こんなに優しい風が吹くOP、ある?
アニメを見ていて、
「なんで、こんなにしっくりくるんだろう」
と思うことがある。
派手な演出があるわけでもない。
圧倒的に盛り上がるわけでもない。
でも、見終わったあと、
静かに余韻だけが残る。
最近それを強く感じたのが
葬送のフリーレンの主題歌だった。
1期のオープニングは
YOASOBI 『勇者』
あの曲は、無機質な電子音から始まる。
どこか感情を抑えたような、
淡々とした語り口で物語が進んでいく。
でも、聴いていると途中から、
ほんの少しだけ感情が滲んでくる。
大きく盛り上げるわけでもなく、
最後は静かに閉じていく。
初めて聞いたときは、
「きれいな曲だな」くらいの印象だった。
でも物語が進むにつれて、
だんだん気づく。
あの曲は、
フリーレンそのものだったんだなと。
長い時間を生きる彼女が、
過去を思い出しながら旅をしている。
まだ人の感情を完全には理解していない。
けれど、どこかで確かに何かが残っている。
あの静かな温度は、
まさにその感覚だった。
そして2期。
主題歌が Mrs. GREEN APPLE だと
知ったとき、正直に言うと少しだけ思った。
好きなアーティストであることは間違いない。
でも、この作品の雰囲気に合うんだろうか、と。
ごめんなさい。
最初にオープニングを見た瞬間、
その疑問は一瞬で消えた。
流れたのは 『lulu.』
やさしい風が吹いた。
本当にそんな感じだった。
音が始まった瞬間、
空気がふわっと柔らかくなる。
包み込まれるようなメロディで、
「あ、これだ」と思った。
言葉で説明するのは難しいんだけど、
こんなに自然に作品と重なることあるんだな、
と驚いた。
あとから考えてみて、
なんとなく理由がわかった気がした。
1期のフリーレンは、
まだ人の想いを完全には理解していない。
ヒンメルたちとの旅を思い出しながら、
少しずつその意味に触れていく段階だった。
だから
『勇者』はどこか淡々としている。
記録のように、
物語を静かに語っていく音。
でも2期になると、
フリーレンは少し変わっている。
人の想いを知って、
時間の重さを理解し始めている。
だから音も変わる。
淡々とした記録のような音から、
人の温度を感じる音へ。
やさしい風のような音へ。
そして、考えていてもう一つ気づいた。
この作品、
全部が同じ温度で作られている。
原作も。
アニメの演出も。
音楽も。
どれも主張しすぎない。
でも、どれも静かに心に残る。
どれも、余韻がある。
たぶん、
この温度が揃っているから、
あんなに自然に心に入ってくるんだと思う。
だからオープニングを見るたびに思う。
アーティストもすごい。
制作チームもすごい。
そして、この作品に出会えたことも、
なんだか嬉しい。
なんかもう、
全部にありがとうと言いたくなる。
そんな気持ちになるアニメって、
そう多くない気がする。
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仕事に子育て、アニメ。ごちゃまぜな日々の中でいつも何かを考え中です。日常のつぶやきですが、どこかで「わかる!」と共感してもらえたり、心に響くものがあればとても嬉しいです☺️
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