九州雨旅_2|北九州市立美術館で磯崎新の建築に浸る
雨予報だった3月中旬の週末
1年半ぶりに九州を旅しました☔
いつもは宿と移動手段だけ決めて
ゆるゆる巡るというスタイルやけど
今回は欲望を叶えることが目的のため
不本意な忙しい行程になってしまった💦
のんびりしたいなら、多く巡れない
多く巡りたいなら、のんびりできない
両方叶えたいなら、日数増やすしかない
今回は2日しか滞在できないので
旅のきっかけとなった目的を優先に
やりたい!行きたい!を叶えた旅🙌
欲望を詰め込んだ九州旅_2
《前回までの旅内容》
3/14金曜夜、東神戸港を出発し船内泊
船に乗りたい欲望を叶える
12時間30分の船旅を終え九州上陸♪
小倉駅でモーニング狙うも
バス到着と出発時間の都合で行けず
バス移動中の車内で朝食🍞

旅の日程が決まった理由
今回の九州旅はいくつか目的あるが
北九州市立美術館に来ることが
一番の目的やったかもしれん😆
美術館というより展覧会か…
訪問日の1週間ほど前に
SNSか何かで展覧会を知って
興味はあるが遠方なので諦めた
その後ふとした瞬間に以前からあった
船旅したい欲、九州行きたい欲と結合し
この旅を計画することになった🤩
この経緯は話せば長いので
興味あればこちらの記事をどうぞ👇
九州行こう🙌と思いついても
日程は翌月くらいが妥当な所
1週間後となった理由がこの展覧会

知ったのは会期終了1週間前💨
訪問日は会期終了1日前の3/15😂
強引やけど間に合った♪
逆にこの日程やなかったら
この日九州来ることなかったし
いつか…と言って行かなかったかも…
勢いで九州まで来てみたものの
実はお名前と一部建築を知る程度…
今回の展覧会で色々知ることになり
磯崎建築巡りのため再訪したい😏
磯崎新(1931年~2022年)
大分県大分市出身、東京大学建築学部卒業。茨城つくばセンタービルや米国ロサンゼルス現代美術館などで知られ、ポストモダン建築をリードして世界的に活躍した。
磯崎新の原点_大分
旅のきっかけとなった展覧会は
既に会期が終了し巡回予定もないので
撮影が可能だった作品と共に
内容を振り返ってみようと思います
「私の1960年代の実現した建築の仕事は、すべてこの大分という街によってパトロネージされたといっても過言ではない」と磯崎が語るように、磯崎の初期建築は出身地の大分で実現している。1945年に母を、1951年に父を亡くした磯崎だったが故郷には丹下健三研究室のスタッフだった磯崎の才能に気付き、活躍の場を提供した父の友人たちがいた。

磯崎の父の友人たちを通じて依頼された処女作。切断された楕円形のシリンダーが4本の柱で支えられたシンボル性の高い意匠になっている。

1972年には裏側に増築された新館は、旧館の筒状に半円形を対置する形式が取られた。最上階の大会議室は古代ギリシャの半円形劇場の形式が採用された。

築年数の問題はあるやろうけど
処女作、残しててほしかったな…

友人らが県知事に磯崎を推薦し設計が任された。2枚の壁を正方形の梁が貫通する斬新な意匠や、設計に際して唱えたプロセス・プランニング論が評価され、日本建築学会賞などを受賞。


1998年磯崎によって改修され、大分市の複合文化施設アートプラザとして生まれ変わった。2022年、登録有形文化財に指定された。
初めて知った建物やけど
現存してることが嬉しくて
速攻場所検索して印付けた🤩
旅の行程には含まれてないが
この後大分方面に行くので
時間取れないか検討してみるも
次回の訪問時に持ち越し💨
(その後そんな建物が山積みに💦)
磯崎新の原点_福岡相互銀行の仕事
福岡相互銀行の四島司は1965年頃、取引先の岩田正より磯崎を紹介される。若き磯崎の才能を見出した四島は、大分支店の設計を依頼する。内部がサーモンピンクの色彩で彩られ、銀行建築の既成概念を打破した大分支店は話題になり、以降四島は磯崎に支店の設計を次々と依頼してゆく。

磯崎は大分県立図書館で建築に色彩を持ち込むことを試みたが、福岡相互銀行福岡支店ではその試みをさらに深めている。

建物の外観も特徴的やけど
室内がそれ以上のインパクトで
58年前の建物とは思えない🎨

磯崎は女優マリリンモンローのヌード写真を切り抜いて型板をつくり、独自の曲線定規を作り出した。このモンロー曲線はその後、磯崎の建築や家具などに取り入れられ、磯崎のアイコンとなっている。



インド産の赤砂岩でおおわれた縦50m、横81mの巨大な壁が特徴的で、銀行の象徴であるとともに博多駅前のシンボルとして親しまれてきた。2枚の壁の正面と背面には長さ80mの梁が水平に横切り、これをスウェーデン産の赤御影石が用いられた直径7.2mのシリンダーが支える。


