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《リビング・モダニティ》展で傑作住宅14邸を鑑賞してきた

6月中旬の週末、展覧会目的で
久々に東京都内を訪れました🙌
目的は国立新美術館で開催してた
リビングモダニティ住まいの実験

展示住宅建築に関することなので
建築詳しくなくても比較的身近な内容
ただ建築を学んだ人であれば
一度は耳にした有名建築家の住宅なので
建築詳しい人ならより楽しめる内容でした

会期は2025年3月19日~6月30日で
東京では既に終了してしまってますが
9月20日から兵庫県立美術館でも
開催するらしいので紹介も兼ねて
振り返りとまとめ記事を書いてみます😆


リビングモダニティ住まいの実験
1920s-1970s

本展覧会では、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープというモダンハウスを特徴づける7つの観点に着目します。そして、傑作と称される14邸を中心とした世界各国の住宅を写真や図面、模型などを通じ多角的に検証します。

展覧会説明より一部抜粋

ヴィラ・ル・ラク

湖や山々の風景を取り込む家
設計|ル・コルビュジェ
場所|スイス、コルソー
完成|1923年

コルビュジェが両親のために
レマン湖畔に建てた小さな家

コルビュジェは横長窓や屋上庭園などの
新しい建築を世に広めてきましたが
この家にもその考えが取り入れられた

会場内を見渡せる横長窓

会場に入ったところで
ヴィラ・ル・ラクの横長窓を
模した横長窓が出迎えてくれる

実際にはレマン湖が一望らしいが
ここではこれから鑑賞する展示一望
(全体は窓越しの撮影だけ可能でした)

フィッシャー邸

いくつもの窓がついた2つの箱でできた家
設計|ルイス・カーン
場所|アメリカ、ハットボロ
完成|1967年

この家は2つの箱を45度ずらし
組み合わせた形でできている
一つは家族が集まるリビングキューブ
もう一つは寝る部屋がある
スリーピングキューブと呼ばれる

フィッシャー邸には外壁と連続したガラス面と細長い窪みの奥に納められた開き戸の組合せによる窓が形を変えながら反復している。開き戸の窪みの陰で冷やされた空気を取り入れる。居間の窓は光を取り入れる窓、風を得る窓、人の姿勢に合わせて眺望を得る窓など、それぞれの役割が最適な関係になるようデザインした。

図録より一部抜粋
原寸大の窓辺模型

メゾン・ド・ヴェール

光があふれる大きなガラス壁の家
設計|ピエール・シャロ―
場所|フランス、パリ
完成|1932年

パリの古いタウンハウスを改築
壁一面をガラスブロックにすることで
光あふれる空間を実現させた

立ち退きを拒んだ3階を残すため既存の3階部分を鉄骨で支え、1階を半地下に掘り下げくりぬいた1、2階に3層の床を挿入。施主が希望する診療所兼住宅という用途の複合に応えた。

図録より一部抜粋

会場での写真は撮れなかったので
写真はこちら参照👇

Maison de Verre

トゥーゲントハット邸

ぶあつい壁から解放された自由な家
設計|ミース・ファン・デル・ローエ
場所|チェコ、ブルノ
完成|1930年

下記添付記事より

ミースはここで鉄骨造を住宅建築に応用し壁の自由な配置による流れるような空間構成を提示した。これは鉄筋コンクリートの床を鉄骨の柱が支える構造が可能とする画期的なものであった。

図録より一部抜粋

今では目新しくない技術やけど
これが95年前だと思ったら凄い…
前面窓の一部は電動で下方に引き込まれ
屋外と空間を一体化させるという🍃
現代でもあまり見ない斬新な納まり♪

SH-1

たくさん建てることができる細い鉄骨の家
設計|広瀬鎌二
場所|日本、神奈川
完成|1953年

構法への一貫した関心を持ち続けた広瀬が、SH-72まで継続的に取り組んだ軽量鉄骨住宅シリーズ第1作目。ボルト留めによる簡素なフレームはわずか2時間半で組み立てられたといわれる。

図録より一部抜粋
鉄骨の接合部分

ムーラッツァロの実験住宅

はるかな森や湖とつながる家
設計|アルヴァ・アアルト
場所|フィンランド、セイナッツァロ
完成|1954年

パイヤンネ湖畔の森の中に建つ
夏の家として設計した住宅

バタフライ屋根の主屋は
中庭をL字型に囲んでいる

中庭

建築的実験の主な舞台は中庭だった。ここには約50種類の煉瓦やタイルが試されている。同時期に煉瓦への関心を高めたアアルトは素材の形状や接合方法、表面処理、植物や苔の美的効果に至るまで技術と感覚を融合した詳細な実験を試みた。

図録より一部抜粋

土浦亀城邸

高さの違う床と階段でつながる家
設計|土浦亀城
場所|日本、東京
完成|1935年

自邸と周辺3棟

フランクロイドライトのもとで建築を学んだ土浦夫妻の自邸。夫妻は日本の新たな住宅像を求めて、工業化された素材を用いて合理的につくることで、多くの人が機能的で便利な住まいを享受することを目指した。

