショックでも、重症䟋ではAKI・凝固のリスクから基本は避けるべきでしょう。

実臚床では「ショックの初期蘇生でHESは遞ばない」ず芚えおおけば十分です。採甚・販売状況も倉わりうるので、䜿う前に必ず確認を。

たずめ4぀の立ち䜍眮


この衚は「埪環血挿量枛少が病態に含たれるショック」の話です。

心原性は補液で抌さない、出血性は茞血が本呜、閉塞性は閉塞解陀が本䞞——ここは別軞ずしお芚えおおく。

、、、ずたぁ蚀っおきたしたが、実臚床だず”耇合しおいるショック”が党然あるので、心原性っぜくおも"補液を入れおはいけない"ずいう぀もりはありたせん。

結局は䞊蚘原則のもず、臚床刀断で"ひずたず倖液いれお反応を芋る"
ずいう戊略を取るこずもありたす。

もちろん茞液忍容性にも泚意を払いながら。


ショックにおける点滎 Q & A

さお、点滎における疑問は

ショックにおける点滎に぀いお

①ルヌトはどこから

②必ずCVをずるべき

③点滎は結局䜕を䜿えばいいの速床は

④カテコラミンは初めから䜿っおいいの

⑀心機胜が悪い人に
 補液党開でするの怖いんだけど、、、、

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