第2章⑧ 私達の再出発
悪性と言われた後
私達は直ぐに受け入れて、とても冷静でした。
きっと、主人も私も何となく頭の隅では
悪性かもしれないと思っていたのかもしれません。
ナース室から出る主人の背中はとても立派に見えたんです。私には。
彼には癌と戦う準備が出来ている。
そうか、私も確り準備をしないといけない。
病室に戻る主人の後ろ姿を確り見ながら
私も一緒に戦う準備が出来た。
そして、ベビーカーの娘に視線を向けて私はこう思った。
「ママがパパとあなたを守るから大丈夫よ」
いつから、自分はこんなに強くなったのか分からないけれど、この日の覚悟は誰にも負けない自信で溢れていた。
病室に戻ると主人がピザが食べたいな。
って笑って言った。
私は急いでピザーラに行きテイクアウトしたピザを一緒に食べた。
「明日から、再出発だね」
「うん」
ピザを頬張りながら2人で覚悟を確かめ合った。
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