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子どもの問いから見えたこと-お盆を前に 7歳の関心

「大人になったら、お葬式に行くの?」

ある晩、7歳の息子が唐突に聞いてきました。

「棺を運んだりするんでしょ?」

そこから話は、お盆やご先祖様のことへ


「お盆にお引っ越しすると、ご先祖様が迷っちゃうって本当?」
「幽霊っていると思う?」
「でも、良い幽霊もいるよね。」

子どもらしい発想で次々と話題が広がっていきます。

その流れで、お葬式はどちらの家のおじいちゃんやおばあちゃんのところへ行くのかという話になり、夫の苗字と私の旧姓の話をしました。

「お母さんにも昔の苗字があったの?」
「おばあちゃんも?」

そして、私の母にも旧姓があることを知ると、息子はそれぞれの苗字に自分の名前をつなげては、

「何それー!」

と大笑い。


その姿があまりにも楽しそうで、ふと思い出したものがありました。

随分前に父が作ってくれた家系図です。

引き出しから取り出して広げると、息子は目を輝かせながら見入っていました

「この人がお母さんのおじいちゃん?」
「じゃあ、この人は?」

一本一本の線を指でたどりながら、自分へとつながる人たちを確かめていきます。


その様子を見ていて、一年前の出来事を思い出しました。

祖母の家で、私の七五三の写真を見つけたときのことです。

そこには、幼い私と母、そして祖母の三世代が並んで写っていました

「えっ、お母さん、こんなに小さかったの?」

驚いた表情で写真を見つめていた息子。

あのとき芽生えた興味が、この日の家系図へとつながっていたのかもしれません。

子どもは、「死」そのものよりも、「つながり」に関心を寄せているのではないか。

そんなことを感じました。


モンテッソーリ教育では、6〜12歳頃は「宇宙教育(コスミック教育)」が中心となります。

宇宙教育と聞くと、天体や星を思い浮かべるかもしれません。

でもその本質は、「私は世界とどうつながっているのか」を知ること。

宇宙や地球の歴史、生き物の進化、人類の歩み、文化、そして家族。

自分という存在が、大きな世界の中でどのようにつながっているのかを探究する時期。

そう考えると、息子が知りたかったのは、お葬式の作法でも、幽霊の存在でもなかったのかもしれません。


「自分はどこから来たの?」

そんな大きな問いを、自分なりの言葉で少しずつ確かめようとしていたのではないでしょうか。

家系図を見ながら、自分の命が父や母、そのまた親、さらにその前の世代へとつながっていることを知る。

それは、自分という存在を少しずつ世界の中に位置づけていく時間だったように思います。


お盆は、ご先祖様を迎える季節です。

目には見えなくても、自分へと受け継がれてきた命のバトンに思いを馳せる季節でもあります。


子どもの何気ない質問には、いつも私自身に何かを気づかせ、学ばせてくれる力があります。

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