私の人生、全部自分で決めてきたつもりだったけど
そんなタイトルのnoteを5月に書きました。すると、娘が隣からパソコンの画面をのぞき、こう言ったのです。
「ママ、別に人生失ってないじゃん」
「よくないよ、そういう釣りタイトル!」とも(笑)
ほう、と思いました。
なかなか鋭い、11歳の視点。
そしてこの言葉が、私の心にずっと引っかかっていました。
「取り戻した」という感覚は、嘘じゃない。
ということは、それまでの私は、自分の人生を「失っていた」のでしょうか……?
「自分を取り戻す」って何なのさ
「自分を取り戻す」ってよく聞きますよね。
私がそこに意識を向けているからなのか、時代的な影響が大きいのか、最近この表現を目にする機会が増えました。
本屋で平積みされていたこの本も、今年3月に新装版となり、タイトルとカバーが変更されていました。
(旧)『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』
(新)『ロングゲーム 自分を取り戻す人生戦略』
でも、自分を取り戻すって、かなり抽象的。
実際、どういうことを指すのでしょう?
私の場合、今年ようやく「こういうことか!」と腹落ちした解釈があります。
それは、他人の基準ではなく、自分の基準で生きるようになること。
冒頭のnoteにも書きましたが、私の人生は、ほとんど他人の基準で構成されていました。世間の常識、望ましいふるまい、周囲からの評価、本で読んだ成功術。
「月○○万円稼ぐ!」のような目標ですら、自分の本音で設定したものではありませんでした。わかりやすい大台だとか、SNSやコミュニティで提示されるラインとか、そうしたものに安易に乗っかっていたんです。
でも、自分の本音を探っていくと、実はそれほど金額にこだわりを持っていなかった。
むしろ「お金のことは忘れて暮らせる状態」「好きなことでお金が循環する生活」のほうが、私は幸せだとわかったんですね。
つまり、私が失っていた「自分」とは、時間でもキャリアでも若さでもなくて、判断軸だったのです。
私は、あらゆることを自分で決めてきたつもりでいました。だからこそ、人生の基準を自分以外に預けていたなんて、全然気づきませんでした。
自覚なしって怖い!!
びっくりしたし、正直ショックでしたね。
真面目な人ほど、他人軸で頑張ってしまう
私は子育て中のママから、何度かこんな声を聞きました。
「目の前のことに必死で、いつの間にか『私』がいなくなってた」
「子どもも大きくなってきたし、そろそろ自分の人生を生きたい」
母親という役割を背負っていると、自分のことはつい後回しになりがちですよね(毎日お疲れ様です!)。
もちろん子育てに限らず、人は誰しも、何らかの事情を抱えているものです。家族の介護、身近な人の病気、お金の悩み、辞めたくても辞められない仕事、など。
そういう日々を、頑張って乗り切っていると、知らず知らずのうちに、判断が自分の外へ移っていきます。
これ、真面目な人ほど、当てはまりませんか?

やっかいなのは、そこに気づけないこと。
自分軸で生きているつもりなのに、なんだか苦しい。
「これでいい」と思えないまま、人生が進んでいく。
だからまず、本当に自分の人生を生きているのか、見つめ直してみることが大切だと思っています。
小さな違和感をスルーしない
とはいえ、頭だけで考えても気づけないものです。自称・内省オタクの私でも、本音にたどり着くまでに時間がかかりました。
そこで手がかりになるのは、「なんだか苦しい」といった感覚のほうです。
私の場合は、旅先でふっと「ゆるんだ」感覚を味わったのが始まりでした。ということは、普段の私は力んでいたわけで。
小さな違和感や、感情の動きをスルーしない。
「それってどういうこと?」と、自分に聞いてみる。
難しいかもしれないけど、しつこく掘り下げてみる。
そして、気づいたところがスタートライン。すぐに何かを変えようとしなくても、目に入るもの、選び取るものが自然と変化していき、その中で「自分の人生を取り戻す」感覚がわかるはずです。
「私、こう生きたかったんだ!」が腑に落ちると、視界がパアッと明るくなるような喜び、モヤモヤが晴れる気持ちよさを味わえますよ。ほんとに。
娘の一言からあらためて考えてみましたが、他人の基準で生きていたのなら、それはもう、自分の人生を生きていなかったということ。
やっぱり私は、人生を失っていた……のかもしれません。
自分基準で生きるようになったら、実際に私の生活がどう変わったか?それについてはまた後日、noteにまとめたいと思います。
ではまた!
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