黒衣の野望【ネーションズチャンピオンシップ2026】
7月の1週目から始まったネーションズチャンピオンシップ。
第3週目に以下の試合を担当。
試合:ニュージーランドvsアイルランド
解説:斉藤祐也さん
放送・配信:WOWOW
・【ハイライト】
・【両国メンバー】


・【スタッツ】
北半球と南半球の対抗戦である今大会。
2試合を終え北半球で唯一2勝のアイルランドと、
同じく2勝のニュージーランドが激突。
アイルランドはギブソンパークとプレンダーガストが復帰。
どの国もそうだが1週間に1度試合があり、
国によっては大陸間の移動があるため主力を休ませるケースがあった。
JAPAN戦を休養に当てたということだろう。
一方ニュージーランドは移動がなく3試合出続けた主力も多かった。
ハリケーンズチーフスクルセイダーズのSRP上位勢を中心に、
アーディやALBなどのメンバーが出る時間が長かった。
デイブ・レニー体制になって初の今大会。
メンバーは他国に比べると固定していた印象である。
・【試合展開】
試合は堅い入り。
というよりも互いのディフェンスがいいので点が入らない。
今大会は両チーム合計で50点超えの打ち合いが多い。
その中で両チーム共に素晴らしいディフェンスで守る展開が続いた。
それでもNZがマッケンジーや今大会初登場のトゥイプロトゥがゲインラインを切って、そこを起点とするアタック。
厚みのある攻撃を重ね反則を誘発する。
14分にNZがトゥイプロトゥのトライで先制した。
その後32分までにNZが14-0とリード。
アイルランドが33分にようやく1つ返すが、
すぐさま2トライ取り返し前半は28-7で折り返す。
・後半
後半は立ち上がりにギブソンパークの積極的な持ち出しが光り、
起点を作って先にアイルランドが1本返した。
結果論だが、
この持ち出しが前半からあればもっと違う展開だったかもしれない。
1本取られたもののその後もオールブラックスは揺るがず。
後半も得点を重ね得点は40点まで伸びた。
最後はALBで仕上げた。
完勝である。

相手はフルメンバーのアイルランド
・【後記】
この試合ディフェンス面では、
アイルランドの強力フォワードのキャリーをはね返し、
外側はバックス陣がしっかりとケアしていた。
戻りも早くスペースが出来ないのでアイルランドも窮屈な印象を受けた。
とはいえアイルランドが悪い印象は受けなかった。
持ち味は出したうえでそれでも通用しなかったというイメージ。
中継でも話題が出たが、
アイルランドは中堅・ベテランが多い。
この試合、スタメンの平均年齢が29.6歳。
ちょうど脂がのりきっている時期ではあるが、
若手の進出に関しては他の国が一歩リードしている印象。
ABsならロイガード、ラヴ、
南アフリカならムゴメズルのような存在である。
10番のプレンダーガストが23歳と若いので、
もっと若手が出てくればさらに面白いが、
次回以降のW杯や6Nでどうなるのか少し気になるところである。
またABsで1つ思ったのが、
アタックが今年の神戸Sのようだと感じた。
リーグワンで今季何試合も見たのと、
実際に中継で喋った経験を踏まえそういう雰囲気を感じ取った。
神戸Sで言うところの、ワイス(ララトゥブア)、レタリック、アーディあたりがキャリーし、後ろからサポートが顔を出す。
バックスのキャリーを後ろでFWが待っており、
コストリーや高尾などのFW、
さらにはALBやイオアサなどスピード&パワーのある選手も出てくる。
タックルで止めたと思いきや、
速いテンポのパスやオフロードで繫がれ外でブルアが来る、
といった形である。
時々上ノ坊ミサイルも飛んでくる。
ABsの場合、後ろからヴァアイ、トゥパエアやジョーディが入ってきて外にウィル・ジョーダン、のようなイメージだろうか。
ミサイル役はマッケンジーやラヴ。
やはりレニーさんとアタックコーチであるマイク・ブレアさんもいるということで、似ている部分は出ると感じた。
試合後にブレアさんは攻撃力はまだ改善の余地があるとのことで納得はまだしていない様子だが、
1年後にどの程度ブラッシュアップされるのか楽しみだ。
W杯での完成形はいかに。
個人的にハリケーンズの選手たちはSRPでも何試合も喋ったので、
是非活躍してほしい。
次は南アフリカ遠征を楽しみたい。
それにしても代表選手達は休みがない・・・汗
これでネーションズチャンピオンシップは3週間が終わった。
あっと言う間。
至福の3週間だった。
ジャパンもぜひ頑張ってほしい。
11月待てん。
3週間、
制作の皆様、
WOWOWの皆様、
演者の皆様、
ありがとうございました!

そして目を閉じかけているわたし
