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合わない上司の正体は、「小さなズレ」だった

「合う上司」と「合わない上司」の違いって、
なんだろう。

よくある話だけど、
ずっと少し引っかかっていた。

性格の問題?  
相性?  
それとも、単純に運?

たぶん、どれも間違いじゃない。  

でも、それだけで片付けるには、
少し雑な気がしていた。



以前の上司のことを思い返してみる。

最初は、普通にやろうとしていた。  

ちゃんと合わせようとしていたし、
噛み合わせにいっていた。

いわば「調整する」のフェーズ。

進め方を寄せたり、伝え方を変えたり。  

自分なりに、できる範囲で歩み寄っていた。



その上司は、よくこう言っていた。

「やり方は任せるよ」  
「新しいこともどんどんやっていいから」

だから私は、
その言葉をそのまま受け取っていた。

少しやり方を変えてみたり、  
別のアプローチを試してみたり。

ゴールに対して、複数のルートを考える。  

そのほうが、
より良い形に辿り着けると思っていたから。



でも実際には、

新しいことをやると、
あまりいい顔はされなかった。

進め方にも、考え方にも、細かく修正が入る。  

最終的には、
「これまで通りのやり方」に戻っていく。



「任せる」と言われていたはずなのに、

任されていたのは、  
“結果”だけで、

そこに至るまでの“プロセス”は、  
すでに決められていた。



ここで、ひとつズレがあったんだと思う。

上司にとっての「任せる」は、  
“枠の中で任せる”だった。

一方で私は、  
“枠ごと考えていいもの”だと思っていた。



次にやったのは、「割り切る」だった。

「この人はこういう人」  

そう思うことで、
無理に理解しようとするのをやめた。

“自由にやっていい”ではなく、  
“決められた形にどう乗せるかを考える仕事”
なんだと。



これで、ある程度は回るようになる。

だけど

それでも、残るものがあった。

小さな違和感。  
積み重なっていく、微妙なズレ。



最終的に取ったのは、
距離を取る」という選択だった。

関わり方を変える。  
必要以上には踏み込まない。

そう決めたとき、

正直に言うと、私は「楽になった」。

驚くくらい、シンプルに。



ただ、その一方で。

相手は、少しやりづらそうにしていた気がする。  
ストレスを感じているようにも見えた。



でも、今はこう思っている。

あのとき私がやったのは、  
関係を壊したことではなかった。

ただ、

自分が持ちすぎていたものを、
手放しただけだった。



「合う・合わない」という言葉で
片付けていたけれど、
実際には、
最初から合わなかったわけじゃない。

調整して、  
割り切って、  
それでも無理だったから、距離を取った。

そのプロセスの結果として、  
合わない関係」になっただけだった。



歩み寄ることは大事だけど、  
それが一方通行になったとき、
それはもう“関係”ではなくなる。



相手の価値観を尊重することと、  
自分を削ることは、同じじゃない。



すべての人と分かり合うことは、
たぶんできない。

でも、

どこまで歩み寄るか、  
どこで線を引くかは、

自分で決めていい



あのとき私は、

関係を壊したんじゃなくて、

自分の持ち分を取り戻しただけだった。



▶︎部下は静かに判断している

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あおい|仕事と本音のあいだ 仕事に子育て、アニメ。ごちゃまぜな日々の中でいつも何かを考え中です。日常のつぶやきですが、どこかで「わかる!」と共感してもらえたり、心に響くものがあればとても嬉しいです☺️ 良ければぜひ、応援よろしくお願いします🍀

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