図録より一部抜粋

この住宅は居間や食堂を兼ねた大きなワンルームを持ち、土地の高低差を巧みに利用して、玄関から居間、ギャラリー、寝室へと半階ずつ上がるスキップフロアで変化に富んだ空間構成となっている。

図録より一部抜粋

現在は東京都指定有形文化財となり
月2回人数限定で一般公開されてる✨
機会があれば見学したい建物

カサ・デ・ヴィドロ

まわりの植物と一体になる家
設計|リナ・ボ・バルディ
場所|ブラジル、サンパウロ
完成|1951年

急勾配の傾斜地に対して全面ガラス張りの開放的な居間を細い鋼管柱により地面から浮かすことで、周りの植物が目の高さに合うように計画されている。

図録より一部抜粋

建設当時は遮る物なく街が望めたが、時を経て熱帯植物は大きく育ち居間の中庭を突き抜け、ガラス張りの前面を覆った。

ナンシーの家

ありあわせの材料で組み上げた家
設計|ジャン・ブルーヴェ
場所|フランス、ナンシー
完成|1954年

かつて部品工場を経営していた設計者が、工場にあった物を材料に仲間や家族と共に建てた家。彼は建築を専門的に学んでませんが、材料や加工方法のことをよく知っていて、知識やアイデアが生かされている。

展覧会資料より

フランク&ベルタ・ゲーリー邸

いつまでも完成しない家
設計|フランク・ゲーリー
場所|アメリカ、サンタモニカ
完成|1978年

1920年代に建てられたオランダ植民地風のバンガローを残しながら、敷地境界との間に拡張増築することで新たな住宅をつくった。仕上げの大半が剝がされた既存住宅に2×4のスタッドフレーム、波型鋼板、金網、合板などありふれた材料を用いた拡張部が服を纏わせるように被せられた。

スカイハウス

暮らしに合わせて姿を変えてきた家
設計|菊竹清訓、菊竹紀枝
場所|日本、東京
完成|1958年

菊竹は住宅を、居間や食堂、寝室といった暮らしの中心となる空間装置と、キッチンや浴室、収納といった暮らしを支える生活装置に分け、後者を更新することで変化に対応するムーブネットシステムと呼び提唱した。

会場の天井から吊られる子供室ムーブネット

1962年には主室から梯子で降りる子供室がムーブネットとして吊り下げられ、その後も空中に浮かべられた主室の床の上下で家族構成に応じた増改築繰り返された。

建築や都市は新陳代謝を通じて成長する有機体というメタボリズムの理念を提唱した菊竹が晩年まで住み続けた自邸であり、理念を体現した実験場でもあった。

ミラー邸

庭と家具と一体でデザインされた家
設計|エーロ・サーリネン、アレクサンダー・ジダード、ダン・カイリー
場所|アメリカ、コロンバス
完成|1957年

建築を人間がつくり出すすべての物理的環境と捉え、家具から都市のスケールに至るまで幾何学による秩序に基づく一貫したデザインを実践。この住宅ではサーリネンによる建築が、アレクサンダージラードによるインテリア、ダンカイリーによるランドスケープと融合した。

聴竹居ちょうきくきょ

環境と共に暮らす日本の家
設計|藤井厚二
場所|日本、京都
完成|1928年

藤井は日本の気候風土に合う木造住宅を科学的に見直し、西洋的な起居様式を融合した理想の環境共生住宅を追求した。広大な敷地には改良を重ねた木造住宅が次々と建てられ、唯一現存する最後の自邸が聴竹居である。

椅子座と床座を両立する工夫や、着物に合わせた椅子など、住まい手の所作を克明に観察したデザインが施されている。

建物は水、金、日に完全予約制で
見学が可能になっているそう…
亀城邸と共に見たい建築物に追加🙌

ケーススタディハウス#22

風景とつながる開放的な家
設計|ピエールコーニッグ
場所|アメリカ、ロサンゼルス
完成|1960年

1945~66年にかけて企画・展開された一連の実験的住宅プログラム。多くの著名な建築家に依頼し、当時の住宅不足に備え、良質でローコストな住宅のプロトタイプが目指された。ケーススタディハウスは個人の住宅を超えて暮らしのイメージを流布する複合的なメディアであった。

以上、14邸🙌
どの建物もそれぞれ特徴的で
もっと深堀してみたくなりました♪
日本の建物もいくつかあったので
機会があれば見学にも行ってみたい😆

一通り鑑賞し終え展示室を出るが
2階の展示鑑賞も目的の一つ✨

この記事で書ききれなかったので
建物探訪と合わせて書いてみました
よければこちらの記事もどうぞ👇


せっかく図録も買ったので
しっかり予習して兵庫県立美術館で
もう一回鑑賞してみようかと企み中😏

会期は9/20~翌年1/4
興味がある方はぜひどうぞ🎨

年間スケジュールより


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かぼちゃかべ 最後まで読んでいただきありがとうございます。 旅先で見たもの、感じたこと、ふとした思いつき、気になることを投稿し毎日更新3年目。よければスキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