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地元愛は国境を越える。JICAホームタウン問題について考えたこと

JICAホームタウン問題で、私の故郷である新潟もきっちり炎上したと聞いて、なんとも言えない気分になりました。

毎年カナダから限界集落の実家へと帰省して、新潟の寂れぶりに心がざわついておりますが…外国人が増えることでしか駅前シャッター通りに活気が戻らないならば、寂れたまま朽ちていきたいと?...滅びの美学かいな。

うちの母親は福島県境の人なので心は会津藩。「外から人が来るぐらいなら滅びたい」という感性はもう異文化ですよ、お母様。幕末じゃないんだから。

しかし、自分の国が自分の国でなくなりそうな不安というものはわかります。たとえば新潟にガーナの首都にちなんだ「ニューアクラ」という移民の街ができたら?

突然カナダ人モードになりますが、大英帝国から外国人が押し寄せて、先祖代々の土地に勝手に「ロンドン」だの「ニューエディンバラ」だのと名前をつけられ、道の名前が「クイーンエリザベス通り」にされたカナダ原住民の方々は、どんなに無念であったことか…。

と、「プリンス・オブ・ウェールズ通り」の近くに住む移民の私は思ったりもするのです。

外国人が群れをなしてやってくるのは、普通に怖い。そこはわかる。

その一方で、三条市に「新阿倉(ニューアクラ)」ができて、新潟が誇る超絶カッコいいSUWADAブランドのような文化が世界に広まるきっかけになったりしたら、それはそれでよろしいのでは?と…

SUWADAのオープンファクトリーに行った時、感動しました。鼻毛抜きから始まったメーカーが、今や美術館か高級ホテルと見紛う工場に。社員食堂の一部が誰でも入れるカフェになっていて、お揃いユニフォームの従業員がものづくりに打ち込む様子を見学できて、しかも託児所完備で女性スタッフ多し。世界一かっこいい製造業じゃないか?

世界一クールな町工場、SUWADA。

SUWADAのカフェで自社製の食器でランチして併設ショップで高級爪切り買ってるお客さんがですね、私が行った時は「日本人のおばさん」だけでしたよ。もったいない!!

新潟のクール製造業コンセプトを世界中に流行らせたい。そのためには、まず人が行き来して、驚いてもらうこと。それにはまず国際交流じゃないかしら?外国人来るな運動は、ものすごーく大事なことを忘れている気がします。

世界を広げるって、実は「地元愛」の延長だったりします。私もカナダ人に Made in 燕三条の包丁や爪切りを自慢しております。アフリカを巻き込んで損はないと思うぞ新潟?

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