こころの作家 よりみちさんとの雑談で気づいた、本当の『場づくり』
Xスペースで他愛のない雑談をしていたはずが…… よりみちさん(@cc25Ca)の「想い」と私の「場づくり」の想いが重なり、熱を帯びました。
これまで1500回もの場づくりを経験してきてもなお、「はじめて」の場は緊張するものです。そんな中で「偶発的なつながり」がもたらした思いもよらない展開。
この記事では、4月8日に行ったよりみちさんとのXスペースからの印象的な場面と、得られた気づきをお届けします。
あなたの「場」に「想いと想いをつなぐ対話の仕掛け」が活かされますように。
1. よりみちさんとの出会い〜「偶発的なつながり」が場を生み出した瞬間
きっかけは、ほんの少し前のXでのやり取り。
よりみちさんの著書『発達障害のよりみちが、それでも生きる理由。』を手にしたことからリアル対面が叶い、X記事になり、「スペースやりましょう!」と話が進んでいきました。
お会いした時に長く話し込んだわけでもなく、2、3の言葉をかわし、サインをいただき、写真を撮らせていただいた程度です。
それがまさか、Xスペース開催につながるとは思ってもいませんでした。

よりみちさんは、うつや発達障害と向き合いながらアート展や講演など意欲的に創作活動を続けてらっしゃいます。
一方で、私はコーチ・講師業で1500回以上の場づくりを積んできたビジネス畑の人間。
バックグラウンドはまったく違うのに、一冊の本を介して点と点が交わり、場が生まれました。
「スペースしましょう」とご提案をいただいた時は「何が話せるだろう?」「よりみちさんとの共通テーマってあるかな?」と雲を掴むようでした。
ですが、声をかけてくださったからにはきっと何かあるのだろう!と信じて、飛び込んでみることにしました。
キャリア理論の1つに『プランドハップンスタンス』という考え方があります。計画された偶発性理論とも呼ばれます。
「キャリアの約8割は予想外の偶然によって形成されるとし、その偶然をただ待つのではなく、能動的な行動で引き寄せ、チャンスに変えていく」
私にとってはまさにこの体験でした。
この「偶発的なつながり」が、実はキャリアを加速させる着火剤になるのではないか?
そんなことを、このスペースで改めて感じました。

2. テーマなし、台本なし、打合せなし。「共に場を創る」から生まれたもの
当日、スペースに入れないアクシデントもあり、冷や汗をかきながらのスタート。録音を聞き返すと、よりみちさんが私が来るまで必死につないでくださっている様子が分かり、そのご配慮に助けられました。
「何が話せるだろう?」と思いながらはじまったスペースは、よりみちさんが、2人の共通の知人の話から出会いの話へとうまく橋をかけてくださり、場や出会いにまつわる本質的なお話ができました。
2つ印象的だったことがあります。
1つは、「場づくり」の喜びや葛藤を分かち合えたこと。
もう1つは、「笑い」が場づくりの要素になっていること。
活動分野が異なるよりみちさんとどんな話をお届けできるのだろうと思っていたら、まさかの「場づくり」に触れてくださったんです。
どれだけ数を重ねても緊張するし、不安だし孤独だし、たとえ1人でも来てくれる人の存在がとてもありがたいし、、、などイベント主催者ならではの想いを共有できたことがとても嬉しかったんです。
「笑い」については正直、予想外すぎて、その場ではあまり上手な返しができなかったんです。
スペースの中でよりみちさんがとても大切なことを話してくださっていたので、改めてここで紹介をさせてください。
「笑い声が大阪っぽいですよね」
「楽しく笑ってくださるって素敵だなって」
そう言ってくださる背景には、彼の過去から現在に至る体験がありました。
「気がつくと、ネガティブに引っ張られそうなときがあるんです。でも考え込んでも解決できないこともあって、時間が解決してくれるのを待つしかないんですよね。」
彼の著書からその意味を知る事になるのですが、笑いたくても笑えない、どこに向けて怒ればいいのかわからない、嘆いてもどうしようもない、そんな場面が思い浮かびました。
「喜怒哀楽を表現できるということは能力・スキルだと思うんです」
「かつて笑えなかった自分がいるから、笑えることに対してリスペクトがあるんです」
笑い声にコンプレックスはあっても褒められることがあるなんて思いもしなかったので、彼の言葉にハッとしました。
自分の笑い方が、場をあたたかくする仕掛けになっていたなんて。
その後も話は尽きませんでした。
よりみちさんの当事者視点と、私のこれまでの経験が交互に語られることで、2人にしか話せないテーマで、共創の場づくりが繰り広げられました。
3. 思い切って飛び込んだ先で手にしたギフト
スペース終了後、多くの反応をいただきました。
…主に「面白かった」というお声。笑
あれ?ちょっとはいい話ができたかも?と思ったのは私だけでしたか?
それはいいんですが、私自身の気づきが大きかったです。
「勝手にサイン会」のエピソードから、場づくりに失敗はないというお話をしました。
毎回、企画をリリースする度に「誰か来てくれるかな」「面白い企画になっているかな」と不安がつきまといます。
しかしそこで立ち止まらず、やればやるだけデータが得られて、ネタにもなるし次の企画にも活かせると思ってきたから1500回もの場づくり経験が積み重なっています。
今回のスペースも、実はスペースに苦手意識があったので、引き受けたものの内心は(どうしよう)と当日まで震えていましたが、よりみちさんの場に身を任せてみようと意を決して飛び込んだ結果、たくさんのギフトをいただけました。
まさに『プランドハップンスタンス』です。
「笑い声」が場づくりの大切な要素であり、私の強みでもあることを気づかせてもらえたのも、このスペースのおかげです。
私はこれまで「着火ウーマン」と名乗り、その人の中にある「想い」を大きく育て結実させるプロセスに伴走してきました。
そこには10年以上に渡るコーチングの学びや技術研鑽、そして自分と向き合った長い長い年月があります。
でも本当の「着火」は、笑いのような素直な感情表現から生まれるのかもしれない。
そんなことを、今、振り返っています。
よりみちさんの当事者視点と、私の場づくりの経験が重なった瞬間、雑談のようなゆるやかなキャリアトークが熱を帯びた「想いと想いをつなぐ対話」へと変わりました。
4. 場づくりのヒント
この対話から得られた「場づくりのヒント」を3つにまとめます。
偶発的な出会いを「場」に変える最初の一手 → 興味を持った人と「ちょっと話してみませんか?」と軽く声をかけることや、その誘いに気軽に乗ってみることで、新しい化学反応が生まれる。
主催者の「本音」と「笑い」を共有する勇気が参加者の心に響く → 完璧なファシリテーションより、自分の素直な感情を出す方が場を温かくする。自分の場がどのような要素でできているのかを知っておくことも重要。
笑いのような感情表現こそが、想いをつなぐ最高の着火剤になる → 技術だけではなく、その人ならではの特徴や人間らしさが場づくりの武器になる。誰にでも備わっている「自分らしさ」がにじむと「いい場」になる。
最後に
このスペースを通して、私は改めて「場づくりは技術ではなく、想いのつなぎ方」だと実感しました。
よりみちさん、本当にありがとうございました。 当日ご一緒くださったリスナーの皆様にも感謝を申し上げます。
▼4/8スペースのアーカイブはこちら
— よりみち (@cc25Ca) April 8, 2026
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