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夜空に咲く、一瞬の奇跡。花火という魔法

夏になると、なぜかそわそわする。

予定がなくても、「今年はどこで花火を見ようかな」と考えてしまう。

花火は、ただのイベントじゃない。

私にとっては、夏そのもの。

季節の始まりを告げ、そして終わりを静かに知らせる存在。

遠くで「ドンッ」と鳴るあの音。

胸の奥まで響く振動。

次の瞬間、夜空いっぱいに広がる光。

一瞬で咲いて、一瞬で消える。

だからこそ、美しい。

だからこそ、目を離せない。

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少し離れた場所から、全体をゆったり眺めるのが好き。

人のシルエット越しに見る花火も、どこか情緒がある。

近くで見る迫力もいいけれど、

少しだけ“はねれた”場所から見る余白のある景色も好き。

夜風にあたりながら、

音と光を全身で感じるあの時間。

ただ見上げるだけで、心が整っていく。

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そして、やっぱり外せないのが屋台。

提灯のあたたかい灯り。

ソースの香り。

焼きそばのジュウジュウという音。

かき氷のひんやりした甘さ。

浴衣姿の人たち。

はしゃぐ子どもたち。

写真を撮り合う友達。

あのにぎわいこそが、夏の温度。

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正直に言えば、人混みはすごい。

帰り道は大渋滞。

汗もかくし、少し疲れる。

それでも。

夜空いっぱいに大輪の花が咲いた瞬間、

そんな大変さは全部、どうでもよくなる。

「やっぱり来てよかった」

毎年、同じことを思うのに、

毎年ちゃんと感動する。

花火には、人の心をまっさらにする力がある。

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当たり前のように見上げているけれど、

その裏側には、たくさんの努力がある。

暑い中、準備をしてくれる人。

安全を守ってくれる人。

運営してくれる人。

誰かの大変さの上に、私たちの感動がある。

だからこそ、感謝を忘れずにいたい。

――――――――――

今年はどんな花火が上がるのだろう。

どんな色が夜空を染めるのだろう。

きっとまた、

音と光と歓声に包まれながら、

私は空を見上げている。

そしてまた思う。

「夏っていいな。」

一瞬だからこそ、尊い。

儚いからこそ、忘れられない。

今年もまた、

あの夜空の下で、心が震える時間に出会えますように。


他にも投稿してますのでもし良ければそちらも読んでいただけたら嬉しいです。

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