サツマイモ)2026年も「苗が枯れた!?大丈夫です」だったのか【家庭菜園】
去年、『苗が枯れた!?――大丈夫。それにはちゃんと理由があります』と題した記事を書きました。
【要約】
サツマイモの切り苗は植えた直後、根がないため葉の水分蒸散に吸水が追いつかず、一時的にしおれます。しかし病気ではなく、2〜5日で新根が出れば回復するので大丈夫です。対策として、夕方や曇りの日の植え付け、直後の十分な水やり、下の葉の間引きが有効です。数日間はあわてず見守りましょう。
そこで、今年(2026年)はどうだったのかを書いてみました。
5月18日 植えつけ
下写真・右2列が鳴門金時。
左2列がシルクスイートです。
各品種10束ずつ、計20束をネットで買いました。

ここから畝(うね)ごとに16日間の変化を見てみましょう。日付の後ろに「植えつけから〇日目」を記載しています。
シルクスイート

5月18日(0日目)


5月20日(2日目)


5月21日(3日目)


5月22日(4日目)
葉っぱがなくなった……。


それから畑に行けず、5日後。
5月27日(9日目)
葉っぱ、出てきました!


新しい根が出ていたということですね。
この間に一度行って変化を見たかった。
6月3日(16日目)
枯れてしまったところもありますが、


これなら「苗が枯れた⁈でも大丈夫です」と言えそうです。
さて、一方の
鳴門金時

5月18日(0日目)


5月20日(2日目)


5月21日(3日目)
生長点だけが残っている状態に。


5月22日(4日目)
あれあれ⁈


シルクスイートは4日目でもかろうじて小さな葉が残っていましたが、鳴門金時は葉が完全になくなっていますし、茎が溶けそうになっているものまで。
どちらも同じ苗屋さんでネット購入したもの。去年もそこでパープルスイートロードという品種を買って、10株とも育ったのに。
それで、
5月27日(9日目)
ホームセンターでつる苗を10束×2組購入。
そのまま畑に直行し植えつけました。


葉がマルチ表面に当たり、熱さにやられたものも出たため、マルチの穴を広げたりもしました。
でも――
6月3日(16日目・植え直し7日目)


確かに鳴門金時は、初めのつるも植え直しのつるも、買った時から葉が少なめでした。
でもこんなにきれいになくなるの⁈

植物は、根だけが能動的に水を吸い上げるのではなく、「蒸散」をして、葉から水分が外に出ることで根から水が入ってくる仕組みです。
そして、茎もほんのわずかながら蒸散をするそうです。
葉がない茎が緑色なので、わずかな可能性を信じてもう少しだけ様子をみようと思います。
結果はまた報告します。
ここまでを自己分析・去年と違うことは?
去年は5月27日に植えつけました。
「苗の状態以外に去年と違うことは?」
一番に思いつくのは天気です。
そこで2025年と2026年とで、この時期の気象記録を比べてみました。
最高気温
2025年
30℃を超えたのは5月22日(30.6℃)の1日のみ。月末にかけて20℃〜24℃台へと落ち着いていった。
2026年
5月18日に30.6℃、24日に31.7℃を記録するなど真夏日が相次いだ。特に期間後半(23日以降)は連日25℃〜31℃台の暑さが続いた。
1日の平均気温
2025年
月末の5月26日には16.9℃まで下がるなど比較的涼しい日があった。
2026年
期間中の平均気温は常に21.6℃以上を維持していた。24℃を超える日(24日、26日など)もあった。
改めてですが、今年は暑いのですね。
降水・湿度
2025年
植えつける前の5月24日は41.5mmの大雨だったが、植えつけ後の5月27日から6月2日まで雨の降らない日が続いた。
2026年
植えつけた5月18日以降、5月21日(15mm)、5月27日(11mm)、5月29日(7mm)、6月2日(29mm)、6月3日(43mm)と、数日おきに雨が降った。
雨の日が続くと湿度が高くなりますね。
蒸散の仕組みをもとに考えをまとめてみました。
今年は植えつけ直後に強い暑さに見舞われて、根がない苗が急激な乾燥に耐えきれなかった可能性がある。
また、その後に雨が続いて土がずっとぬれた状態になったことで、土の中の酸素が少なくなった。
それで根が育ちにくくなったり、傷んだ茎が腐りやすくなったりしたのではないか。
いや、待てよ。
シルクスイートはちゃんと葉が出てる。全部ではないけれど。
ということは、品種によって何かが違うのかな?
とりあえず鳴門金時がどうなるか。
えっ? 明日は雨の予報⁈
