【自己紹介記事①】自信がない私が、自信についての本を書く理由
CareerWeaveにお越しいただきありがとうございます。 「自分らしく」キャリアを重ねたい方を応援する、キャリアコンサルタントの笹井典子です。
はじめに:現在の活動について
現在の私は、大学や企業でキャリア講座や研修の講師を務めたり、個別のキャリア相談を受けたりしています。若い方の就職活動の支援、新社会人や若手社員のキャリア形成、職場でのコミュニケーションや自己理解をテーマにした研修などを通じて、「自分らしく働くこと」「自分の強みを知って前に進むこと」を支援しています。
執筆中の本のテーマは「自分を信じて動き出すこと」
現在、自己理解をテーマにした本の執筆をしています。
本のテーマは
「自信がない人が、少しずつ自分を信じて動き出すこと」
隠し続けてきた「自信のなさ」
ただし、ここでお伝えしたいのは、「もっと前向きに考えよう」「ポジティブになれば大丈夫」という話ではありません。私自身、そんなふうに簡単に気持ちを切り替えられるタイプではありませんでした。
むしろ、子どもの頃から基本的に自信がなく、人と比べて落ち込んだり、できない自分を責めたり、周囲に頼ることができずに一人で抱え込んだりすることが多かったように思います。
それなのに、周りからは「自信がありそう」と見られることがありました。人前で話す仕事をしているからかもしれません。運動を続けてきた雰囲気があるからかもしれません。けれど本当の私は、自信があったわけではありません。
「自信がありそう」という鎧を身につけて、何とか自分を保ってきた人間だったように思います。
弱く見られたくない。
できないと思われたくない。
期待に応えられない自分を見せたくない。
だから、平気なふりをする。大丈夫なふりをする。自分で何とかできるふりをする。そんなふうにして、自分の自信のなさを隠してきました。
自信の獲得と喪失:陸上競技での経験
振り返ると、私の人生には何度か「自信」と向き合わざるを得ない場面がありました。
子どもの頃の私は、どちらかといえば自信がなく、少し卑屈な子どもでした。家から遠い私立の小学校に通っていたこともあり、近所に友達が少なく、本や漫画を読んだり、テレビを見たりして過ごす時間が多かったように思います。
そんな私に、初めて小さな自信のようなものが芽生えたのは、小学校4年生の体育の時間でした。走り幅跳びを初めてやってみたら、思いがけず学年で一番の記録を出したのです。
小さな私立の小学校ですから、学年といっても2クラスだけですが。
それでも私にとっては、「私にもできることがある」と思えた大きな出来事でした。
この小さな経験が、のちに陸上競技へとつながっていきます。中学・高校・大学と陸上を続け、全国大会や国体候補合宿を経験する中で、陸上はいつの間にか私の自信の拠り所になっていきました。
けれど、その自信も揺らぐことになります。
体育大学の陸上部に入ると、全国からトップクラスの選手が集まっていました。自分なりに積み重ねてきたものがあっても、上には上がいる。さらに腰や膝の故障も重なり、私は陸上競技を辞めることになります。
それまで自分を支えてくれていた「陸上」という自信の拠り所を失ったことは、私にとって大きな転機でした。
この経験については、また別の記事で詳しく書きたいと思っています。結果や評価に支えられた自信が、環境の変化によってどのように揺らいでいったのか。そこから私が何を失い、何を考えるようになったのか。今振り返ると、この出来事は私にとって「自信とは何か」を考える大きな入口だったように思います。
フィットネス業界での気づき:自信は少しずつ育つもの
その後、私はフィットネス業界へ進みました。人が体を動かすことで少しずつ変わっていく姿を間近で見ることは、私にとって大きな喜びでした。
体は一日で変わるものではありません。小さな積み重ねによって、少しずつ変化していきます。
この感覚は、今の私が考える「自信」にもつながっています。
自信も、ある日突然、大きく持てるようになるものではない。自分を知り、自分の強みに気づき、小さな行動を重ねる中で、少しずつ育っていくものなのだと思います。
もちろん、このことに最初から気づいていたわけではありません。
仕事をする中で、一人で抱え込み、心も体も疲れ切ってしまった時期もありました。今振り返ると、自信のなさは「行動できない」という形だけでなく、「人に頼れない」「弱さを見せられない」「できるふりをしてしまう」という形でも表れていたのだと思います。
この経験も、今後の記事の中で改めて書いていきたいと思います。
人材業界への転身と「自己理解」との出会い
その後、私は人材業界に転身し、キャリア支援の仕事に出会いました。キャリアカウンセラーの資格を取得し、カウンセリングや心理、自己理解について学ぶ中で、自分自身の過去を振り返ることも増えていきました。
なぜ私は、人に頼れなかったのか。
なぜ結果が出ないと、自分には価値がないように感じたのか。
本当の自分の強みは、どこにあったのか。
そうやって自分を見つめ直す中で、少しずつ見えてきたことがあります。
自信を持つために本当に必要なこと
自信を持つために必要なのは、無理にポジティブになることではありません。誰かのように強くなることでも、完璧な自分になることでもありません。
まずは、自分を知ること。
自分の考え方の癖を知ること。
自分が大切にしている価値観を知ること。
自分が自然にやってきたことの中にある強みに気づくこと。
そこから、自分を信じる感覚は少しずつ育っていくのだと思います。
今後のnoteでお伝えしていくこと
現在、私は大学や企業の現場で、「自分の良いところがわからない」「自分に合う仕事がわからない」「このままでいいのかわからない」と悩む方たちと関わっています。そのたびに、かつての自分を思い出します。
自信がないのではなく、自分を信じる材料にまだ気づいていないだけかもしれない。
動けないのではなく、安心して一歩を踏み出すための土台がまだ整っていないだけかもしれない。
だからこそ、この本を書こうと思いました。
「自信がないのは、あなただけじゃない」
そう伝えられる本にしたい。
そして、読み終えた人が、自分の中にある小さな強みに気づき、少しだけ前を向けるような本にしたい。
このnoteでは、私がなぜこのテーマにたどり着いたのかを、これから少しずつ書いていきます。
次回以降は、子どもの頃の自信のなさ、走り幅跳びで初めて感じた小さな自信、陸上競技で得たものと失ったもの、フィットネス業界での経験、一人で抱え込んでしまった失敗、そしてキャリア支援の現場で見えてきた自己理解と強みの大切さについて、順番にお伝えしていく予定です。
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