【自己紹介記事⑤】自己理解と強みを引き出す仕事へ
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「自分らしく」キャリアを重ねたい方を応援する、キャリアコンサルタントの笹井典子です。
前回の記事では、私がフィットネス業界で働く中で、一人で仕事を抱え込み、心身のバランスを崩していった経験について書きました。
資格を取って着込んでしまった「新たな鎧」
当時の私は、「大手企業で働いている自分」「責任ある仕事を任されている自分」「有名な人たちと関わってきた自分」といった、外側にあるものによって自信を保とうとしていたのだと思います。
けれど、どれだけ周りから見えるものが立派でも、自分自身への自信がないままでは、弱さを見せることができませんでした。
わからないと言えない。
助けてほしいと言えない。
つらいと言えない。
そんなふうに一人で抱え込んでしまった経験は、私にとって大きな挫折でした。けれど同時に、「働くことが苦しくなっている人を減らしたい」と思うきっかけにもなりました。
その後、私は人材業界へ転職します。
最初から明確に「キャリア支援を一生の仕事にしよう」と決めていたわけではありません。
ただ、パートナーがうつ病になったことで、人が働くことに悩み、苦しみ、それでも前に進もうとする場面に関わる中で、少しずつ関心が深まっていきました。
人材業界では新卒学生を派遣する新卒派遣事業に携わり、学生と面談をする機会が多かったことから、自分の面談が本当に学生たちの気持ちに寄り添えているのか?本音を聞けているのかが不安になっていた頃
そんな中で知ったのが、キャリアカウンセラーという資格でした。
今思えば、あの時パートナーの本音を聞き出せていなかった自分への戒めというか自責の念があったのかもしれません。
仕事をしながら養成講座に通い、カウンセリングや心理、キャリア理論について学び始めました。そこで初めて、私は「人の話を聴く」ということの奥深さを知りました。
しかし、現実はそう簡単ではありませんでした。
資格を取っても、長年染み付いた「自信のあるフリをする癖」は、すぐには抜けなかったのです。 むしろ、「キャリアの専門家として、完璧なアドバイスをしなければならない」「頼れるカウンセラーに見られなければならない」と、また別の形の「鎧」を着込んでしまっていました。
私の強みは「跳び箱」? 見透かされた見せかけの自信
相変わらず肩に力が入り、どこか空回りしている自分。 知識はあるのに、目の前の相談者と心の深いところで繋がれていないようなもどかしさ。
「どうして私は、いつまでも等身大の自分でいられないのだろう」
そんな風に焦りを感じていた私を見かねたのか、ある日、先輩カウンセラーの早坂さんという方が声をかけてくれました。 それが、私にとって大きな転機となる「強みプロ育成協会」との出会いでした。
早坂さんは、立ち上げたばかりの同協会について教えてくれ、「強み引き出しセミナー」に私を誘ってくれました。 興味本位で参加したそのセミナーで、私は今まで考えたこともなかった視点に出会います。
それは、「周りから見えている自分が、本来の自分の強みにつながっている」という考え方でした。
セミナーでは、強みプロ育成協会の三井会長から直接コンサルティングを受ける機会もありました。
2週間で3キロ減。「弱くて不器用な自分」を受け入れる痛み
セミナーの場で、早坂さんから強み引き出しメソッドの考案者である三井さんを紹介してもらいました。その場で三井会長から言われた私の「強み」は、「跳び箱」正直意味がわからず😅モヤモヤとした気持ちが残りました。
後日、三井会長のコンサルを受ける機会があり、私が「自信のあるフリ」をしていることは見透かされていること、
本来の弱くて不器用で小心者の自分から目を逸らしてはいけないことを強く伝えられました。
そして、「本来の自分から目を逸らして、なかったことにしている」私を三井さんはその場で叱り飛ばしていました。
コンサルを受けた後は、自分の気持ちを消化しきれず、2週間で3キロ痩せて周囲を心配させてしまうという状況😅
長年の「自信のなさ」というフィルターがかかった目には、他者から見える自分の良さを、素直に受け取る準備がまだできていなかったのだと思います。
他者の強みを引き出すプロセスが、私自身を救ってくれた
その後、私は少しずつ協会の活動に携わらせていただくようになりました。 活動の中で、自分自身の強みを暗中模索しながら、同時にさまざまなクライアントの方の強みを引き出す実践を重ねていきました。
クライアントの方の客観的な良さを伝え、ご本人がハッと気づいて表情がパッと明るくなる瞬間。 そのプロセスに何度も立ち会ううちに、私の中で一つの確信が生まれてきました。
「人は誰でも、自分では気づいていない素晴らしい『強み』を持っている。そして、それに気づくことで、人は驚くほど前を向けるようになる」
他者の強みを引き出すことは、鏡のように、私自身の自己理解を深めるプロセスでもありました。肩の力を抜き、空回りしていた自分を受け入れられるようになっていったのは、まさにこの活動を通じてのことです。
「私が経験したように、自分の良さがわからずに苦しんでいる人に、自分の強みに気づく方法を伝えたい」
その想いは日を追うごとに強くなり、現在の私のキャリア支援の大きな軸となっていきました。
誰もが持つ素晴らしい「強み」に光を当てる仕事へ
次回は、そうして見つけた私の軸が、その後のハローワークや大学でのキャリア支援の現場でどのように活かされているのか。そして、なぜ今「自信のない人が少しずつ自分を信じて動き出す」本を書こうとしているのかについて、お話ししたいと思います。
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