映画『俺たちニュースキャスター』に学ぶ!英語スピーチの前の効果的な発声練習
先日カタカナ英語の発音では通じないと言う記事を投稿しました。
では、実際にネイティブの英語話者の人たちは、どのようにして、あのいわゆるネイティブな発音を実践しているのでしょうか?
「アメンボ赤いな あいうえお」「外郎売(ういろううり)」——これらは日本語の発声練習としておなじみのフレーズです。発音を明瞭にし、滑舌を整えるために、アナウンサーや俳優、声優の卵が繰り返し口にしています。
では、英語にはそのようなフレーズがあるのでしょうか?
実はあります。それも映画の中に登場しているんです。
今回ご紹介するのは、コメディ映画『Anchorman(邦題:俺たちニュースキャスター)』に登場する発声練習のシーンから学ぶ、英語スピーチの前に効果的な発声ウォームアップです。
英語スピーチも「声の準備」が9割!
英語を話す前に「声の準備」をすることは、意外と見落とされがちです。
でも、結論から言うと——スピーチの印象の9割は、話し方で決まります。
なぜか?
英語は、日本語よりも子音の強調や音の抑揚が大きく、発音の輪郭がハッキリしていないと聞き取りづらくなります。
とくに英語のプレゼンでは、
• 口をしっかり開けて話す
• 息をたっぷり使って音を出す
• 子音(t, k, pなど)を明確にする
これが求められます。
逆に、声がこもっていたり、滑舌が甘いと、どんなにいい内容でも相手に伝わらないのです。
映画『俺たちニュースキャスター Anchorman』のあのシーンから学ぶ!
映画『俺たちニュースキャスターーAnchorman』の主人公は、地元テレビ局のベテランアナウンサー、ロン・バーガンディ。
彼が放送前に行う発声練習のひとコマが、今や「名シーン」として語り継がれています。
たとえば、彼が唱えていたのがこちら:
“The Human Torch was denied a bank loan.”
(人間トーチは銀行ローンを断られた)
これは「意味」はまったく重要ではありません。口の動き、破裂音(T, D, B, L)の明瞭さ、そして英語のリズムを整えるために使われているのです。
さらに、“Unique New York” を繰り返して発音する場面もあります。これは**「滑らかに発音するのが意外と難しい」**フレーズの代表格。プロのアナウンサーも、実際にこれをウォームアップで使っていることがあります。
映画のユーモアに笑いながらも、「あ、プロってこうやって準備してるんだ」と気づかされるシーンです。
現役通訳が使っている、英語の発声練習フレーズ
私自身、長年通訳として現場に立ってきましたが、どんなにベテランになっても、「声の準備」は欠かせません。
おすすめのウォームアップフレーズをご紹介します。
• “Red leather, yellow leather.”
→ rとlの発音練習。口がもつれます。
• “The lips, the teeth, the tip of the tongue.”
→ 舌・唇・歯の動きに集中できるフレーズ。
• “Me, May, Mah, Moe, Moo.”
→ 音の響きと母音の開き方を確認する練習。声に芯が出てきます。
まずは鏡の前で、口を大きく開けて発音してみてください。最初はゆっくり、次にスピードを上げていくのがコツです。
発声が変われば、英語スピーチが変わる
スピーチの準備は、原稿を用意することだけではありません。声を整えることも、大切な“準備”のひとつです。
• 声の通りがよくなる
• 滑舌がクリアになる
• 呼吸が安定する
• そして、何より自信がつく!
映画の中のアナウンサーも、プロの通訳者も、みんな「声を整えてから」人前に立っています。
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