見出し画像

愛のヴィオラ【2025/12/28(日)今日のバッハのカンタータ🎻クリスマス後の日曜日】

今日のためのカンタータは3曲。その中で初めに書かれたヴァイマル時代の作品BWV 152にはViola d'amore (ヴィオラ・ダモーレ, 愛のヴィオラ)が登場する。

ヴィオラ・ダモーレはヴィオラと同程度の大きさだが,調弦が異なり,ガンバ族に近い楽器で共鳴弦がある。15年くらい前にボストンに行った時立ち寄った博物館(Museum of Fine Arts Boston)で撮影した写真に運よくヴィオラ・ダモーレがあった。

右のボックスの左下にあるのがヴィオラ・ダモーレだ。

近寄ってみると,共鳴弦があるのがわかる。

調弦は大変そうだ。渦巻きのところの模様が綺麗に撮影できてなくて残念。

説明書きによると,1710年頃の南ドイツのもので,ヴィオラ・ダモーレは18世紀中の短期間にのみ使われた楽器とのこと。右にあったのはAmatiのヴァイオリンらしい。

ここまで写真を掲載したところで,はたと思い立って検索したら,本家のサイトに写真があった。綺麗な写真を見たい方は以下のリンクを見てください。本家サイトの説明では18世紀半ばにおそらくプラハにあったものとされている。

https://collections.mfa.org/objects/50252

Youtubeの動画より。共鳴弦で豊かな倍音がするのがわかる。

ヒンデミットやプロコフィエフもこの楽器が好きだったらしい。プロコフィエフは「ロミオとジュリエット」にこの楽器を使っている。以下はピアノとのデュオにアレンジにしたもの。「愛のヴィオラ」の名に恥じぬ,甘くも物悲しげな音色が素敵だ。

以下はヒンデミットによるソナタ。ヴィオラ・ダモーレの倍音が美しくも格好いい。

ぁ,カンタータのことを忘れてました。以下の過去記事を見てください。ヴィオラ・ダモーレを使ったBWV152の演奏もあります。ヴァイマル時代のカンタータにはライプツィヒ時代にはあまり登場しないvioloncelloも出てくる。弦楽器の名手がいたのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!

jun 記事を気に入っていただけたら幸せです🥰 たまにコーヒー代☕️をいただけたら,天に昇るくらい幸せです😍 (本当に天に昇らないように気をつけます)