打率よりOPS?MLB White Soxの快進撃とAI時代の仕事術
野球の世界でもビジネスの世界でも、最近注目されているのがOPSです。
MLBメジャーリーグのチーム、White Sox(ホワイトソックス)が今シーズン、まさにこのOPSを重視した戦い方で話題を集めています。チームの主力として並び立つのが、日本から挑んでいる村上宗隆選手と、ドジャースから移籍して今年大ブレークを果たしたミゲル・バルガス選手です。
打率だけを見れば、二人とも2割3分から2割4分台と、一見すると派手な数字ではありません。しかしOPSを見てみると、村上選手が9割越え、バルガス選手も8割5分超えという凄まじい貢献度を叩き出しています。
村上宗隆:打率 .232 / 本塁打 20 / OPS .906
ミゲル・バルガス:打率 .247 / 本塁打 21 / OPS .846
※投稿時点の2人の成績
かつてドジャースを放出されたバルガス選手が、新天地で打率より出塁と長打という評価軸にハマり、オールスターに出場してホームランを放つほどの覚醒を見せているのは実にドラマチックです。大型契約で入団した村上選手と、OPSで肉薄しながら追いつけ追い越せと奮闘するバルガス選手。この二人のライバル関係がチームの強力な打線を引っ張っています。
このホワイトソックスの実話は、私たちの仕事やAI時代の組織づくりにもそのまま当てはまります。
これまでのビジネスでは、打率のように「どれだけ要領よく仕事をこなしたか」という表面的なアピールが評価されがちでした。しかしAIが登場した今、単なる作業の数やスピードといった打率はAIが簡単に稼いでくれます。
いま本当に必要なのは、AIを上手く運用して確実にチャンスを作り出し、大きな成果につなげるOPSのような評価基準です。見た目の打率が少し低くても、しっかりフォアボールを選んで出塁し、ここぞで長打を狙うような泥臭い運用力こそが、これからのビジネス現場で生き残るカギになります。
ドジャースで燻っていたバルガス選手が適切な評価軸と環境を得て大化けしたように、私たちも表面的な打率に囚われず、泥臭く現場の成果を最大化するOps思考を身につけていきたいものです。
ホワイトソックスの二人のOPS争いを見守りながら、自分の仕事のOPSも少し意識してみてはいかがでしょうか。