こちらは2020年まで現存してて
博多駅前という立地もあって
見た記憶あるが磯崎建築とは知らず…
写真撮れて無いような気がする😢
《建築を版画で遺す》
ここまで紹介されてた建物
どれも魅力的で見てみたかったが
現存してない建物の方が多い💨
磯崎氏は解体されることを見越して
版画作品を制作していたそうです
長いスパンで考えると、いずれ建築は解体せざるをえない日が来るが、版画という媒体で建築のコンセプトなどを伝える作品を制作すれば、建築が解体されたのちも、自身の建築を未来へと伝えることができる。そう考えた磯崎は1970年代後半から30年以上にわたり300点以上の版画を制作した。

本店には未公開の現代美術が収蔵され
四島コレクションが展示されたそうで
今回の展覧会でも一部が展示されてた
さらに4つの応接室の内装デザインを
磯崎氏と3人の芸術家それぞれ担当して
芸術的な空間に仕上げてたようです✨
磯崎新の原点_北九州
北九州市長谷伍平は、1972年福岡相互銀行本店を訪れている。博多駅前に登場したモニュメンタルな本店の存在は、北九州市に初めてできる美術館の設計者を選ぶ大きな決め手になっただろう。谷は大分図書館、医師会館も見た上で、美術館の設計を磯崎に依頼した。


1辺9.6mの正方形の断面を持つ2本の直方体が丘の傾斜面から前方に大きく迫り出すという外観で、丘の上の双眼鏡として親しまれてきた。

現代のカテドラルをイメージしたエントランスは天井を高くとり、シンメトリーに両側を走る筒の間の天窓から自然光が取り入れられている。
展覧会を鑑賞してる美術館も
磯崎新氏が設計した建物🤩
普通に考えればそらそうやけど
今回は下調べ考える暇もなく
現地で知ることになってしまった💨
帰りのバスの時間を考慮し
鑑賞時間を短くしようと思ってたが
建物探訪もしたくなりさらに焦る💦


並列し湾曲する2本の半円ヴォールトが建築全体を決定づけている。レストランにはモンロー曲線が用いられ、ヴォールト切断面には磯崎と同郷の哲学者 三浦梅園の『玄語』の図式を元に磯崎がアレンジしてデザインされたステンドグラスが配置された。

敷地が旧魚市場跡で埠頭に接していたため、水がデザインの主題となっている。特徴は帆船のマスト、吊り橋のワイヤー、さざ波のように連続する屋根、海中に潜って水面を見上げた時に光線で輝いている皮膜の様な天井など随所にみられる。

丘の上の美術館、小倉城に隣接する図書館、水辺の展示場とそれぞれ用途、立地に応じてシルエットもデザインも全く異なる公共建築が誕生。1990年には国際会議場も竣工し、磯崎による本市の4つの公共建築群は景観を語る上で欠かせない存在となっている。
美術館が磯崎建築だと知った直後
市内に4建築が現存してると知った😆
なんとも羨ましい公共建築✨
せっかくなので建築巡りしたいけど
大分の建物と同様時間の都合で次回に…
次回も1泊2日で足りるかな🙄

4つの磯崎建築を確認してみたら
美術館以外は小倉駅から近そう♪
北九州市立美術館を巡る
鑑賞後、バスまで30分しかなく
大急ぎで巡れる場所歩き回った💨

双眼鏡と呼ばれる3階の直方体は
コレクション展示室で入れないので
エントランス周辺の1、2階を巡った


展示の説明でカテドラル…
教会の聖堂をイメージしたとする
エントランス正面の階段と吹抜け


階段を上がった中2階には
緑地に面する大きな開口があり
向かい合うように2作品😆


3階へ続く階段の踊り場から…
左右が2本の直方体の室内部分

振り返ると3階への階段と
中2階と2階フロアが見える
ここまで左右対称な空間が続き
シンプルながら芸術的でもある✨

2階トイレ手前の休憩スペース
小窓から作品の顔が望める🤩
バス出発時間の10分前で
大粒の雨が降る屋外に出る💨


1階エントランスから出たが
バス停までは2フロアほど下る💨
青空なら映えるんやろうけど…
来れただけで満足なので次回に期待😏

遠景撮りたくてさらに下るが
時間が無く、大雨で足元も悪く…
こんなもんやろってとこでバス停へ💨

美術館周辺やアプローチ道沿にも
多数の屋外作品が展示してるみたい

次回は時間に余裕もって来ようと
心に誓い美術館をあとにしました💨
展覧会鑑賞+建物探訪で
滞在2時間は短すぎました😢

北九州市立美術館
場所|北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21番1号
時間|9:30〜17:30(入館は17:00迄)
休館日|月曜、年末年始
建築概要
竣工開館|1974年
設計|磯崎新
延床面積|7,864㎡
階数|地上4階、地下2階
構造|鉄筋コンクリート造+鉄骨造
《バスで戸畑駅へ》
その後、大移動を経て由布院へ💨
なぜ由布院か…理由含めて書きました
関連記事
ついでの美術館建築探訪
展覧会目当てで美術館訪問するも
ついでに建築探訪することはよくあり
記録としていくつか記事も書いてた♪
■和歌山県立近代美術館|黒川紀章
■兵庫県立美術館|安藤忠雄
■京都市京セラ美術館|前田健二郎
■大阪中之島美術館|遠藤克彦
■奈義町現代美術館|磯崎新
■岩手県立美術館|(株)日本設計
■鈴木大拙館|谷口吉生
九州旅
九州を旅した記事はこちら
今回の記事もこちらに追加予定
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