HSS型HSPが興味やモチベは高いけど挫折しやすいのは『刺激を求めすぎ』だから

頑張れるのに続かない人へ【前編】


まずは「症状の一覧」から話したい

こんなパターン、どれくらい当てはまるだろうか。

  • 興味が爆発して、一気に全力でやる

  • 数週間〜数ヶ月たつと、急に触りたくもなくなる

  • そのあとに来るのは、「なんでまた続かなかったんだ」という自己嫌悪

  • 人より行動はできているはずなのに、「積み上がっている感覚」がない

  • 勢いで始めたことが、途中から「意味わからん苦行」に変わる

もしこのあたりで「うわ、わかる」となっているなら、
あなたの中でも、かなり似たパターンが動いている可能性が高い。

ここでは「気合い」や「性格の弱さ」の話は一回置いておいて、
パターンそのものを分解していく。


僕の「ジェットコースター時代」

僕自身も、長いことこのループを繰り返していた。

  • 新しい分野を見つける

  • 一気に本を買いあさる・動画を見る・試してみる

  • 1〜2ヶ月くらいは、そればかり考えている

  • 3ヶ月目くらいから、急に触るのが重くなる

  • 触らなくなった自分にイラつく

  • 「またか」と思って、その分野を丸ごと見ないようにする

そのとき、頭の中ではだいたいこんな独り言が流れていた。

「ここでやめたら、今までの時間が全部無駄になる」
「結局、何をやっても続かないよな」
「あの人はもう結果出してるのに、自分はまた途中で止まってる」
「前みたいにワクワクしない。これは自分が飽きっぽいからだ」

今思うと、このときの僕には大きく3つの特徴があった。

  1. 「始めること」しか見ていない

  2. 「続け方」も「やめ時」も、設計していない

  3. 興味の変化や疲れを、全部「性格の欠陥」にまとめていた

この3つが揃うと、
ジェットコースター化はほぼ確定する。


なぜジェットコースターになるのか(ざっくり構造)

HSS型HSPだと、だいたい次の要素がセットになりやすい。

  • 新しいものへの好奇心が強い(理解も速い)

  • 感受性が高くて、刺激に疲れやすい

  • 自分へのハードルが高い(「ちゃんとやれ」「続けろ」が強い)

  • その一方で、「長く付き合う前提で設計する」発想が薄い

この組み合わせのままだと、こうなりやすい。

  1. スタートダッシュだけは得意(むしろ快感)

  2. 「全力で走れる=正しい」と思う

  3. 疲れ・飽き・環境のズレを無視して、勢いで押し切る

  4. 限界までいってから「もう無理」となる

  5. それを「また自分は続かなかった」と解釈する

で、「もう同じことはしない」と思うくせに、
少し時間がたつと、別の分野でまた同じことをやる。

このループから抜けるには、

  • 根性論を上積みするのではなく、

  • 「ものごととの付き合い方のルール」を変える

必要があった。


僕が最初に手をつけたのは「やめること」だった

「新しいテクニックを増やす」より先に、
まずやめたことから変えた。

ここでは、その中でも特に効いた3つを出す。

1. 「やる気」で自分を評価するのをやめた

前はずっと、

  • 「今日はやる気がある自分」=優秀

  • 「今日はやる気がない自分」=ダメ

みたいに、
その日のテンションで、自分の価値を決めていた。

結果どうなるかというと、

  • やる気がある日は、自分を好きになる

  • やる気がない日は、存在ごと嫌いになる

つまり、
感情の波に、自己肯定感ごと振り回される状態が延々と続く。

今は、やる気を「天気」扱いにしている。

  • 雨の日に海水浴をやらないように

  • 気分が乗らない日は「重い作業の日じゃない」と判断する

  • 「やる気がない=サボり」ではなく、
    「今日は軽いメンテの日」とみなす

これだけでも、

  • 「気分が乗らない自分=クズ」という発想から

  • 「気分もコンディションの一部」という発想に切り替わっていった。


2. 「興味が落ちた=終わり」という考え方をやめた

前は極端だった。

  • 興味のピークのとき:
    「これこそ自分の天職かもしれない」

  • 興味が落ち始めたとき:
    「やっぱり自分は飽きっぽい」「また同じパターンだ」

つまり、

  • 上がり幅もデカい

  • 下がり幅もエグい

というジェットコースター状態。

今やっているのは、興味の変化を見たときに、
いきなり「飽きた」「続かない」と決めつけないこと。

代わりに、こう分解して見るようにした。

  • これは“飽き”なのか?

  • ただの“疲れ”なのか?

  • やり方が合ってないだけなのか?

  • そもそも、もう“卒業”していいのか?

特に大きかったのは、

興味が落ちることを「失敗のサイン」ではなく
「関わり方の変え時サイン」として見る

ようにしたこと。

ここで「続けるか/やめるか」の二択を迫らないだけでも、
かなり生きやすくなった。


3. 「一気にやれる自分」を無条件で褒めるのをやめた

HSS型HSPの人には、ここがいちばん刺さるかもしれない。

  • 集中したときの没入力

  • 「やろう」と決めたときの行動スピード

これって、ちゃんとした武器だと思う。

でも僕は前まで、これを無条件の正義として扱っていた。

  • めちゃくちゃやれた日=勝ち

  • そこそこやれた日=微妙

  • あまり進まなかった日=負け

この評価軸を持っていると、
そもそも「普通の日」が全部「半分負け」になる。

で、気分が乗らない日は、存在ごと否定したくなる。

今は逆で、

  • 一気にやれた日ほど「危険日」とみなしている

具体的には、

  • 爆発した翌日は、意図的にペースを落とす

  • 作業時間を短く区切る

  • あえて別のことをやる時間を入れる

  • 「もっとできる気がする」ときほど、一回離れる

これは感覚的には、

  • 「加速力の強さ」を誇るんじゃなくて

  • 「カーブで減速する設計」を追加した感じに近い

ここまでが、「前編」で話したかったところ。


じゃあ、どうやって“自分のルール”を書き換えるのか?

ここまで読むと、たぶんこんな疑問が出てくると思う。

  • 「やめるのが大事なのはわかったけど、具体的に自分の中の何を変えればいいの?」

  • 「頭ではわかるけど、いざ燃え尽き前になると止まれないんだよな」

  • 「自分の場合、どこから手をつけるのが一番コスパいいんだろう?」

後編では、

  • 「燃え尽きに向かってるときのサイン」をどう拾うか

  • そのサインに気づいたとき、実際に何を“しない”か

  • 自分用の「チェックリスト」と「書き換えメモ」の作り方

を、もう少し具体的に落としていく。

続き:
HSS型HSPのジェットコースターから降りるための
「自己デバッグ用チェックリスト」【後編】

(※ここでは、実際に紙とペンを使って、自分のルールを書き換えていく)

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