自分に甘い人間は幸せになれるのか
人を見ていて、たまに思うことがある。
「そんな考え方じゃ変わるのは難しいでしょ」
「何もしないまま、欲しいものだけ手に入れるのは無理」
そんなふうに思うことがある。
例えば、お金がないと言いながら、何かを変えようとはしない人。出世したいと言いながら、そのための行動はしない人。
もちろん、その人が今の生活に満足しているなら、何も思わない。
でも、変わりたいと思っているのに、何も変えようとしない姿を見ると、それじゃあ一生変わらないよと思ってしまう。
でも、私自身も、かなり自分に甘い人間だ。
できないことはたくさんある。
もっと頑張れたら。
もっと努力できたら。
もっと根性があれば。
そう思うこともある。
でも結局、そんな自分を受け入れている。
無理なものは無理。これが自分なのだと思っている。
では、なぜ私は自分に甘いのに、不幸だとは思わないのか。
たぶん、自分が望んでいるものと、今の生き方が大きくズレていないからだと思う。
私は、誰かより上に行きたいとか、大きな成功を手に入れたいという気持ちは手放した。もちろん、できることなら成長したいと思う。でも、それ以上に大切にしたいものがある。
穏やかに過ごすこと。大切な人と一緒にいること。安心できる毎日を送ること。
私は、何か大きなものを手に入れることよりも、今あるものを大切にすることに幸せを感じる人間なのだ。
一方で、夢や野心を持つ人も素敵だと思う。
もっと稼ぎたい。もっと成長したい。もっと大きなことを成し遂げたい。そう思えることは、その人を前に進ませる力になる。
だから、野心があることも、現状維持を選ぶことも、どちらが正しいという話ではないと思う。
大切なのは、自分が何を求めているのかを知ることだと思う。
自分が欲しいものが分かっているなら、自分への甘さは必ずしも悪いものではない。
自分に甘いから幸せなのか。
幸せだと思えるものが、そもそも違うから自分に甘くいられるのか。
まだ答えは分からない。
ただ、自分に厳しくなれない自分を責め続けるより、そんな自分と一緒に生きていくことを選んだ。
自分に甘くても幸せになれるよね。
私はそう思ってる。
