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「こちらは大丈夫です」と言われるたび、苦しくなった

うまくいっているはずなのに、
なぜかしんどい。

そんなときがあった。

このとき私は、部署を兼任しており、
立場の違う二人の上司がいた。


ずっと働いてきた営業側の上司と、
育休明けから新しく関わることになった、
技術面から営業をサポートする側の上司。

表向きは、何も問題はない。


むしろ、
協力的でスムーズに見えるくらいだった。

「こちらは大丈夫ですので」

サポート側の上司がそう言って、
営業側とのやり取りはきれいにまとまる。

私がその場にいるときもあれば、
あとから聞くこともあった。

どちらにしても、
外から見れば、何も問題はない。



でも、その“きれいさ”の裏側で、
別の温度が存在していた。



表では「大丈夫」と言われる。

でも実際には、
「こっちを優先してほしい」という空気がある。

はっきりと言葉にされるわけではない。

ただ、思い通りにならなかったときに、
不機嫌という形で伝わってくる。



この上司は、自分からは明確な指示を出さない。

それでも、期待だけは確かに存在している。

そして私は、そういう空気を、拾ってしまう。



あるときは、営業側の仕事を優先する。
それは、組織の流れとして自然な判断だった。

でもそのあと、
サポート側の上司の空気が変わる。

言葉にはならない違和感が、残る。



逆に、サポート側を優先すれば、
今度は営業側への影響が出る。

どちらを選んでも、
どこかに歪みが出る。



そのうちに、気づいた。

これは、調整の問題ではない。

そもそも、調整がされていないのだと。



本来であれば、
どの仕事を優先するのかは、
組織の中で決めるべきことだと思っている。

少なくとも私は、
そういう前提で仕事をしてきた。



サポート側が営業側に
「大丈夫です」と伝えるのであれば、
その裏側の優先順位も含めて、
すり合わせがされているものだと思っていた。

でも実際には、そうではなかった。



外には「問題ない」と伝えながら、
内側では別の期待が存在している。

その間に立つ人間だけが、
調整を求められる。



しかも、その調整には基準がない。

何を優先すれば正しいのか。
どこまでやれば十分なのか。

それが示されることはなかった。



だから、常に手探りになる。

これでいいのかと考えながら動いて、
それでもどこかで期待を外してしまう。



あのときのしんどさは、
仕事の量そのものではなかったと思う。



表では「大丈夫」と言われる。

でも内側では、そうではない。

そのズレを埋める役割だけが、
自分に乗っている感覚。



それが、静かに効いていた。



今振り返ると、思う。

あのとき必要だったのは、
もっと頑張ることでも、
うまく立ち回ることでもなかった。



外に伝える言葉と、
内側で求めるものを、
ちゃんと揃えること。



ただ、それだけでよかったんだと思う。


▶︎あのとき、もう一つ印象的な言葉があった。


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あおい|仕事と本音のあいだ 仕事に子育て、アニメ。ごちゃまぜな日々の中でいつも何かを考え中です。日常のつぶやきですが、どこかで「わかる!」と共感してもらえたり、心に響くものがあればとても嬉しいです☺️ 良ければぜひ、応援よろしくお願いします🍀

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