渡欧に向けての下調べ③:フランス・パリという場所
渡欧準備に、色んな地図を見ていると、本当に空想旅行が楽しくなってきました(笑)。実際に旅行に行くのはもう少し先なのですが、地図を眺めていると、いろんなものが見えてきてとても楽しいです。前回までに、旅の前半で訪れる、スペインのバルセロナ・サラゴサという2つの街を紹介しました。今回は旅の後半、国が変わって、フランス・パリを地図上で旅してみたいと思います。(あくまで旅行の下調べですが(笑)。)(前回までの記事はこちら)
■1 フランスの地図サイト
フランスの地図サイト、色々探してみましたが、フランスの国土地理院にあたる、IGNという政府機関が出している、「ジオポルタイユ」という地図ポータルサイトが、とても面白いです。
この地図で見ると、パリという街は、ご存じの方も多いと思いますが、北海に向けて北に流れるセーヌ川が蛇行して流れる途中にある、フランス最大、ヨーロッパや世界から見ても有数の大都市であると言えます。

セーヌ川の長さは約400km、パリは約100km以上近く遡ったところにありますが、ヨーロッパの川は日本と比べて流れが穏やかなので、パリ付近でも標高は約60mです。
■2 パリの街
パリ市街に少しクローズアップした地図を見てみましょう。パリの街は、かつて城塞都市として知られていました。この地図にある、環状道路が、1830年頃に建設された、「ティエールの城壁」として知られる城壁があった場所です。今ではすっかり取り壊されて、その跡地が環状道路になっています。日本だと、人工河川が首都高になったのと結構似ているかもしれませんが(笑)、パリのほうがとても大きな城壁があったし、取り壊した跡は、環状道路にするのにはうってつけだったので、すごくよかったのでしょうね。

こちらは、1820年~1866年頃に作られた、参謀本部地図というものです。日本はまだ江戸時代ですが、もうフランスはパリの街を取り囲むように鉄道が走っています。放射状に各地に行く鉄道があり、環状線が相互を結ぶ形です。さすがに産業革命が早く起こった国は違いますね。まだこの時には、ティエールの城壁はできていないのでしょうか。

こちらが、もう少し昔、16世紀に作られた、カッシーニ地図という地図です。この地図は、世界で初めて三角測量を使って作られた地図です。伊能忠敬の地図よりもさらに100年以上昔にこんな地図が作られているとは、すごいですね。この地図を見ると、パリの市街地が一回り小さいことが分かります。パリの街は、最初から巨大だったのではなくて、セーヌ川を中心に、シテ島があり、その周囲の城壁都市だったのですが、何度かスクラップ・ビルドを繰り返し、大きくなったのです。

■3 パリとヴェルサイユとの関係
パリに訪れた時に行ってみたいのが、フランス革命前の王政の中心であった、ヴェルサイユ宮殿です。ヴェルサイユ宮殿は、1682年からフランス革命が起きる1789年まで、王政の中心にあった場所です。ヴェルサイユ宮殿のある、ヴェルサイユの街まで、パリの中心街からおよそ10km強くらいでしょうか。日本で言うと、京都に都があった時に、宇治の平等院が宮殿になった、くらいの距離感覚なのでしょうかね(笑)。

先ほどのカッシーニ地図で見た、両者の関係です。
そして、そのヴェルサイユ宮殿に行く鉄道ですが、最寄り駅が3つもあります。一番近いところにあるのが、正面に繋がる道の少し南側に駅を構える、Versailles Château Rive Gauche 駅、少し北側にあるのが、Versailles Rive Droite 駅、そして、少し南にあるのが、Versailles Chantiers 駅です。それぞれ、フランス地下鉄(SNCF)のパリ市街地を走るRERのC線、パリ郊外行きの、Transilien(トランジリアン)N線、L線で行くことができます。王宮があった頃は、鉄道は未開通だったので、ある意味観光鉄道なのでしょうね。Versailles Chantiers 駅は、長距離列車も立ち寄る駅(実際に、TGVなどの高速列車も停まります)、それ以外の2駅は、ヴェルサイユに行く観光鉄道の終着駅のイメージでしょうか。日本だと金刀比羅さんに行く鉄道が琴平を目指していたのと同じ感覚でしょうかね?

■4 オスマンによるパリ改造でできた美しい街
そして、パリと言えば、オスマンさんが19世紀半ばに実施した、市街地の改造計画。それまでの狭い路地を直線街路に改造し、凱旋門やシャンゼリゼ通りなどもでき、ルーブル美術館などの文化施設もできました。色々と周ってみたいと思いながら、あまりに広く、見るべきものもたくさんあるので、おそらく全然回り切れないくらいのボリュームがありそうだと思いました。
パリの市街地には、地下鉄と、SNCF(フランス国鉄)の近郊電車である、RERの線路が縦横に張り巡らされています。

フランスの地下鉄や鉄道は、「ナヴィゴジュール」という、様々な交通手段が使える、1日乗車券があります。これを使って色々と周ることをしてみようかな、と思っています。
■終わりに
フランス・パリの街は、とても広いので、数日間の滞在だけではとても回り切れないと思いますが、地図を見たら行ってみたいと思う場所がいくつも出てきました。そんな空想旅行を楽しんだ、旅行の下調べでした。。
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